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子育てにかかるお金は平均いくら?大学までにかかるお金を徹底解説

子育てにかかるお金は平均いくら?大学までにかかるお金を徹底解説

子育て家庭にありがちな予想以上の出費

つい頼ってしまう外食やテイクアウト

これまでご紹介してきた費用は、どの子育て家庭にもかかる費用の目安でした。ここでは、もう少し細かい部分に注目して、意外にかさんでしまいがちな費用をご紹介します。

その一つが外食やテイクアウトでかかる費用です。「外食は特別なイベントのときだけ」「毎日手作りの料理で節約しよう」と始めはそう思っているかもしれませんが、子育ては精神的にも体力的にも疲れます。そんな中、ついつい外食やテイクアウトに頼りたい日が増えるかもしれません。

特に子どもが小さいうちは、子どものお世話に手がかかりがちで時間にも余裕がないため、始めの意気込みはなくなっているママも多いです。外食やテイクアウトにかかる出費も予算に入れておくことをおすすめします。

赤ちゃんのときから始まる子どものイベント

これはイベントをやるかやらないかにもよりますが、赤ちゃんが生まれてからお宮参りやお食い初め、七五三といった昔からの風習であるイベントは行う家庭が多いですよね。このほか、毎年ある誕生日やクリスマス、正月なども合わせると結構な出費になります。

またこれから先、子どもが小学生、中学生と成長していくにつれて、入学式、卒業式など、出費の多いイベント目白押しです。色々と具体的に書き出してみると分かりやすいかもしれません。「こんなにもあるものなのだな」と気づいてびっくりしますよ。

お金がないからこれはやらない、何もしないというのもかわいそうですよね。子どもの人数によってイベントの数も増えるので、備えておきたいですね。

落ちないと思っていた認可保育園に落ちる

待機児童問題が解消されない時代ではありますが、それでも共働きなら認可保育園に入れるだろうと思っているママもいるのではないでしょうか。共働きでもシングルマザーでも、認可保育園の選考に落ちるケースはあります。

また、年齢が高い世帯ほど年収が増える傾向があるため、高齢出産であった場合、若い世帯に比べて入園審査では不利になる可能性が高いです。

認可保育園に落ちてしまった場合、認可外、一時保育、ベビーシッターなどの選択がありますが、どれも費用がかさみますよね。最悪の場合、ママが仕事復帰できないということにもなりかねません。

年度途中の入園も難しく、新年度での入園もできるかどうか分からないため、待機児童の期間が長引けば長引くほど、出費が多くなります。

学資保険は古い?投資信託を利用してみよう

低金利時代で学資保険の返戻金は増えにくい

子どもの将来のための資金準備といえば、昔から「学資保険」がポピュラーですよね。学資保険は、その名のとおり子どもの進学のタイミングに合わせて学資金が受け取れる商品が多いので、目的が明確で貯蓄初心者でも始めやすいといえるでしょう。

しかし今は「超低金利時代」とまでいわれるほど金利が低くなっています。一昔前は金利がよかったので「教育資金は学資保険で」というママも多かったようですが、今は状況が違います。

金利が低い分「返戻金(保険料払込み期間を満了したり、解約したりしたときに受け取るお金)」は実際積み立てた金額に少しプラスアルファされる程度でしょう。

少しでも資産を増やしたいと思う人は、学資保険以外の選択肢も検討してみてください。

投信は投資額より減ってしまう可能性がある

低金利時代に注目されている資産形成方法のひとつとして、「投資信託」があります。投資信託とは、投資家から集めたお金を、運用の専門家に任せて投資・運用してもらう金融商品のことです。

難しそうなイメージを持っている人も多いと思いますが、実は初心者でも始めやすい投資の一つといわれています。その理由は少額から始められることや、実際の運用をその道のプロに任せることができるからです。

投資信託は一般的な銀行の定期預金や学資保険よりも利回りがよく、資産を効率よく増やせるというメリットがあります。しかし一方で、元本を補償するものではないため、実際の投資額よりも減ってしまうリスクがあることを理解しておく必要はあるでしょう。

学資保険と投信の2本立てでリスクを分散

より利回りのよい投資信託を選んだ方がお得なのでは?と思ってしまうかもしれませんが、2008年のリーマンショックのときのように、一気に景気が悪くなることもありうるのです。そうなると、予定していた教育資金が必要なときに準備できなくなってしまう可能性も出てくるでしょう。

教育資金をすべて投資信託で用意するというのは、少しリスクが高いかもしれません。一方、学資保険のよいところは、契約時に返戻金が確定しているということです。「大学入学までに300万円」など、明確な金額が設定できるので安心感がありますよね。

まずは学資保険で安心できる金額を貯蓄しつつ、投資信託で少しでも資産を増やすように2本立てで教育資金を準備してみるのもよいでしょう。

まとめ

子どもが将来どのような進路を選ぶのか楽しみでもありつつ、金銭的には多少の不安もあると思います。「養育費」「教育費」としてどのくらい必要なのかを知って、少しでも早い時期から貯蓄を進めていくことが大切です。

また、子育て家庭にかかる費用の目安に加えて、それぞれの家庭に合わせた細かいシミュレーションまでしておくとよいかもしれませんね。そうすれば、考えてもいなかった出費があっても、貯蓄の計画が大きく崩れるという心配がなくなるでしょう。
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