子どもの箸の練習を始めるタイミングはいつ?練習方法は?
子どものお箸の練習はいつから始めればよいのでしょうか。おすすめのお箸、お箸の長さや選び方、左利き用のトレーニング箸、正しいお箸の持ち方、お箸マナーおもちゃなど「子どものお箸の練習」にまつわる様々なことを調査してみました。すでに練習中の親子さんに向け、お箸を嫌がるときの対処についてもご紹介していきます。
子どもがお箸を持って食べるのはいつから?
みんなはいつからお箸の練習をしているの?
ですが、お箸のトレーニングを始める時期に明確に決まりはなく、食事中にパパやママが持っているお箸に興味を持ったり、スプーンをお箸のように持ったりすることが多くなってきたらお箸の練習の時期です。
また、二本指でピースができるようになれば、指を上手に一本一本使えるようになった証。「触りたい、使ってみたい」という気持ちと、発達状態を見てお箸のトレーニングをスタートする時期を決めたいですね。
長さも大切?正しいお箸を選びたい
選ぶ長さは大切です。お箸の持ち方をトレーニングするとき、サイズの合わないものは使いにくく、練習自体がスムーズにすすみません。サイズの測り方は大人と同じ。親指と人差し指を直角に(親指の付け根の角度が90度)広げてその両指を結んだ長さの1.5倍の長さがちょうどよい長さです。
2歳頃なら目安として13cm以下のもの、3歳から4歳頃なら14.5cmのお箸を選ぶとよいようです。
木製が人気?素材とデザインを選ぶ
子育てに関心の高いママの間では木製のお箸が注目されています。お箸は口の中に入るものですが、子どもは食事中にもお箸をガシガシと噛んでしまう場合もあるため、合成着色料などを使用しているものを避け、木製のお箸を選ぶ人が増えているようです。この機会に、親子お揃いで、大人も丁度よいサイズのお箸に買い換えるのも良いですね。
また、お箸を使うのが楽しくなってほしいとの思いから、キャラクターが入ったものや子どもが好きなデザインのものを一緒に選ぶママもいます。ご家庭の教育方針に合わせたお箸を選んでみましょう。
子どもの箸の練習方法は?嫌がる子にも「根気強く」が大切
親子で正しいお箸の持ちかたを知ろう
ここでおさらいしておきましょう。まず鉛筆の持ち方で箸を一本持ちます。箸を「1の字」を描くように縦に動かし、親指の付け根から中指と薬指の間にもう一本の箸を通します。その状態で、上の箸だけ動かすのが正しいお箸の持ち方です。
はさむ、くるむ、まぜる、つまむ、など、綺麗な使い方ができるとよいですね。
気をつけたいお箸の持ちかたとは?
まず「握り箸」です。2本の箸をそのままグッと握りしめて使う状態。子どもが初めてお箸を持つときに多い持ち方です。それから「クロス箸」と「平行箸」です。読んで字のごとく、お箸を持ったときにクロスしてしまったり、平行になっている状態をいいます。これらの持ち方は見た目が汚いだけでなく、はさむ、つまむなどが上手にできません。
持ち方以外にも、料理に箸をつきさして食べる「刺し箸」や、食事中に箸で人を指す「指し箸」、食べようとして食べ物を箸でとったが食べずに元にもどす「そら箸」など、マナーの悪い箸の使い方があります。
箸を持つのを嫌がる場合はどうすればよい?
持ち方やマナーを一気に教えようと、つい叱り口調になってしまったり、注意ばかりになってしまいがちですが、まず、食事時間を楽しい状態にもどすことが大切です。
また握力や指使いの発達が追いついていない場合や、お箸のサイズが合っていない場合は、どんなにがんばっても持てるようにならないので、あせらず様子を見守りたいですね。
トレーニング箸、左利き用お箸もチェック!
子ども用トレーニング箸をチェックしよう
ですが、このタイプのお箸は、その後、普通のお箸に移行するときにもう一度トレーニングが必要という声もあり、ママによっては木製のしつけ箸を選ぶ方もいます。指のかたちに沿ったくぼみがあり、指を添えるポイントに印があるので、無理なく箸の持ち方が身に付く矯正箸です。
他にも木製の箸にシリコンの補助具がついていて、使い慣れた後に取り外せるものもあります。素材の安心感、通常のお箸への移行しやすさなどからこちらを選ぶ人も多い様子。様々なトレーニング箸がありますのでチェックしてみては?