子育てと教育で運動能力が変わる?運動能力を伸ばすのに重要なこと
子どもの運動能力は母親の遺伝と思われがちです。運動が苦手なママは心配になってしまいますね。確かに生まれもった素質は変えることはできません。体格も様々に生まれつき力が強い人、足の速い人もいます。ですが、子育てと教育次第である程度は解消できます。今回は子どもの運動能力を伸ばす方法を紹介します。
運動能力が高い子どもに育てるために重要なこと
運動能力を伸ばすための環境づくり
しかし生活の中で、運動する環境をしっかりと与えてあげれば、スポーツ系の習い事を強制的にさせなくても、遊びの中で十分、子どもの運動能力は伸ばすことができます。
ゲーム機にしても子どもに与えているのは、ほかならぬ親を中心とした大人です。運動をもっと頑張ってほしいと思うのであれば、ゲームがダメだという訳ではないですが、運動とのバランスを考えて、運動ができる環境を整えてあげることが重要です。
運動神経を鍛えるタイミング
それに対し、運動神経とは判断力や、バランス感覚、反応の速さなど運動を補佐(コントロール)する力です。スポーツが得意とされる子どもは、運動能力と運動神経の両方がだいたい備わっています。
運動神経を鍛えるには幼児期がもっとも適しているとされています。なぜなら神経系の発達は6歳頃までがもっとも成長するそうで大きくなるにつれて伸ばすことが難しいといわれています。しかも神経系は一度その経路ができ上がるとなかなか消えません。ですので幼児期の様々な身体を動かす体験をさせることが大切です。
運動を好きになってもらうこと
子どもは基本的に集中力が長続きしません。少しずつ運動が好きになれるように親が一緒にサポートしてあげることも大切です。最初は速く走ることや上手にボールを投げることを目標にするのではなく、楽しく運動することを意識するといいでしょう。できない運動ができるようになったときは、愛情を込めてたくさん褒めてあげてください。
子どもの運動能力を楽しく遊んで伸ばそう
運動能力の発達と「遊び」との関係性
また、大人が特定の運動を教えるよりも、子どもは自由に身体を動かして遊ばせる方が運動能力が高くなりやすいといわれています。理由としては大人が決めたことをやらせるよりも、子どもに自発的にやらせた方が意欲を持って高く取り組み、吸収力も高いといわれているからです。
好奇心を育てる「乳児期の遊び」
子どもたちの中に育ちつつある力を伸ばし、発展させるためにも、この時期の「遊び」は大変大きな意味を持っています。成長していく身体機能を使って遊ぶことで、身体の動かし方を徐々に覚え、乳児期から段階に応じて遊んであげることが大切です。
身体の発達を考える「幼児期の遊び」
遊びや運動の中で意識するとよいのは身体全体、手足をバランスよく動かすことです。中でも「鬼ごっこ」や「ケンケンパ」「だるまさんがころんだ」など昔ながらの外遊びは身体全体を使ったバランスや手足の動きの器用さを鍛える動きになっていることが多いそうです。
運動能力を伸ばすオススメの方法
運動能力を育むことができる遊び場
【ジャングルジム】
「危ないから」と躊躇する親御さんもいらっしゃいますが、登ったり降りたり、狭い場所をくぐったりと、全身で遊べてバランスよく脚力、筋力が身につくとても効果的な遊具です。
【すべり台】
階段をのぼる動作では脚力がつき、滑りおりるときは、スピードを調整しながら、姿勢を正しく保つことでバランス感覚を養います。
【ブランコ】
身体全体と足を使って前後にブランコをこぐことは、身体をコントロールする方法を身につけることになります。また、チェーンを握ることは両腕の筋力を鍛え、バランス感覚を養います。