共働き家庭の間取りは効率命!使いやすい動線で快適ハウスを目指そう
共働きのご家庭が、念願のマイホームを建てよう!となったとき、どこにまず力をそそぐでしょうか?働いているママが、いかに効率よくキッチン、ダイニング、そしてお風呂やトイレなどの水回りを使えるか。その導線を確保するために間取りを考えるのは重要です。どんなことに気を付けて検討したらよいかまとめました。
【家事編】効率のよい動線を考えよう
一階にファミリークローゼットを作る
ファミリークローゼットとは、家族全員の衣類などをすべてまとめて収納するところです。
ファミリークローゼットを作ったら何が便利なのでしょうか。例えば、干した洗濯物をたたんでしまおう、となったとき、家族全員の衣類が1カ所にまとまっていればとても便利ですよね。外から帰ってきてお着替えをする、となったときもリビングですぐにお着替えができます。
子どもが小さいうちは特に便利に使えるファミリークローゼット。ぜひ間取りに取り入れることを検討してみてください。
まとめ買いを想定してパントリーは必須
共働きのご家庭だと、どうしても週末にまとめてお買い物をすることが多くなると思います。常温でおいておける食料品や飲料水など、まとめ買いをしたたくさんの品物もパントリーがあれば収納できます。
雑然としがちなキッチン周りですが、できるだけスッキリとしておきたいですよね。パントリーには食品のほかにも、食器やホットプレートなどの調理器具、常温で保存できる野菜類なども収納できます。
新築を考えているのであれば、パントリーを設けてみてはいかがでしょうか?
キッチン横のダイニングで配膳楽々
最近は、キッチンからリビングが見渡せる対面式のおうちをよく見かけます。料理や洗い物をしているときに、リビング全体の様子がわかる対面式は魅力的です。しかし、対面式だとお料理を配膳する際、キッチンからぐるっと回って配膳するようになります。
横並びであれば、お料理を作ってすぐに横のダイニングテーブルに並べることができるし、食べた後もお皿をすぐにキッチンに運べます。ただ、横並びキッチンは配膳は楽ですが、キッチンとダイニングの間取りを広くとる必要があるので注意しましょう。
双方のメリット・デメリットを比べて、自分たちに合った配置を選びましょう。
【家族編】限られた広さを最大限に生かそう
適材適所の収納で家族の荷物の迷子を防ぐ
収納は、適した場所に適したものを収納することが大切です。間取りを考える際、できるだけ収納スペースを作ることをおすすめします。収納にもいろいろな形があって、こんな収納は必ず作った方がよいというものはありません。
各家庭ごとに必要な収納スペースは違います。しまうものの種類や量によってどんな収納スペースが使いやすいか異なってくるからです。
収納スペースを考えるときに、まず我が家の「物」について、どんなものがどのくらいの量あるのかをチェックしてみてください。いらない物を処分するのにもよい機会になると思います。
リビングダイニングを一体化する
リビングとダイニングの関係性ですが、それぞれが分かれてしまっていると、リビングにいる人とダイニングにいる人に分かれてしまいます。
家族がみんなで同じ空間にいられるように、リビングとダイニングは一体化することをおすすめします。一体化とは、リビングとダイニングを仕切らず一部屋にしてしまうということです。
最近では、リビングとダイニングを一体化させる家具が多く販売されています。特に子どもがいるご家庭におすすめなのが、ソファダイニングです。食事をとったり、テレビを観たりと家族がそろう空間にぴったりだと思います。
洗面台は朝の混雑を考えて大きめにする
そこで混雑を解消する方法として、洗面台を一つではなく複数設置してみてはどうでしょう。洗面台そのものを複数台にするのもいいですし、スペースを広めにして洗面ボールを2台作るのもよいですね。
洗面台のカウンターを通常より長めにして、鏡も長めに大きめのものを設置し、洗面ボールを2台設置。親子並んで歯磨きをする姿、想像すると楽しそうです。
広めにスペースをとることが難しいのであれば、一階と二階に洗面台を作ってもよいと思います。片方を子どもでも届くよう低めに作れば、椅子を使ってドレッサーとして使うこともできます。
【子ども編】居場所をいっぱいつくろう
複数の子ども部屋は成長したら個室にする
例えば、新築の際には大きい部屋を家族全員の寝室にし、子どもたちが成長したら、間仕切りをしたり、リフォームをして壁を作ったりすれば、個室として利用できます。子どもたちが独立をすれば、夫婦の個室としても利用できます。
最初から個室にすれば、子どもたちが大きくなってから間仕切りを作ったり、壁を作ったりする必要もなく経済性もあるとは思います。しかし、子どもたちが独立してからのことを考えると、使わない個室がいくつかあるよりも、大きいお部屋があった方が利便性が高いので、検討の余地はありますよ。