海外の事例から見る働き方改革！日本の労働環境との違いを知ろう

2019,3,3 更新

会社だけではなく自分を大切にする重要性

日本の転職率は、欧米に比べて半分以下だといわれています。それは、日本では終身雇用制度や年功序列の賃金体系が依然として残っていることが原因です。

欧米ではキャリアアップをするためには転職は必要だと考えられていますが、日本では会社への忠誠心が強いことを美徳と考え、自分を犠牲にしてでも会社に貢献しようと考える日本人が多くいます。

働き方改革を考える上では、会社だけではなく自分を大切にすることも重視すべきではないでしょうか？

例えば、勤務時間後に仕事のスキルアップに努めたり、仕事は勤務時間内で終わらせてその後は自分の趣味の時間として使ったりしている人がいます。このように、自分の生き方や働き方は自分で選択できる社会へと変わりつつあるようです。

働き方改革はまだ成功とはいい切れない

2016年に政府が働き方改革の政策を打ち出してから、多くの企業でさまざまな取り組みが行われてきています。しかし、成功したという企業はまだまだ少ないのが現状です。

働き方改革がなかなか成功しない原因の一つは、私たちの意識にありそうです。働き過ぎの問題にしても、何をやっても残業時間を減らすことなんかできないと初めから諦めている人が多いのではないでしょうか。

また、私たち日本人には「誰かがやってくれる」という他人任せな意識も根強く残っています。さらに、成功事例に対しても「自分たちとは違う」という意識が強くて、成功事例から学んで取り入れようとする積極さもあまり見られません。

私たちの働き方を変えていくためには、何よりも意識改革が必要です。

まとめ

今日本で進められている働き方改革は、子育てをするママ、パパにとっても大切な改革です。これまでにも多くの企業でさまざまな取り組みが行われていますが、海外での働き方を知ることで自分たちが働いている会社の課題や改善点が見えてくるかもしれません。

海外には労働時間貯蓄制度や親休暇法など、働くママ、パパにとっては多様な働き方ができる仕組みがいくつもあります。日本でも、労働者それぞれが求める多様な働き方ができるようになるとよいですね。