共働き家庭で幼稚園に行くには?園選びや長期休み対策を考えよう
共働き家庭の場合、子どもの預け先の候補として保育園が選ばれることがありますが、保育園ではなく幼稚園を選びたいと考えるパパママもいます。しかし、幼稚園の場合には園選びの際にしっかりと把握しておくべきポイントがいくつかあります。どんな点を重視すればよいのか詳しくご紹介していきたいと思います。
共働きにとっての保育園と幼稚園の違い
保育時間が違う。幼稚園なら預かり保育必須
保育園の場合にはだいたい8時前後から17時前後までが通常保育です。これに加えて早朝預かり、夕方の預かり保育ができる場合もあります。
幼稚園の場合は登園時間が9時前後、バスを使う場合だともう少し遅い登園時間になることもあります。14時前後くらいに通常保育が終了し、その後は預かり保育がある場合もあります。
ただ、幼稚園の預かり保育は園によって16時や17時までの場合もあり、それ以降の時間帯での預かりを行っていない場合もあります。
保育料が違う。どちらが高いかは収入次第
所得税の支払いが多い世帯では、保育料の支払いが多くなり、所得税の支払いが少ない世帯では保育料の支払いが少なくなります。また、預ける子どもの年齢や何人目の子どもかによっても保育料が変わります。
幼稚園の場合には、所得税によって保育料が変わるのではなくどの家庭も一律の場合がほとんどです。ただ、学年が上がると保育料が上がることや、兄弟が同時に在園している場合には免除や減額される場合などもあるようです。
収入で決定される方がよいのか、一律の方がよいのか、しっかりと検討してみてくださいね。
長期の休みの有無。共働きには死活問題
保育園の場合には、これらの長期休みに関係なく預かりをしてくれる場合や、希望者のみ預かりをしてくれる場合があります。しかし、幼稚園の場合だと長期休みのときに預かりを行っていない場合もあり、子どもの預け先に困ってしまうパパママも多いです。
長期休み自体を設けていない幼稚園や、追加料金を支払えば預かりをしてくれる幼稚園もありますので、共働きの場合にはその点をしっかりと調べておくと安心ですね。ただ、預かりをしてくれる場合でも時間が普段よりも短いこともありますので注意してくださいね。
共働き家庭でも通える幼稚園の選び方
預かり保育が充実している園を選ぼう
預かり保育の場合にはおやつを出してもらえるかどうかもポイントです。夕方遅くまで預けるとなるとどうしてもお腹がすいてしまいますよね。
途中でおやつを出してもらえればお腹を空かせているかもと焦ってお迎えにいく必要もなくなります。預かり保育以外にも通常保育終了後、申し込みをしておけば課外授業に参加して、その後預かり保育へ戻ることができる幼稚園もあります。
単に預かり保育の時間帯だけを重視するのではなく、しっかりと子どもを見てもらえるかも大切です。
共働き家庭が多い園を選ぼう
幼稚園自体が共働き家庭を応援する方針をとっているというケースも多いようですよ。そういった幼稚園の場合には、共働き家庭の割合も多く、先生の理解も深いので仕事をしているパパママも安心して子どもを預けることができますよね。
ただ、このような幼稚園の場合には、人気が高く入園の競争率が激しいことが予想されます。事前のリサーチをしておきましょう。
保護者の出番が少ない園を選ぼう
仕事がある場合には、無理に出席をしなくてもよい場合もありますが、子どものことを思えば可哀そうだとも感じてしまうかもしれません。この状況を避けるためには、幼稚園選びの際に保護者の出番が多いか少ないかをしっかりと確認しておくことが大切です。
毎月の行事に加えて、バザーや遠足などに参加する必要があるか、役員やお遊戯会の衣装作りの必要があるかも調べておくとよいですね。子どもの成長を見る機会ではありますが、仕事も大切ですからね。
長期休み対策は入園前からしておこう
幼稚園の預かり保育が利用できるかチェック
なんとかなるだろうと思っていると、直前になって慌ててしまう恐れもありますので、念には念を入れましょう。幼稚園を検討する際には入園説明会が開催されますが、この時点で預かり保育についてしっかりと理解しておく必要があります。
年間にどのくらい長期休みがあるのか、その期間の預かり保育の有無や料金、時間帯も把握しておきます。場合によっては就業証明が必要なこともありますよ。
バス送迎が行われているのか、お弁当持参の必要があるのかも把握しておきましょう。