エクセル家計簿を上手に利用する!続けやすい方法と簡単ソフトの紹介
子育てをしていると何かと出費が多くなりますよね。しっかりと家計管理をして、無駄をなくしたいと考えているママも少なくないでしょう。今回は表計算ソフト「エクセル」を使った家計簿の作り方を紹介していきます。エクセル初心者のママでも簡単に続けられるやり方があるので、参考にしてみてくださいね。
エクセルで家計簿をつけるメリットとは
家計簿にお金をかけずにつけられる
家計簿をつけるために専用の家計簿帳やノートを購入するとお金がかかりますよね。パソコンにもともと入っているエクセルを使えば、お金をかけずに家計管理をすることができますよ。
また、エクセルを使った家計簿であれば、月や年度が変わってもファイルやシートを新しく作成すればよいだけなので、新しく買いなおす必要はありません。パソコンはインターネット検索しかしないというママも、ぜひ一度エクセルソフトの有無をチェックしてみてくださいね。
自分で計算する手間がなく計算ミスがない
また手書き家計簿の場合、間違いを消しゴムや修正ペンで消して修正すると、消し跡が残って汚くなったり、どこまで直したのかわからなくなったりして、途中で投げ出したくなることもあるでしょう。
一方エクセルで計算するのは非常に簡単かつ正確で、タイプミス(入力ミス)さえしなければ計算ミスの心配はありません。仮にタイプミスしてしまっても、間違った箇所だけ入力しなおせば自動で再計算してくれます。最初に設定だけしておけばあとは数字を入力するだけなので、エクセルを使ったことがないママでも大丈夫ですよ。
自分好みに使いやすくカスタマイズ
子どもの成長やママやパパの仕事などによって必要な費目が増えたり減ったりすると、その都度修正する必要がありますが、エクセルなら列や行を増やすなどの修正が簡単にできてしまいます。
また、エクセルでは費目だけでなく、見やすさなどの体裁も自分好みに使いやすくカスタマイズできるのが特長で、文字やセル(マス)、罫線の色・太さ・種類などを自由に設定することが可能です。頻繁に使う家計簿だからこそ、お気に入りのデザインにできたら続けやすそうですよね。
家計簿をつけるのに必要なものは
エクセルで作っておきたい必要シート3枚
エクセルでは、一つの「ファイル」の中に複数の「シート」を作ることができます。手書きのノートに置き換えると、一冊のノートが「ファイル」、一ページが「シート」というような感じです。
1カ月1シートでもよいのですが、シートが増えすぎるよりも最初はすっきりと作った方がわかりやすいので、12カ月分を一枚のシートにまとめた方がよいでしょう。年間家計簿はあらかじめわかっている行事や支出項目を把握するために作っておきます。ライフプランは家計を長期的に考えた項目を記入します。
毎月の家計簿の必要項目
〈収入〉
・給与
・賞与
・子ども手当、各種還付金など
・臨時収入
〈支出〉
・税金、社会保険など
・任意加入保険
・住居費
・教育費
・通信費
・水道光熱費
・車両費
・医療費
・食費
・日用品
・衣料費
・交際費
・交通費
・娯楽費
・おこづかい
多くの家庭で必要になる項目ですが、あまり細かくしすぎると、家計簿をつけることが面倒になって続かなくなるかもしれません。最初のうちはできるだけ大まかにつけていくことが継続のコツとなります。続けていく中で分けた方がわかりやすいと感じたら、項目を細分化するという方法がおすすめです。
いちばん必要なのは明確な目的
家計簿をつけることが目的になると、ただ数字を入力するだけの作業になってしまいます。家計簿は目標を達成するための「手段」であって「目的」ではありません。家計簿をつけるためにいちばん必要なのは「明確な目的」です。
「家計を把握して無駄を省き、子どもの教育資金を年間50万円捻出する」など、できるだけ明確な目的があると、より続けやすくなりますよ。家計簿を始める前に目的を再確認しておきましょう。
難しい入力が苦手な人向けの家計簿ソフト
家計簿ソフトを選ぶときのポイント
しかしエクセルをほとんど使ったことがない、そもそもパソコンが苦手、というママは「家計簿ソフト」を活用するとよいですよ。文具店にたくさんの家計簿帳が並んでいるように、パソコンやスマートフォン向けの家計簿ソフトもたくさんの種類があります。
初心者ママが多くの家計簿ソフトの中から選ぶときのポイントは、ずばり「入力の簡単さ」です。説明書なしでもすぐに使えるくらい単純明快な機能であれば、気軽に始めることができるでしょう。