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妊娠初期の働き方のコツは?職場への妊娠報告時期や気をつけたいこと

妊娠初期の働き方のコツは?職場への妊娠報告時期や気をつけたいこと

仕事をもちながらでも妊娠、出産がしやすい時代となってはきたものの、いざ自分がそういった立場になると不安に感じてしまうのは当たり前のことです。けれどやっぱり仕事は続けたいと感じたときに、どうしたら仕事をしながらうまく乗り越えていけるのでしょうか。初期だからこそのリスクやコツを知り、考えていきましょう。

妊娠初期の働き方のコツは?職場への妊娠報告時期や気をつけたいこと

命に関わることもある異常妊娠

妊娠の可能性がある場合、検査薬で確認をします。もし陽性の反応が出たら早めに産婦人科を受診しましょう。

妊娠には正常な妊娠と、そうではない妊娠があることをご存知でしょうか。産婦人科に行くとまず尿検査と超音波で妊娠の有無を確認します。

病院に行くタイミングが早すぎるとまだわからないこともありますが、一般的にはこのとき子宮の中に胎嚢があり、胎芽と心拍が確認できれば正常な妊娠です。しかし子宮外に着床してしまう「子宮外妊娠」と、胎盤をつくる絨毛細胞が異常に増殖してしまう「胞状奇胎」の状態が確認できると、その妊娠は異常妊娠という診断になります。

これらのトラブルは命に関わる症状に発展しかねません。まずはしっかりと確認を行いましょう。

流産は妊娠期間中のうちに約15%で起こる

初期の妊娠で心配になるのは流産です。妊娠22週より前に妊娠の状態が終わってしまうことが流産と呼ばれる状態に当てはまります。

流産は全妊娠の約15%で起こるといわれています。そのうち妊娠12週までの流産を初期流産、もしくは早期流産と呼びます。

週数別にみると、流産全体のうち妊娠5~7週で起こる割合が約44%、8~12週で起こる割合が約48%です。初期の流産はそのほとんどが受精卵になんらかの原因があって偶発的に起こるものですので、あまり考えすぎない方がよいでしょう。

とはいえ胎盤ができる15週目くらいまでは流産しやすい時期といわれていますから、気を配れるところはきちんと気を配っていくことが大切ですね。

ママと赤ちゃんに必要な葉酸が不足する

妊娠を望んでいる人ならご存知の方も多い葉酸という栄養素。この葉酸は代謝と関係が深く、妊娠初期の赤ちゃんの発育にとって大切だといわれています。

妊娠初期の赤ちゃんは細胞が活発に分裂を繰り返していく時期です。そんな時期に必要な量の葉酸がないと、赤ちゃんに「神経管閉鎖障害」などの先天性疾患が起きる危険性が高まってしまうともいわれています。

また、葉酸はお腹の中の赤ちゃんだけではなく、生涯を通じて誰にでも必要な栄養素でもあります。しかしその認知度は低く、意識して葉酸を摂取されている方は少ないかもしれません。

葉酸が重要な初期の頃の赤ちゃんはもちろん、ママ自身にも栄養が足りなくなることがないように配慮しておきましょう。

会社への報告時期や働き方のコツを知ろう

会社への報告は病院で確認してからが多数!

先輩ママたちが会社へ報告した時期の中で多かったのが、病院で確認をしてからのタイミングです。病院で確認する前に会社へ報告をすると、万が一初めての受診で妊娠の状態に異常があったときに、すぐまた悲しい報告をしなければいけなくなるからというのが理由のうちに挙げられています。

初めての受診の頃はつわりをはじめとする妊娠時に特有の不快症状があらわれやすい時期でもありますから、病院で確認後はあまり時間をおかず会社に報告しておくと、妊娠と仕事の両立がしやすくもなるようです。

ときには体調によって特別な配慮が必要になる場合もあります。病院で妊娠が確認できたら、急な体調の変化に備えて周囲の理解を早めに得ておくとママ自身の安心にもつながりますね。

勤務時間や勤務内容を上司と相談する

妊娠中は妊娠前のように動けないこともあります。また妊娠であらわれる不快な症状は人それぞれですからほかの人がどうだったかは関係ありません。

ほかの人と比べて自分の症状を必要以上に我慢することもないのです。勤務の時間帯や内容に無理をして体調が悪くならないように、自分の状況を上司に相談するようにしましょう。

急な体調不良などで迷惑をかけることもあるかもしれませんから、誠意をもって丁寧に伝えておくことが大切です。妊娠や出産を理由に働く女性が不利益を受けないようにする為の、「母性健康管理措置」などの決まりがあることはご存知でしょうか。

必要に応じた時差通勤の申し出や、休憩についての相談も可能です。無理のない環境を整えましょう。

つわり対策の体験談を参考にしよう

つわりは約80%のママが経験する症状です。個人差がありますが4~7週頃からはじまるママが多く、それからしばらく悩まされることになります。

長い妊娠期間ですから、つわりとうまく付き合いながら仕事をしたいものです。そんなときには、インターネットで先輩ママたちの体験談を探してみるのもよいですね。

空腹になると気分が悪くなるつわりにはデスクの引き出しにしのばせた飴やガムで乗り切ったというママや、においに敏感になるつわりにはマスクをすることでしのいだというママなど、体験談ならではの身近な例がたくさんあります。

つわりの種類にはいろいろありますが、膨大な量の体験談の中でしたら自分と似た症状の方を見つけ出すことができるかもしれませんよ。

妊娠初期の働き方で気をつけたいこと

上司には早めに報告しよう

妊娠の報告は、まず直属の上司にするようにしましょう。直属の上司はあなたの仕事を管理されている方だと思います。

妊婦健診に行かなければいけなかったり、体調によっては通勤時間をずらす措置をとってもらったりということもあるでしょう。そんなときに仕事の割り振りなどを行うのは直属の上司のはずです。

妊娠中はつわりや体調不良で思うように力が発揮できない日もあります。そんなときに周りからの理解があるとフォローもスムーズですので、自分ができることと今は少し難しいことをしっかりと相談して今後の働き方について確認していきましょう。

迷惑をかけることもあるかもしれませんが、迷惑を小さくすることは可能です。誠意をもって相談していきましょう。
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