共働き夫婦で子育てをしていくポイントは?現状をうまく乗り切るコツ
共働き家庭の割合は年々増えており、今では半数以上が共働き家庭となっています。時短勤務など、育児との両立を支援する制度や風潮はできつつありますが、やはり仕事と家事・育児の両立は体力的にも精神的にも負担が大きいものです。ここでは、夫婦で協力して仕事と家事・育児をうまく両立するための方法について、紹介します。
共働き家庭の現状と傾向を知ろう
共働き家庭は増えている!
その要因は複数ありますが、まずは男女雇用機会均等法が施行され、女性も男性同様に活躍できる社会になってきたことがあげられます。ほかにも、かつては男性の収入だけで生活ができていたが、最近では共働きでないと家計を維持できないという理由で共働きを選択する家庭も多いですね。
女性も働くのが当然になってきてはいるものの、依然として家事や育児は女性の仕事という価値観が残っているために、負担が女性に集中してしまうことが問題視されています。
共働きにはパパや同僚の協力が欠かせない
まずは一番の理解者であり頼る相手として、パパと育児の分担をしましょう。保育園への送り迎えや夜の寝かしつけなどをパパがやってくれるだけで、ママはその時間を家事や仕事に充てることができます。
仕事で朝早く帰りも遅いような場合は、子どもが寝た後でもできる洗い物や洗濯物の片づけなど、できる範囲で家事をお願いしてみるとよいでしょう。
また、子どもが小さいうちは特に、急な体調不良などで仕事を休まないといけない場面もでてきます。上司や同僚には自分の状況を共有し、協力を仰ぐようにしてくださいね。
共働き家庭を支えるサービスも増えている
家事や育児を外注することで時間を作り、仕事に集中したり子どもとの時間に充てたり、ときにはリフレッシュの時間に充てたりするのもよいでしょう。共働きで家事と育児を両立するには、頑張りすぎないための工夫も必要です。
ほかにも、普段の家事を少しでも楽にするために、食材の宅配サービスや食洗器、乾燥機付き全自動洗濯機、ロボット掃除機といった便利家電を取り入れてみるのもよいですね。
共働き夫婦が見直す家事や育児のポイント
共働き夫婦で行うタスクはなにがある?
特に、保育園に関連するタスクの量は通う保育園によって大きく差が出てきます。なかには、定期的にお弁当を作る必要があったり、平日に親が参加する行事があったり、保護者会の活動があったりと、親の負担が大きい保育園もあります。保育園が決まったら、復職前に一度確認してみてくださいね。
子どもの体調不良のときの対応も含めて、育児に関するタスクを夫婦でどのように分担するかは一度よく話し合っておくとよいでしょう。
夫婦での家事育児の分担は臨機応変に
分担はしても、どうしても疲れていてできないときもありますよね。役割分担をあまり厳密に決めていると、自分ができないとき相手にお願いしても、「それは自分の役割でない」とやってくれず、互いの不満につながってしまいかねません。そのため、あえて分担は厳密に決めないことが円満のコツともいえます。
最初に決めた役割分担にこだわりすぎず、「今日は疲れているから、これを代わってもらってよい?」とお互いの状況を共有しながら協力しあって臨機応変に分担したいですね。
手抜きをしてもOK!心の余裕をもとう
忙しさと疲労が心の余裕をなくし、常にイライラしたり、子どもやパパに笑顔で接することが難しくなったりしてしまうかもしれません。毎日をなるべく笑顔で過ごすためにも、ときには手を抜く勇気も必要ですよ。
少しくらい部屋が散らかっていても、たまには外食やお惣菜で済ませてしまっても、問題はありません。むしろ、笑顔で家族と接する時間が増えることの方が大切です。家族そろって外食をしたり、休日に家事代行を依頼して、その時間を家族の時間に充てたりしてもよいですね。
子どもとの時間を増やす新たな選択肢も増加
企業が積極的に採用中の「リモートワーク」
育児や介護と両立しながら働く人が増えたことや、自宅でもパソコンがあればテレビ電話などを使って打ち合わせができるなどハード面もリモートワークを可能にする環境が整ってきたために、リモートワークが積極的に採用されるようになってきています。
リモートワークをすることで、通勤時間を短縮またはなくし、限られた時間で最大限の仕事をすることが可能となります。ほかにも、急な保育園からの呼び出しに対応できるなど、子育て中のママにはメリットがたくさんあります。