就学前の子どもがいるママの為のWEBマガジン

就学前の子どもがいるママの為のWEBマガジン[teniteo]

赤ちゃんはどうして寝相が悪いの?動く理由を知って眠りやすい環境に

赤ちゃんはどうして寝相が悪いの?動く理由を知って眠りやすい環境に

赤ちゃんが快適で安全に眠れる環境作りを

寝冷え対策にはスリーパーが便利

赤ちゃんが暑くて動き回るのは仕方ありませんが、そのせいで布団から転がり出て冷えてしまうのではないかと心配になりますね。夏は冷房で、冬は気温の低さで冷たくなってしまいます。

また、動くことでお腹が出て下痢などになってしまわないかという心配も出てくるでしょう。腹巻という方法もありますが、これではお腹は守れてもほかの部分は温かくできませんね。

そこでおすすめなのがスリーパーです。スリーパーの素材には、綿毛布、ガーゼ、アクリル、タオル地、綿入れ、ダウン、キルトなどがあり、気温によって選択することができます。また、留めの部分はスナップタイプとファスナータイプがあり、乳児にはお着替えやおむつ替えが簡単なスナップタイプがおすすめです。

寝返り防止グッズの使用には注意が必要

赤ちゃんが寝返りするのは健康の証だということが分かりましたが、やはりママが目を離した隙にケガをしないかが心配ですよね。そこで「寝返り防止グッズを使ってみようかな?」と思われるママもいるでしょう。

赤ちゃんの寝返りを防止できればケガの心配がなくなり安心ですね。ただ、このようなグッズを使用するには注意が必要です。赤ちゃんを両側から固定できるクッションのようなグッズが多いですが、どのような動きをするのか分からないので、うつ伏せになったりクッションに顔が挟まったりなどで窒息してしまう可能性があります。

やはり安心なのはママが目を離さないことです。起こしてしまうかもしれませんが、赤ちゃんが寝ている部屋から移動するときは、一緒に連れて行くのがよいでしょう。

寝る場所の近くに家具や家電を置かない

ベッドでも布団でも気にしなければならないのは、落下物です。何かの拍子に落ちてこないように、タンスや棚の上には物を置かないようにしましょう。

また、ベッドで寝ているときは気にならないのに、畳などに布団を敷いて寝てみたら色々と気になってくる場合もあります。机などの脚、タンスや棚の角などは転がって行ったときにぶつけてケガをする危険がありますから、緩衝材(かんしょうざい)で保護しておくと安心ですね。

そして、忘れがちなのが電化製品などのコードです。布団のそばにあるコードに赤ちゃんの首が絡まってしまうなんてこともあるかもしれません。布団やベッドの近くに家電は置かないようにしましょう。

ほかには、低い位置にあるコンセント口にもカバーをしておくと安心ですね。

うつ伏せ寝のリスクを知っておこう

寝返りができない赤ちゃんは窒息のおそれが

0歳児が寝ている間に窒息死したという報告は、平成22~26年の5年間で160件あったそうです。そのため厚生労働省では生後1歳まではうつ伏せ寝をさせないことを奨め、消費者庁は赤ちゃんを仰向けで寝かせるように注意喚起しています。

赤ちゃんはハンカチが顔に掛かっただけでも窒息する恐れがあるため、布団やベッド脇にガーゼのハンカチを置かないようにといわれますね。それと同じように寝返りができない月齢の赤ちゃんは、何かの拍子にうつ伏せになってしまっても仰向けに戻れず、窒息死してしまうことがあるのです。

しかし、寝返りが打てるようになっただけではうつ伏せ寝での窒息を回避できるわけではありませんから、常にパパやママがうつ伏せにならないように見ているようにしましょう。

乳幼児突然死症候群のリスクを高める

うつ伏せ寝は窒息だけでなく、乳幼児突然死症候群のリスクが高くなることも知られています。乳幼児突然死症候群の発症は生後2~6カ月に多いといわれていますが、1歳以上の発症も見られるようですよ。

この病気は直前まで元気だった赤ちゃんが、寝ている間に突然亡くなってしまうというパパとママにとっては耐え難い悲しみをもたらすものです。その上、原因がはっきりとしていないことも育児中のパパとママにとっては不安を大きくする要因となっています。

しかし、研究結果で少しだけ分かっているのは仰向けで寝ていた赤ちゃんより、うつ伏せで寝ていた赤ちゃんの方の発症率が高かったということです。そのため、寝返りができるようになった赤ちゃんもうつ伏せ寝をさせないことが推奨されています。

顔が埋もれないよう固めのマットレスを使う

ベビー布団やマットレスは固めのものがよいというのには理由があります。

一つは、赤ちゃんがうつ伏せになってしまったときに窒息するのを防ぐためです。ママが見ているときに自然とうつ伏せになったときはすぐ元に戻せます。しかし、ママが見ていないときにうつ伏せになってしまった赤ちゃんは、自分では元に戻れないので柔らかい寝具が顔にフィットして口と鼻が塞がった状態になり息ができなくなるのです。

もう一つは、固めの方が正しい姿勢を保って寝やすいからです。柔らかいと赤ちゃんが自分体重で沈み込み、体が曲がってしまいます。そうすると、血流が悪くなり体温調節にも影響が出るようですね。

また、枕や枕代わりにタオル・クッションを使うのも窒息の原因になるため危険ですよ。

まとめ

赤ちゃんが眠ったままあちこち転がったり、布団を蹴飛ばして冷えてしまったりするとママは心配になりますが、この行動は成長の一環のごく自然なことなので何も心配はいりません。布団がはだけたり、寝返りをたくさんしたりしていたら「成長ホルモンがたくさん出て暑いんだな」と思うと安心できますね。

ただし、うつ伏せになってしまうのはよくありませんから、そうなっていないかパパやママは気をつけてくださいね。転がっていっても危険のない寝室作りや固めの寝具を用意して、赤ちゃんの快適な睡眠環境を整えましょう。
36 件

関連記事


  • テニ-とテーオ