パート兼業主婦の収入はどのくらい?ママの収入事情と賢い運用方法
子どもが幼稚園に行くようになって、空いた時間を利用してパートを始めるママも多いでしょう。パート兼業主婦の収入はどのくらいなのでしょうか。子どもが小学生のうちがお金の貯めどきといわれていますから、将来を考えて賢く運用したいですね。パート兼業主婦の収入事情と賢い運用方法などをご紹介します。
パートで働く兼業ママの収入事情について
パート勤務の平均年収は約120万円
パートの平均労働時間は1カ月に89時間のようですから、週に3日ほどで1日4~5時間ほど働いているママが多いということになります。仕事中心の生活を送るのではなく、家事や育児の合間の時間に働くママが多いのでしょう。
また、パートの年収によってはパパの税制上の扶養控除額が減るもしくはゼロになったり、社会保険料の自己負担が生じたりするなど、働いているのに家族の収入としてはマイナスになる場合もありますから、収入を調整して働いているママもいそうですね。
正社員で働くママとの収入差は大きい
このほかにも、社会保険料の会社負担、住宅手当の支給、資格手当の支給などの手当があるところもありますから、正社員の方が保障してもらえるものが多いのです。収入が多くなると支払うことになる社会保険や雇用保険などの諸経費を差し引いても、正社員で働くママの方が収入が多くなりますね。
正社員で一般事務として勤務した場合の平均年収は、約290万円といわれています。パート勤務の平均年収と比較すると2倍以上の収入になるのですね。
子どもの年齢に合わせ働き方を考えるママも
子どもの年齢によりママが育児にかかりきりになる時間は違ってきます。乳幼児期のようにママが育児中心の生活を送る時期もあれば、幼児期のようにママの手を離れる時間ができる時期もありますから、子どもの年齢に合わせて働き方を変えていくママもいますよね。
働く時間や休むことの自由がきくパート勤務から始めて、子どもの手が離れてから正社員で働く場合もあります。家族のことを考えながら、収入やママのやりがいも含めて働き方を決められるとよいですね。
兼業主婦のメリットとデメリットとは?
経済的に余裕が出ることが最大のメリット
子どもの教育費はかなりの金額がかかるといわれていますから、子どもが小さいうちにお金を貯蓄していくのが理想的です。子どもやママの将来のことを考えて、経済的に困らないように今から準備していきたいところでしょう。
ただし、収入が増えるからとお金を使うことも増えてしまえば、かえって経済的に大変になることもありますから、節約も意識をして実行していきたいですね。メリットをメリットのまま活かしましょう。
社会とのつながりが保てる点も大きなプラス
例え少しの時間でも外で働き始めたら、かかわる人が増えますよね。ママのことをママや妻などの役割で対応する人だけでなく、ママ個人として対応してくれる人が増えるでしょう。
こうした新しい社会ともつながることができますから、ママも新しい世界での自分を実感できますね。それに加えて、社会から取り残されていないという安心感も抱くことができるでしょう。
近所の人やママ友以外の友人もできて、新しい情報や社会を知ることができるかもしれません。ママ自身の世界が広がるでしょう。
デメリットは時間不足になりやすいこと
ママは仕事に加えて家事や育児とすることがたくさんありますから時間が不足して、子どもとかかわることが少なくなってしまいますね。仕事も休みにくいでしょうから、子どもの園や学校の行事に参加しにくくなりますし、ママ自身のストレス発散の時間も少なくなってしまうかもしれません。
パートに出ることで経済的に余裕ができるかもしれませんが、時間には余裕がなくなってしまうのがデメリットになりますね。時間不足になりやすいことを意識した上で、効率的に家事をするような工夫が必要です。
ママの収入を将来に生かす資産運用方法
利益が非課税になる「つみたてNISA」
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