ママの再就職を成功させよう!面接の壁を乗り越えるコツとポイント
「妊娠や出産をきっかけに退職、そろそろ再就職したい」と思っていても「ブランクがあって不安」「時短勤務などの希望は伝えていいのか」「子どもの体調による早退・欠勤をどう思われるか」と不安が尽きませんよね。この記事では、再就職を望むママが面接で自信を持てるよう、よく聞かれる質問や心構えをご紹介します。
再就職の面接でママが不安に感じること
仕事の融通が利かないことは不利になる?
条件によっては「融通が利かない」と感じられてしまうことがあるかもしれません。ですが、自分にとって無理な条件を通すことで、両立が難しくなる可能性がありますよ。結果、職場に迷惑がかかったり、短期間で辞めざるを得ない状況になったりするかもしれません。
就業後のトラブル回避と、仕事と家庭の両立のために、自分の中で優先順位を付け、対応できない条件や譲れない条件は、正直に伝えるようにしましょう。
時短勤務など自分の希望は通せるのか
面接の場で伝えるのは、就業後、勤務時間や勤務日に影響してくる最低限のことに留めるとよいでしょう。例えば「すでに決まっている園行事を理由とした欠勤の予定」や「子どものお迎えの時間から逆算した希望の退勤時間」などです。
伝える際には「長く勤めたいので…」「合否のご連絡をいただいた後にご迷惑をおかけしたくないので…」などと、先方に配慮した言葉を添えるとよいですね。
ブランクがあってどこにも採用されないかも
ある人材紹介会社の再就職支援担当者は「主婦は、ブランクを取り戻そうと意欲的。育児で習得した忍耐力や向上心がある人が多く、離職につながりやすいライフイベント(出産)がいち段落しているため、離職リスクが低い」と語ります。
また、主婦向けの求人媒体を扱う会社の担当者は「ママ友作りで培ったコミニュケーション能力に優れている。ブランクがあってもPC操作や電話応対など基本的なビジネススキルは充分役に立つ」と話していました。
このように人材サービス・求人のプロが評価する「ママならではのスキル」が多くあるのです。自信を持って面接に挑みましょう。
面接でママが最も多く聞かれる質問は?
なぜうちの会社を選んだのか
また「子どもを持つ先輩社員が多数活躍されており、時短勤務でもきちんと評価をしてくれる点に魅力を感じています」「無駄な残業をしない、業務時間内で終わらせる、という社風にも共感しました」など、外せない勤務条件と合致している点を絡めて話すと、自分の理想とするワークスタイルが伝わりやすくなりますね。
残業や休日出勤が発生した場合はどうする?
「できる」と回答したほうが、確かに面接官の心象はよいでしょう。ですが「採用されないかも」と不安になるあまり、安易に「できる」と答えてしまうと、就業後のトラブルにつながりかねません。
対応できる場合にも、就業後に認識違いが生じないように「延長保育の最終が◯時までなので、1時間程度の残業であれば可能」「夫の仕事が休みである隔週土曜日なら出勤可能」など、できる「理由」と「程度・頻度」をハッキリと伝えることが大切です。
面接で明確な回答ができるように、家族の協力の可否や延長保育の利用状況などを事前に確認しておきましょう。
子どもが急病のときの家族の協力について
あらかじめ、家族のサポート体制や病児保育・ファミサポ利用の準備をし、緊急時の対応をイメージしておくとよいですね。
「実家が近く、母が子どもを迎えに行くなどサポートをしてくれます」「私が対応せざるを得ないのですが、ファミリーサポートと病児保育の登録をしているので、欠勤が続くことはありません」など、緊急時の体制を具体的に伝えられれば、面接官に安心してもらえ、むしろ、しっかりした印象を与えられますよ。
面接の前に心に留めて欲しい大切なこと
本番に備えて準備は万端に
想定される質問への回答集や自己PR文を自分なりに作成してみましょう。自己PR文は、志望動機や仕事への意欲や目標を織り交ぜながら、1~2分程度にまとめるとよいですよ。ネガティブな発言や、志望動機に条件面ばかりを挙げるのは避けましょう。
パパや家族に手伝ってもらい模擬面接をするのもよいですね。当日は、些細なことでも緊張して慌ててしまいがちですし、ブランクがある分、ドアのノックの回数やお辞儀の角度など、細かい所作を忘れてしまっていることもあるでしょう。模擬面接は、面談部分だけでなく、入室から退室までの一連の流れをおこなってみるのがおすすめですよ。