子どもが歩くために歩行器を使ってもよい?歩行器の使い方や注意点
歩行器のメリットと使うときの注意点
目線が高くなり刺激を受けて喜んでくれる
いろいろな変化を受けることができるため、歩行器に乗せたら機嫌がよくなることもあります。
さらに届かなかったところに手が届くので、いろいろなものに興味を持ちます。触りたい、つかみたいという気持ちも出てくるかもしれませんね。
ほかにも今まで自由に動けなかったのに、歩行器で自由に行きたいところへ自分で移動できるようになるので、赤ちゃんの動きたいという欲求も満たしてあげることができます。
おもちゃ遊びをするときや食事にも活用
テーブルがついているものもあり、食事のときに赤ちゃんを乗せて離乳食を食べさせることができます。じっとしていられない赤ちゃんに食事を食べさせるのは大変ですが、歩行器に乗っているときは体が固定されており、1人で抜け出すことができないため、赤ちゃんに食事を食べさせやすくなってママの負担も軽くなりますよ。
動き回って困る時期だけ使用すると決めて、歩行器を活用してみるのもよいかもしれませんね。
かならず見守って事故を防ごう
歩行器に乗ると赤ちゃんは自分の足元が見えないため、小さな段差や階段から落ちてしまうことがあります。タンスや棚に勢いよくぶつかって、上から物が落ちてくる危険もあります。
歩行器は重量があり赤ちゃんが移動しているうちに加速して勢いよくぶつかってしまったり、階段から落ちた際に歩行器に入っていることでより大きな事故につながったりする可能性が高いそうです。
進行方向に障害物があることも転倒につながりやすくなります。危ない場所にはガードをするなどの対策をとりながら、赤ちゃんのそばで安全を見守ってくださいね。
歩行器で考えられる事故について
上にきょうだいがいる場合は要注意
上の子が使っていた歩行器が便利だったので、下の子にも使わせたいと考えるママもいるでしょう。しかし上にきょうだいがいる場合は、さらに注意しなければなりません。
下の子が歩行器に乗って動いているのを見て、上の子が「押してあげよう」と思って歩行器や背中を押すことも考えられます。しかし歩行器がバランスを崩して前に倒れたり、正面から壁にぶつかったりすると危険です。
赤ちゃんが脳震盪を起こす可能性もあるのでくれぐれも注意したいですね。上の子にあらかじめ注意する、もしくは子どもから目を離さないなど心がけましょう。
ちょっとした段差で転倒することも
たとえば高さにしたら数cmもないような部屋の出入り口の段差や部屋を横断する電気コードなども、歩行器を使っている赤ちゃんにとっては障害物になりかねません。ちょっとした段差に歩行器のタイヤが引っかかって転倒するケースもありますよ。
赤ちゃんの目線にまで下がって、危険な段差はないか床上をしっかりとチェックするようにしたいですね。床上に置いた本なども段差になるので要注意です。
電気コードは赤ちゃんが足を引っかけることもあるので、できるだけ壁にくっつけるようにして配置したいですね。
海外では販売を禁止している国もある
アメリカでは禁止ではないのですが、幅が広いモデルのみ使用可能となっているようです。それだけ歩行器でのトラブルが多いということなのかもしれません。
フランスでは使用禁止ではないものの、歩行器をお店で見かけることも少ないですし実際に赤ちゃんが使っているという家庭の方が少ないようです。その分、手押し車を用意する親が多いようですよ。
このように、日本と違い海外では販売を禁止している国もあります。赤ちゃんを連れて海外赴任などする場合は、現地で使えるのか確認したいですね。
まとめ
デメリットを知って正しい使い方をすることで、様々なトラブルを事前に防ぐことも可能です。歩行器のよさを活かしながら、子どもを歩行器で楽しく遊ばせるようにしましょう。