女の子の小学校受験の現状や服装は?基本的な選び方や注意点について
一昔前は裕福な家庭の子どもが小学校受験をする傾向がありましたが、近年では共働きのサラリーマン世帯の受験数も増えています。受験対策は男女で違うので、女の子が小学校受験をするときには女の子に特化した対策を知っておきたいですね。今回は女の子の小学校受験の現状や、受験に臨むための服装についてご紹介します。
女の子に合う小学校の選び方や現状について
自分の子どもに合うのは女子校か共学校か
女子校の特徴として「良妻賢母」のための教育をイメージするママもいるかもしれませんが、実は女子校は社会で活躍する女性を育てることに長けています。性差を意識しない環境が、女の子の自立心を促すようです。
また女の子と男の子では学習指導の方法に違いがあることから、女の子に特化した教育が受けられるのも利点です。
もちろんデメリットもあり、子どもによっては異性との接し方が苦手になったり異性との距離感が掴めずにコミュニケーションの取り方がわからなくなったりすることがあるようです。
男の子より女の子の方が狭き門
理由はいくつかありますが、一つが募集人数の違いです。例えば共学校でも慶應義塾幼稚舎や早稲田実業学校初等部では男の子に比べて女の子の募集は約半数となっています。倍率は公表されていませんがどちらも女の子の方が高いと予想されています。
学習院初等科や青山学院初等部などでは募集人数は男女同数ですが、女の子の方が受験者が多く、倍率が高いようです。
また女の子の倍率とは直接関係ありませんが、有名女子校はママやおばあちゃんなどがOGの子が合格しやすい傾向があり、そのほかの子にとっては狭き門となりやすいようです。
女の子は「共感力」を活かして受験を優位に
グループの中で友だちを作り一緒に楽しむことができる子は、小学校受験に向いているといわれています。
男の子に比べて、女の子は「共感力」に長けていることが多く、この共感力を普段から引き伸ばすことができれば受験を優位に進めることができますよ。
日常生活で共感力を養うには、家庭でのお手伝いがおすすめです。料理や洗濯物の取り込み、掃除などをママと一緒にすることで、行動観察に必要な能力を養うことができるといわれています。
小学校受験での女の子に合う服装
知的で清潔感があり上品に見えるもの
上品さといってもブランド物である必要はありません。むしろ見た目でブランド物とわかる服は、よい印象を与えにくいようです。
家族で統一感を出すのもよいですね。同系色でまとめると、家族で受験に取り組む姿勢を表すことができますよ。
ヘアスタイルも重要です。髪の長い子は、きつめに結んだおさげの三つ編みが定番です。おくれ毛が出たら、ムースやワックスで押さえておきましょう。
三つ編みができない長さであれば跳ねないようにきれいに整えておきます。前髪は目にかからないように短くする、横に流す、ピンなどで留めておでこを出すようにして清潔感を出しましょう。
受験する学校の校風に合わせる
例えば協調性を尊重するような、校則が厳しい学校や伝統ある学校では、個性的な服装よりも上品で清楚な雰囲気がイメージに合うため好まれます。
一方、子どもの個性を尊重する校風の学校であれば、あまりきちっとせずに柔らかい印象のものやパールなどのアクセサリーがさりげなくついた華やかなものがおすすめです。
またスクールカラーのある私立学校では、その色をワンポイントとして服に取り入れるのもおすすめです。刺繍などでさりげなくカラーを入れるのもよいですね。
行動観察や運動考査は動きやすい服装
女の子の場合、以下のような服装をすることが多いようです。また小学校によっては、体操着で受験することもあります。
・トップス
白のブラウスかポロシャツ
紺かグレーのベスト
・ボトムス
紺かグレーのキュロットスカート
白いソックス
髪型は面接時と同じく三つ編みにしたり編み込みにしたりします。運動したときに乱れないようにムースやワックスでしっかり固めておくとよいですね。帽子をかぶることがある場合、髪を結ぶ位置は下の方にしましょう。
受験の服装で注意しておきたいポイント
意外に見落としやすいインナー
上にベストなどを着ていても、室内が暑ければ脱ぐ可能性があります。また受験科目で「お着替え」を取り入れている学校もあるので、真っ白いインナーを何枚か用意しておくと安心ですね。
具体的には、寒い時期では厚手タイプの三分丈、そのほかの時期ではタンクトップタイプがよいですよ。
女の子はスカートやキュロットの下から下着が見えない配慮も大切です。基本はオーバーパンツを履き、暑い時期なら1枚履きの紺色ショーツを履くようにします。オーバーパンツは慣れないと違和感があるので、普段から履き慣れておくとよいですね。