自由に教育して子育てしたい。放任主義との違いや海外の教育のヒント
子どもの才能を伸ばす教育のポイント
教育方針は夫婦で共有する
子どもはママとパパの対応が極端に違うと、どうすればよいのかわからず困惑してしまいます。子どもの教育はママとパパが協力して行うものですよね。教育方針は夫婦でしっかり話し合い、共有しましょう。
ママとパパが同じ方向を向いて教育をするかどうかで、子どもの将来も大きく変わってくるといわれています。子どもには一貫したサポートができるように、夫婦で共通理解をしておきましょう。
子どもの可能性を信じる
例えば、子どもが将来「プロ野球選手になりたい」といったときに、全力で応援できますか。「プロ野球選手には簡単になれないのよ」「飽きっぽいのに野球を続けられるの?」とつい現実を突きつけてしまっていませんか。
確かにプロの世界に入ることは難しいですが、子どもがまだ小さなうちから限界を周りの大人が決めてしまうと、子どもは将来に希望が持てなくなってしまいます。次第に将来のことを話さなくなる恐れもあるでしょう。
子どもはママに認められることで安心し、もっと頑張ろうという意欲が湧いてくるものです。子どもの可能性はママが一番信じてくださいね。
子どもに合わせた教育が大切
「自由のびのび型」教育で子どもの才能が伸びるかどうかは、その子自身の性格によっても変わってきます。性格によっては「自由のびのび型」教育が向かない場合もあるので、子どもの様子を見ながら、教育方針を選ぶようにしましょう。
我が子の幸せを願う気持ちは、どこのママも同じですよね。子どもの才能を伸ばすためには、一人ひとりに合わせた教育やサポートが必要です。子どもの遊ぶ姿や生活の様子をよく観察し、我が子には「自由のびのび型」教育が適しているのか見極めてくださいね。
海外の子育てを例に教育のヒントを探る
学力が世界一の「フィンランド」
年間授業日数、授業時間が、OECD加盟国(34カ国)の中で最も少なく、夏休みは約2カ月間あります。小学校では宿題やテストがほとんどなく、子どもたちは休むときに休み、自発的に勉強をすることができているようです。
また、国の教育政策として小学校から大学までの授業料が無料です。フィンランドでは少人数制の授業を行っており勉強が苦手な子どもには補修制度があり、学力の差が少ない教育システムができています。
そしてフィンランドはヨーロッパで唯一、修士号を取得した人のみが教師に就任できるので、教師の質が他国に比べて高いようです。
幼児教育の先進国「フランス」
フランスは保育学校といって日本の幼稚園にあたる施設で、2歳から6歳までの子どもが受け入れ対象になります。公立が主流で授業料は無料です。
またフランスでは、子どもの成長のスピードは人それぞれだと考えられているため、成長のスピードが違う子どもを一緒に学習させません。
小学校では入学前に審査があり、入学できないケースもあります。たとえ留年しても、その子どもに合った学習をすることで子ども自身のためになるからという考えのようです。
自立心を育む「アメリカ」
日本とは文化も法律も違うアメリカですが、自立心を育むのにヒントになるような子育て方法が多く見られます。例えば、アメリカでは子どもが小学生になると親は子どもにまとまったお金を渡し、学用品やおやつ、家庭によっては衣類なども自分でやりくりさせます。
足りなくなれば家事などを手伝いおこづかいを稼ぐこともします。子どもが自分で金銭管理をすることで自立心が養えますね。
まとめ
子どもを信じて見守るには、信頼関係も必要になります。信じて見守ってくれているという安心感があれば、きっと子どもはのびのび生き生きと育っていくことができるでしょう。
親も子育てとはこうであるべきだと決めつけるのではなく、こんな方法もあるんだと柔軟に考えを取り入れ、親子で「のびのび」成長できるといいですね。