赤ちゃんはどうして寝相が悪いの?動く理由を知って眠りやすい環境に
赤ちゃんが快適で安全に眠れる環境作りを
寝冷え対策にはスリーパーが便利
また、動くことでお腹が出て下痢などになってしまわないかという心配も出てくるでしょう。腹巻という方法もありますが、これではお腹は守れてもほかの部分は温かくできませんね。
そこでおすすめなのがスリーパーです。スリーパーの素材には、綿毛布、ガーゼ、アクリル、タオル地、綿入れ、ダウン、キルトなどがあり、気温によって選択することができます。また、留めの部分はスナップタイプとファスナータイプがあり、乳児にはお着替えやおむつ替えが簡単なスナップタイプがおすすめです。
寝返り防止グッズの使用には注意が必要
赤ちゃんの寝返りを防止できればケガの心配がなくなり安心ですね。ただ、このようなグッズを使用するには注意が必要です。赤ちゃんを両側から固定できるクッションのようなグッズが多いですが、どのような動きをするのか分からないので、うつ伏せになったりクッションに顔が挟まったりなどで窒息してしまう可能性があります。
やはり安心なのはママが目を離さないことです。起こしてしまうかもしれませんが、赤ちゃんが寝ている部屋から移動するときは、一緒に連れて行くのがよいでしょう。
寝る場所の近くに家具や家電を置かない
また、ベッドで寝ているときは気にならないのに、畳などに布団を敷いて寝てみたら色々と気になってくる場合もあります。机などの脚、タンスや棚の角などは転がって行ったときにぶつけてケガをする危険がありますから、緩衝材(かんしょうざい)で保護しておくと安心ですね。
そして、忘れがちなのが電化製品などのコードです。布団のそばにあるコードに赤ちゃんの首が絡まってしまうなんてこともあるかもしれません。布団やベッドの近くに家電は置かないようにしましょう。
ほかには、低い位置にあるコンセント口にもカバーをしておくと安心ですね。
うつ伏せ寝のリスクを知っておこう
寝返りができない赤ちゃんは窒息のおそれが
赤ちゃんはハンカチが顔に掛かっただけでも窒息する恐れがあるため、布団やベッド脇にガーゼのハンカチを置かないようにといわれますね。それと同じように寝返りができない月齢の赤ちゃんは、何かの拍子にうつ伏せになってしまっても仰向けに戻れず、窒息死してしまうことがあるのです。
しかし、寝返りが打てるようになっただけではうつ伏せ寝での窒息を回避できるわけではありませんから、常にパパやママがうつ伏せにならないように見ているようにしましょう。
乳幼児突然死症候群のリスクを高める
この病気は直前まで元気だった赤ちゃんが、寝ている間に突然亡くなってしまうというパパとママにとっては耐え難い悲しみをもたらすものです。その上、原因がはっきりとしていないことも育児中のパパとママにとっては不安を大きくする要因となっています。
しかし、研究結果で少しだけ分かっているのは仰向けで寝ていた赤ちゃんより、うつ伏せで寝ていた赤ちゃんの方の発症率が高かったということです。そのため、寝返りができるようになった赤ちゃんもうつ伏せ寝をさせないことが推奨されています。
顔が埋もれないよう固めのマットレスを使う
一つは、赤ちゃんがうつ伏せになってしまったときに窒息するのを防ぐためです。ママが見ているときに自然とうつ伏せになったときはすぐ元に戻せます。しかし、ママが見ていないときにうつ伏せになってしまった赤ちゃんは、自分では元に戻れないので柔らかい寝具が顔にフィットして口と鼻が塞がった状態になり息ができなくなるのです。
もう一つは、固めの方が正しい姿勢を保って寝やすいからです。柔らかいと赤ちゃんが自分体重で沈み込み、体が曲がってしまいます。そうすると、血流が悪くなり体温調節にも影響が出るようですね。
また、枕や枕代わりにタオル・クッションを使うのも窒息の原因になるため危険ですよ。
まとめ
ただし、うつ伏せになってしまうのはよくありませんから、そうなっていないかパパやママは気をつけてくださいね。転がっていっても危険のない寝室作りや固めの寝具を用意して、赤ちゃんの快適な睡眠環境を整えましょう。