子どものいる共働き夫婦の残業!その影響と対策やお迎えの対応方法
子どもを保育園に預けながら、共働きをしている夫婦も多いと思います。仕事をするうえで、残業をすることは珍しいことではありませんが、子育てをしながら残業になった場合の対策にはどのようなものがあるのでしょうか。また、子どもへの影響も気がかりですね。残業による影響や普段からできる対策を考えてみましょう。
保育園の預かり時間と残業による影響と対策
19時ごろまで預かってくれる保育園が多い
夫婦がともにフルタイムで勤務している場合は最長11時間まで預けることが可能です。ママがパートタイムで働いている場合は、最長8時間まで預けることが可能ですよ。
保育園によって多少の時間の差はありますが、標準保育時間は〇時から〇時と設定されていて、その時間より早くから預けたり、お迎えが遅かったりすると、延長料金が発生する場合があります。
残業で親子の時間が減り子どもが不安定に
パパやママの残業は子どもへどのような影響があるのでしょうか。ある調査では、パパやママが1週間に60時間以上の勤務をしている家庭では、残業で親子の時間が減ることが原因で、子どもが精神的に不安定になりやすくなるというデータが出ています。
主に親子のコミュニケーションが必要な時期である、5~10歳の子どもに影響がでやすいようです。仮にパパだけが残業していても、パパの育児へのサポートが少ないとママの負担やストレスが増えてしまいます。ママがストレスを抱えていると子どもが不安定になってしまうのは納得できますよね。
子どもの気持ちを考えると退職や転職もあり
思いきって退職して、親子のコミュニケーションが大切な時期の子どもと、一緒の時間を楽しんでもよいでしょう。しかし、フルタイムで働いていた収入がまったくなくなるのは、家計にとってダメージがありますよね。
そんな場合は、家から近い会社や、勤務時間が短い会社、ほとんど残業がない会社への転職を考えてはいかがでしょうか。なかなか、条件に当てはまる会社にめぐりあうことは難しいかもしれませんが、子どもの気持ちが安定し、充実した生活をするために検討してみるのもよいかもしれません。
共働きで残業があるときの子どものお迎え
ママだけじゃなくパパにも協力してもらう
「保育園の送り迎えは、ママがするもの」と思っているパパやママは、まだまだいるようです。しかし、実際はパパが送り迎えをするケースも増えていて、帰宅時間が遅くなりがちなパパの場合、保育園へ子どもを送ってから出社するなどの工夫をしているようですよ。
家庭で役割分担をする中で、家事が苦手なパパでも保育園の送迎なら、家事にくらべて負担を感じずにすむのかもしれません。また、保育園の送迎を交代制にしている夫婦もいるようです。
送迎の担当を決めることで仕事にメリハリがつき、よい影響があるかもしれませんね。
祖父母など周囲の頼れる人にお願いする
仕事を始めることになったとき、事前に、夫婦がともに残業になった際は助けてほしいということを祖父母に伝えておくと、スムーズに受け入れてもらえるのではないでしょうか。祖父母も、孫に会えるので快く引き受けてくれるかもしれませんね。
子どもがある程度のことを1人でできるようになると、保育園のママ同士で助け合うことも可能かもしれません。保育園のママ友の自宅で預かってもらう場合は、相手の生活リズムを崩さない範囲で頼めるとよいですね。
延長保育やファミリーサポートを利用する
またファミリーサポートは、パパやママが残業などで時間どおりにお迎えに行くことができない場合などに、パパやママに代わって保育園の送迎や、保育園後の預かりなどを行ってくれるサービスです。料金は地域によって差がありますが、1時間600~800円の場合が多いですよ。
ファミリーサポートとして活動するには条件があり、研修会なども行われているので、知らない人に預けるのが不安という方にも安心して利用できるシステムです。利用するかは別として、登録だけでもしておくと安心ですね。
急な残業に備えて普段から準備できること
夫婦で話し合ってお迎えルールを決める
例えば、夫婦でお互いの仕事の進捗状況や、その後の仕事の予定などを報告しあうのはいかがですか。
パパの仕事の状況から、ママが残業しても差し支えない曜日を「〇曜日はママが残業する曜日」というように決めて、その曜日の保育園へのお迎えはパパの番というように明確にルール化し、助け合うことで、子どものお迎えや仕事に専念できるのではないでしょうか。
最近では、パソコンやスマホなどを使い、インターネット上でスケジュールを共有している共働き夫婦が多いようですよ。