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ワーママだけがすごいの?自分に合った選択で子育てを楽しむコツ

ワーママだけがすごいの?自分に合った選択で子育てを楽しむコツ

育児も家事も仕事もするワーキングマザー、通称ワーママ。一人三役こなすその姿はしばしば周りから「がんばっている」「すごい」といわれます。じゃあ外で働いていない自分はがんばっていないってこと?なんて悲しくなっている専業ママはいませんか。なんとなくモヤッとする気持ち、少し整理してみませんか。

ワーママを「すごい!」と思うとき

仕事・家事・育児をこなしていること

子どものおむつを替えて、プレゼンの資料を整えて、夕飯の献立まで考えているのですから、ワーママが一日にこなすことの内容はとにかく幅が広いです。

特に職場の同僚から「すごい」と思われるのは、昼間は一緒に同じ仕事をしているのに、出勤前には子どもの身支度を整えて保育園に行き、そして退勤後はまた子どものお世話と家事、というまさに馬車馬のようにフル回転している姿です。

さらに週末は子どもの習いごとに奔走しているか、たまった家事をひたすらまわしている、なんて聞けば「今日は憂さ晴らしに軽く一杯」「週末はリフレッシュをかねて日帰り温泉」なんて気ままな生活とはまったく無縁のワーママの生きざまには多くの人が畏敬の念すら覚えてしまうのです。

優先順位をつけて仕事をこなす

仕事と家事と育児。そのすべてに関わっているワーママが一日にやるべきことの量は尋常ではありません。

しかしいくらパワフルなワーママとはいえ、やはり生身の人間。体は一つですし、一日は24時間しかありません。

すると否が応でもワーママが身に付けていくのが、やるべきことの優先順位づけのスキルです。ものごとを「重要なこと」「緊急なこと」で順位づけしていき、もっとも重要でもっとも緊急の案件からとりかかっていくことを、もはや反射的にできるようになっていくのです。

この優先順位づけのスキルは「仕事のできる人」の必須スキルでもあります。常に時間に追われている環境だからこそ、どんどん研ぎ澄まされていく能力をもつワーママはやはり「すごい」のです。

働くことでイキイキしている

職場にもよりますが、大抵の場合は働いているときは「ママ」の顔は前面にはでないものではないでしょうか。ワーママの一日は子どもだけに目を向け、子どもだけに時間を費やしているわけではありません。

そうしてママ業以外の時間や役割をもつことはママ自身の視野も広げ、経験を豊かにし、子どもともほどよい距離感を保つことにつながります。

また育児は目に見える報酬があるわけではありません。それに対し、仕事は働きに応じた対価が支払われるもの。がんばりを認めてもらい、そして報酬を得ることで「自分が役にたっている」という自負をもつことができます。

こうした自覚と自信も、ワーママをイキイキとさせている要因の一つでしょう。

実はワーママも悩みを抱えている

子どもと過ごす時間が少なくなること

仕事をもつママの一番の悩みごと。それが専業ママと比べて「子どもと過ごす時間が少ない」ことです。

ずっと母乳で育てたいと思っていても、職場復帰の時期によっては卒乳時期を早めることもあります。子どもは朝はゆっくり寝かせてあげたいと思っていても、自分の出勤時間がせまれば叩き起こすしかありません。

また一緒に過ごす時間が短いことで、子どもの成長の瞬間に立会ったという実感が乏しくなりがち。初めて立った、歩いたというようなことも保育園の先生から聞かされ、仕方のないこととはいえ少し悲しくなったというワーママは多いものです。

子どもの成長は早く、決して後戻りはしません。今しかない「子どもと一緒の時間」を味わいつくせない葛藤がワーママには常にあるのです。

精神的にも体力的にも疲れる

仕事で嫌なことがあっても、子どもの笑顔に癒される。逆に子どもがイヤイヤ期でうんざりしていても、仕事では段取りよく進められてすっきりする。というのがベストですが、そう常にうまくはいきません。

あっちでもこっちでもストレスが溜まりはじめると、発散の場がなくなかなかキツイものです。

またとにかくやることの多いワーママ。どれほど効率的にすべてをまわしていっても体力的に負荷がかかるのは避けて通れません。

年齢とともに疲れが抜けにくくなり、本来であれば夜早めに寝れば治るような軽い風邪でも、朝から晩までかけずりまわっているワーママにそんな時間はなかなかありません。結果的に、軽い風邪でもなかなか治らずに長引かせてしまうことだってあるのです。

周囲からの理解が得られない

「育児休暇の取得」や「時短勤務の活用」は労働者の権利ですが、多かれ少なかれ職場では肩身が狭い思いをするものです。

自分が抱えていた案件も、出産時期によっては別の担当者に引き継ぎます。どれほど繁忙期であっても「お先に失礼します」とオフィスを後にします。それは「本来自分がやるべきだった仕事を、別の誰かにやってもらっている」ということにほかなりません。

そうしたことを周囲が常に理解をもって受け入れてくれる、とは限りません。仕事のしわ寄せがくるのは迷惑、打合せの時間をいつも時短の人に合わせるのは不公平、という声が現実にでることも。

また世代間ギャップもあり、専業主婦層が圧倒的多数であった世代などから「子どもがかわいそう」などといわれることさえあります。

ワーママも専業主婦もそれぞれ大変

子育てには休みがない

子育てに夏休みはありませんし、ましてや週休二日制でもありません。有給休暇も残業手当も昇給もない、企業でいえば超ブラックでしょう。

また先が長いのも子育ての大変さを助長します。産まれたてのころは、歩き始めればラクになるかな?と思っていても、いざその段階にくればまた別の苦労があるものです。

子育ての大変さは時間の長さだけではありません。一人の命を預かる、という責任の重さと絶え間なく向き合うプレッシャーも相当なものです。

「病院に連れて行ったほうがよいのか、様子を見たほうがよいのか」、「救急車を呼ぶべきか、呼ばないべきか」。そうした決断をせまられる事態が唐突にやってきます。それも子育ての重さの一つです。
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