子どものやる気を引き出そう!夢中で取り組めるようになるためのコツ
子どもは「楽しいこと」には夢中で取り組みますが、興味ないことにはやる気が出ず、途中で投げ出してしまうこともありますね。子どものやる気を引き出すにはコツがあります。今回は子どもが物事に夢中で取り組めるようになるためのコツや、やる気スイッチが入りやすくなる習慣をご紹介します。
やる気がない子どもをどのように改善する?
そもそも子どものやる気には浮き沈みがある
日常生活だけでなく「どうしてもやりたい」と始めた習い事を積極的に取り組むときもあれば、消極的になったり休みたがったりすることもあると思います。
消極的な態度を見ていると「もうしなくていいよ」「だから上手にならないんだよ」と言ってしまいたくなるママもいるかもしれませんね。しかし否定の言葉は子どものやる気をダウンさせるだけです。
そもそも子どものやる気には浮き沈みがあるものです。一時の感情に振り回されないようにしたいですね。
ご褒美に依存した外発的なやる気は続かない
例えば子どもに「お手伝いをしたら美味しいお菓子をあげよう」と言えば、子どもはお菓子欲しさに頑張りますが、これを繰り返しているとご褒美なしではお手伝いのモチベーションが上がりにくくなるのです。
外発的なやる気は一時的にやる気を起こさせたいときに有効ですが、継続的なやる気を引き出すことは難しいといわれています。また、ご褒美や罰によってもたらされるやる気では、必要以上に努力をするモチベーションが上がりにくいとも指摘されています。
子どものやる気スイッチを継続的に入りやすくするには、次に説明する「内発的なやる気」がポイントです。
内発的なやる気を引き出すことが重要
外発的なやる気はご褒美などに依存しますが、内発的なやる気は「したこと」自体がご褒美のような役割となり、次のやる気へのモチベーションとなります。
子どものやる気を継続させるには、内発的なやる気を引き出すことが重要です。子どもの内発的なやる気を引き出すことで新しいことに積極的にチャレンジする気持ちが生まれ、自信が持てるようになりますよ。
子どものやる気を継続させるにはママやパパの接し方も大切です。タイミングよく適切な言葉をかけることで、子どもの内発的なやる気を引き出すことができますよ。
子どもの内発的なやる気を引き出すには?
子どものやりたい気持ちをなるべく尊重する
やりたい気持ちはやる気の原動力になるので、肯定的な言葉がけをして気持ちを盛り上げるようにしましょう。
また、興味を広げるような言葉がけもよいですね。例えば子どもがアリの巣に興味を示したら「ほかにもあるかもしれないから探してみようか?」などと、やりたい気持ちを広げるように促しましょう。
ときには壁に絵を描いたりお菓子を散らかしたりと、親にとって迷惑な行為をやってしまうことがあるかもしれません。そんなときも頭ごなしに叱らず、愛情を持って受け止めてから注意することが大切です。
子どもが自信を持てるような言葉をかける
例えば子どもが興味を持ってしたことに対して「やったね」「すごいね」「できたね」などと褒めてください。褒められることで、子どもは自分に自信が持てるようになりますよ。
子どもが自信を持つと、自己肯定感が向上します。それにより苦手なことにもやる気を持って取り組む姿勢が表れるようになります。
褒めるよりも先に「もっとこうしたらどう?」とアドバイスをするママもいますが、子どもの意欲が失われる恐れがあります。「うちの子はできる」と全面的に信用して、短い言葉でしっかりと褒めるよう心がけましょう。
結果ではなく努力してきたプロセスを褒める
努力してきたプロセスを褒めることで、子どもは「頑張れば結果が出る」ことを学びます。こうした経験を重ねることで、努力して学ぶことを楽しいと思えるようになっていきます。
アメリカの大学が発表した研究データからも、プロセスを褒めることの大切さがわかります。3歳までに努力を褒められて育つと、ほとんどの子は「知性やよい行動は努力によって磨かれる」と考えられる学童に成長したそうです。
子どものやる気スイッチを入れる習慣とは
規則正しい生活を送れるように調整する
「遅い日もあるけど、できるときは早く寝るようにしている」というママもいると思いますが、重要なのは同じリズムを保つことです。
遅い時間でも毎日同じ時刻に眠るほうが規則正しい生活リズムを作りやすくなるので、ママやパパの生活習慣も考慮して決まった時間に眠るようにしましょう。
朝ごはんを食べる習慣も、規則正しい生活には欠かせません。朝からしっかりエネルギーをチャージすることで、子どものやる気スイッチが入りやすくなりますよ。