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仕事と育児で悩むシングルマザーへ!うまく両立して問題を解決しよう

仕事と育児で悩むシングルマザーへ!うまく両立して問題を解決しよう

シングルマザーとして日々頑張るママは、仕事も家事も育児も全部一人で抱え込み、両立に悩むことも多いと思います。子どものためにもしっかりと働いて収入を得る必要がある一方で、子どもに寂しい思いをさせないように気を付けてあげないといけません。ここでは、そんなママのための両立のヒントについてまとめました。

日本のシングルマザーの現状を知ろう

1年あたりの平均収入は?

シングルマザーの心配事の一つが経済面。特に、共働きからシングルマザーになった場合などは、今までの二馬力の収入からママの収入だけになってしまい、今後の生活に不安を覚えるママも多いのではないでしょうか。

平成28年度の厚生労働省の調査によると、シングルマザーの平均収入は約200万円。この金額に支給される手当などを含めて、約243万円がシングルマザーの平均収入といわれています。

金額だけみると、少ないと感じる人も多いと思いますが、これでも5年前の同様の調査結果と比較すると、20万円ほど増えています。シングルマザーが経済的に安心して生活するためには、勤労収入以外にも、養育費や公的な手当や助成金をうまく使っていきたいですね。

約8割が養育費をもらっていない

シングルマザーにとって、養育費の存在は非常に大切です。そもそも、養育費とは親の扶養義務に基づき、子どもが自立するまでに必要な費用のことであり、離婚して親権を失ったとしても、養育費を支払う必要があります。

しかし、約8割のシングルマザーが養育費を受け取れていないのが現実です。離婚することばかりを意識してしまい、養育費の金額や支払い方法、不払いの場合の対処などについて、取り決めをせずに離婚してしまうケースが多いことが原因の一つといえます。

養育費の不払いを防ぐためにも、離婚公正証書を作成し、養育費に関する諸条件をしっかりと取り決めをしておくことが重要です。公正証書で取り決めをしていれば、不払いが発生した場合も強制執行が可能です。

シングルマザーが受けられる手当と助成金

働いて得られる収入で十分に足りるのであれば安心ですが、なかなか難しいのが現実です。そこで、自治体などに申請をして受け取ることができる助成金や手当については申請を忘れずに行い、受け取り漏れのないようにしましょう。

ひとり親家庭が受け取ることのできる手当には、まず児童扶養手当があります。これは、離別・死別を問わずに受給可能で、金額は子どもの人数や扶養者の収入によって異なります。

ほかにも、お住いの市町村によって助成の有無や内容は異なりますが、住宅費用や医療費についての助成もありますので、忘れずに確認をしておくとよいでしょう。

手当や助成金だけでなく、健康保険や国民年金の免除や所得控除など、収入に応じて受けられる減免制度もあります。

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シングルマザー家庭の問題点は?

フルタイムの職に就けず低所得

シングルマザー家庭の場合、まずは育児との両立が可能な環境で働く必要がありますよね。その場合、どうしても勤務時間が短くなったり、残業ができなかったり、子どもの急な体調不良に対応しないといけなかったりで、フルタイムではなくパートや派遣社員として働くことを選択することも多くなります。

また、ママはフルタイム正社員として就職することを希望しても、採用する企業側が同様の理由で子育て中のシングルマザーを正社員として採用することを避けることもあります。

収入を増やすためにフルタイムの正社員を選択したとしても、育児との両立のために延長保育や病児保育などのサービスを利用し、出費がかさんでしまい結果的に経済的に苦しくなる場合もあります。

子どもと関わる時間が取れない

家事や育児を分担することができないため、仕事も家事も育児もママが一手に担うことになってしまうのがシングルマザー家庭です。そのため、やらなくてはならないことに追われて子どもと関わる時間が取れないことも、シングルマザー家庭の悩みといえるでしょう。

平日はもちろんのこと、休日もたまった家事に追われて子どもの時間をとりにくいこともあります。シングルマザー家庭に対する世間の目を必要以上に気にしてしまい、「ママだけだからこそ、しっかりやらないと」と頑張りすぎてしまうママもいます。

家事をするものママだけですが、毎日一緒に過ごして親の愛情を注いであげられるのもママだけです。適度に肩の力を抜きながら、子どもとの時間を大切にしてくださいね。

1人で頑張り、孤独で辛い

1人で子どもを育てるということは、体力的・経済的な辛さだけでなく、子どもが寝たあとの一息つく時間も、話し相手がいないため、孤独で辛いと感じるママも多くいます。

たわいのない話をする相手がいないだけではなく、子育てや教育方針に悩んだときも、相談相手がおらず、1人で考えてその決定にも責任を持たないといけないというのはシングルマザーの辛さともいえます。親やママ友などとの会話の機会を意識的に作り、1人で孤独を抱え込まないように気をつけましょう。

また、同じくシングルマザー同士だからこそ分かりあえる悩みもあるかと思います。身の周りに同じ立場の人がいなかったら、インターネット掲示板やブログなどを通じて、同じ立場の人に悩みを打ち明けてもよいですね。

仕事と育児をうまく両立する方法

職場と家庭で気持ちの切り替えをする

仕事においても、しっかりと働いてお金を稼がなくてはならず、育児も1人で抱えこみ、シングルマザーは職場でも家でも頑張りすぎてしまう傾向にあります。

無理をしすぎないためにも、職場と家庭とで、気持ちの切り替えをしてうまく両立をする必要があります。仕事からも家庭からも、離れられる時間を少しでもよいので作るようにして、リラックスの時間を確保しましょう。

まとまった時間の確保は難しいかもしれませんが、通勤時間や子どもが寝た後の時間などのちょっとした時間を大切にしたいですね。ついつい、隙間時間も家事に充ててしまいがちですが、たまには少し手を抜いて、自分を労わってあげることが、無理せず仕事と育児を両立するためには欠かせません。
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