共働き家計なのに赤字?原因と対策を考えて黒字体質になろう
共働き世帯は年々増加し、最近では日本の夫婦のうちの60%ほどは共働きだという調査結果もあります。共働きになると当然世帯年収は増えますよね。しかし、なぜか赤字が出てしまう…という悩みを持つ人はいませんか?今回はその悩みを解決し、黒字体質になるための方法を紹介していきます。
共働き家庭が赤字になりやすい原因
夫婦それぞれの収入を把握していない
なぜこのタイプが危険なのでしょうか?夫婦で家計を分担して支払うのは一見、分かりやすくすっきりと管理できているように見えます。
しかし、黒字体質になるための極意は「世帯収入と支出を正確に把握すること」にあります。家計を分担するタイプはお互いの収入と支出が把握しにくい場合がとても多いのです。
そのため、お互いの財布事情が自由になりがちです。それが細々とした支出をお互いが把握していないことに繋がり、お金が貯まりにくくなってしまうのです。
支出の内容を把握していない
銀行の口座を分けていないタイプの家計管理をしている場合は、特に注意が必要になってきます。なぜなら収入(給与、賞与など)と支出の引き落とし口座を一緒にしてしまった場合、月単位で見たときに赤字になっているのに気づかない場合もあるからです。
毎月必ずかかる固定費、臨時の支出(慶弔に関わるお金など)をいくら使ったのかを把握することが赤字体質を脱出する一歩になります。足りない分を貯金やクレジットカードで補填してどうにかなっていても、赤字になっているのは間違いないのです。
高額な保育料が大きな負担になる
また、子どもが小さければ小さいほど保育料は高くなり、出産後に働き始めても保育料で給料の半分が消えていくママも多いでしょう。認可外保育園であればさらに負担額は多くなる傾向にあります。
フルタイムで働いたときの家計の負担を考えながら、保育園をどう利用していくかを相談するのもおすすめです。時短勤務、保育園より認定こども園である幼稚園を利用する方が安くすむ場合もあります。
思い切って一度仕事を辞めてしまうのも一つの選択肢です。ママと子どもにとって一番よい方法を、パパも一緒に考えられたらよいですね。
赤字体質から脱却するための対策
大きな出費になる固定費を見直そう
住居費は思い切って安い物件に引っ越すこと、ローンを組んで家を購入している人は定期的に利率の見直しをすることでも大きく変わってきます。通信費も格安スマホを利用する、家にWi-Fiを導入するなどで月々の支払が安くなる場合もあるのです。
任意保険と車にかかる費用の見直しは、まず自分たちにとって本当に必要なのかどうかを考えるところから始めてみましょう。任意保険はたくさんの商品があり、今は自分で保険の内容を組み合わせるタイプもあります。
できれば一度ファイナンシャルプランナーに診断してもらうのがおすすめです。
お互いにお小遣い制にする
節約ばかりに気を取られ、我慢や無理を続けていくと不平や不満もその分たまってしまいます。お金を貯める楽しさを実感するためにも、お小遣いを決めておくのはよいことです。
ここで注意しておきたいのは、臨時収入があった場合などは家計に入れるのか、お互いのお小遣いに加えるのかなどイレギュラーな収入をどう仕分けするかということです。そのほかにも飲み会や慶弔にかかる費用のことなどは相談しておきましょう。
子どもの習い事は厳選することも大切
しかし、その習い事はどうしても今必要なものかを見直すことも重要です。「周りも習わせているから…」「なんとなく…」といった理由で続けている習い事はありませんか?
「子どものやりたいことをさせてあげたい」と思うことはもちろん大切なことです。しかし、一度見直してみれば「小学校にあがったら役に立つから」「受験のときに役に立つから」という漠然とした将来の備えが理由になっている習い事があるかもしれません。
共働き家庭が黒字体質になるためのコツ
貯金をするための目標を決める
貯金する目的や目標の金額を具体的に決めておくと、お金を貯めるモチベーションも上がります。また、共通する目標を設定することで夫婦で同じ方向を向いて努力しやすくなるのです。
貯金する目的や目標金額は、ライプランを組み立ててみると設定しやすくなります。マイホームのためなのか、子どもの教育資金のためなのか将来のことを話すときに一緒に話し合えたら理想的です。
「貯金のために節約!」だと息苦しく感じてしまうことがあっても、目標や夢についても話し合いながらだと楽しくなりますよね。