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自由に教育して子育てしたい。放任主義との違いや海外の教育のヒント

自由に教育して子育てしたい。放任主義との違いや海外の教育のヒント

自由にのびのびした子育てをしたいけれど、放任、ほったらかしになってしまわないか不安もありますよね。「自由のびのび型」と「放任主義」の違いや、育て方のポイントなどをご紹介します。また海外の子育て方法、教育から得られるヒントも合わせてご覧ください。

子どもを自由に育てたいけど不安もある

「自由のびのび型」の教育とは

みなさんは自分の子どもに、どんなふうに育ってほしいですか?赤ちゃんのころや、子どもの成長における節目のときなどに「すくすくと大きくなりますように」と願うママも多いことでしょう。「すくすく育つ」は「のびのび育つ」と同義語で、教育方針として「自由のびのび型」というものがあります。

「自由のびのび型」教育とは、子どもの意志や判断を尊重することで、自立心を高め、個性を伸ばして子ども自身の可能性を広げることを目的としています。

例えば、毎日の着る服は、子どもの意志や判断を尊重し、子ども自身に選ばせましょう。ママが「これにしなさい」など口出しするのは、好ましくありません。ママは子どもが、何を考えてどう判断して行動するかを、口出しせずに見守ることが大切です。

子どもの行動に不安を覚えるときもあるかと思いますが、そのときもママは子どもを信頼し、手や口を出したくても、ぐっと我慢します。子どもが好きなようにさせればいいのでは?と簡単に考えていた場合、ママの忍耐や精神力が必要になるため大変かもしれません。

「自由のびのび型」と「放任主義」の違い

「放任主義」の明確な定義はなく、子どもの意志や判断に親が干渉しないということになります。しかし残念なことに「放任主義」の意味をはき違え、放任放置、ほったらかしの子育てをしているパターンもあるようです。

子どもは放っておいても、色々なことを身につけることはできません。親が伝えてこそ身についていくので、子どもが小さなうちから、しつけや教養はとても大切です。

例えば、お菓子はいつでも食べ放題、好きなだけゲームし放題、門限はなくいつ帰ってもよい…子どもからすれば「自由でのびのび」しているかもしれませんが、これでは子どもが社会で必要なルールを守ることができなかったり、将来人との関わりで亀裂が生じやすくなったりする恐れがあります。

大切なのは、親が規範意識やしつけをきちんと教育することです。それ以外の何を着るか、何して遊ぶか、挑戦するしないなどは子どもの意志を尊重しましょう。親は決してほったらかしではなく、遠くから子どもを見守ることが、自由でのびのび育てる教育のポイントです。

自由な子育てをするために気をつけること

自由の中にも制限は必要!

そもそも「放任」とは「成り行きに任せること。または干渉せずに放っておくこと」を意味します。のびのびと自由に子育てをするということは、ほったらかしにするのではなく、自由の中にも制限をつくることが必要だと思います。制限とは子どもとのルールであったり、約束ごとのことです。

幼稚園にいく準備をしてから、出発までに時間があれば遊んでもよいというように、自由にしてもよいけど約束は守らなければならないということをきちんと教えましょう。

お菓子を食べる時間やゲームをする時間は守る、幼稚園にいく準備は自分でする、など健全な生活をするために身につけなければならないことはしつつも、それ以外は親はそっと見守り、子どもの意志を尊重しましょう。

やってはいけないこととよいことを区別する

公園などで子どもの行動には目もくれずにママ同士でおしゃべりに夢中になっている場面をみるときがあります。子ども同士がけんかしたり、モノをこわしてしまったりしてはじめて「もう、なにしてるの!」と怒ります。

親が見守ることで、子どもが危ないことやいけないことをしそうになったとき、適切なタイミングで注意することができるので、子どもに善悪を伝えられますよね。

気をつけたいのはママの感情や都合でいきなり叱らないことです。いきなり叱られた子どもは何に対して叱られているかがわからず混乱します。

子どもが好奇心や自分でやってみたいという気持ちを失ってしまわないように、日頃から親が見守りつつも、ものごとの善悪はしっかりと伝えていきましょう。

主体性を持たせるためにはサポートが必須

主体性とは自分の意志や判断で責任を持って行動する態度や性質のことをいいます。子どもの主体性を育むのに最も効果的なのは「好きなことを自由に探させる」ことだといわれています。

例えば、幼児のうちから数種類の習い事をしている子どももいますよね。しかし、それは子どもが「やりたい!」と言ったのでしょうか?中には親の意向で習わせるケースもありますよね。

子どもが「親にやらされている」と感じているうちは主体的になるのは難しいでしょう。とはいえ子どもだけではすべての判断をすることはできないので、まだママのサポートは必要です。また、失敗から学ぶこともあるので、子どもが失敗することがわかっていても、ときにはぐっと我慢し見守りましょう。
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