5歳児には褒めることが効果的!的確な対応でママの愛情を伝えよう
5歳になれば子どももママの言葉を理解するようになり「良いこと、悪いこと」も少しずつ分かるようになるでしょう。悪いことをしたときの叱り方も難しいですが、よいことや素晴らしいことをしたときの褒め方も迷うところです。そこで、ママの愛情を伝えられる的確な褒め方をご紹介します。
子どもを適切に褒めるメリットとは
子どもが親を信頼するようになる
ママが日常的に褒めると、子どもは愛情を実感します。それと同時に認められているという安心感にも繋がるのです。子どもの信頼を得るには「3歳まで」「未就学児まで」などと期限を決めて褒めればよいわけではなく、子どもが成長しても変わらず温かく見守り愛情を注ぐことが大切でしょう。
また、小さい子どもには「言葉」できちんと表現することが大切です。子どもは大人と違い裏の言葉を読み取ることができず、まっすぐに受け取ります。そのため、褒めるときは曖昧ではなく分かりやすくはっきり伝えましょう。
積極性や向上心が養われる
ママも仕事などでマイナス面ばかりを注意する上司より、よいところを認めてくれる上司の方がやる気が出ますよね。また、パパに料理が美味しいと褒められると次も頑張ろうというモチベーションになるのではないでしょうか。
子どもも同じで、ママに褒められることは積極性を培ったり向上心を養ったりすることに繋がります。
自己肯定感が育まれて自信を持てるように
この自己肯定感を育むために有効なのは、褒めることです。子どもは褒められることで「自分は認められている」と認識します。認められていると確認することは、子どもの自信へと繋がっていくのです。
自信は、その後の子どもの性格にも影響します。褒められた記憶の存在は、同じことをもっと続けようという努力の基礎となりますし、もっと難しいものへと挑戦する力となるでしょう。
5歳児にはどのように褒めるとよい?
子どもに伝わるように本音で褒める
本音で褒めるのは難しいと思うママがいるかもしれません。そんなママは、日常生活の些細なことから始めてみましょう。
例えば、お友だちと喧嘩して仲直りをした後に「自分からごめんなさいって言えて偉かったね」と抱き締めたり、食器をキッチンまで持ってきてくれたときに「ママが頼む前にお手伝いをできるなんてすごいね」と伝えたりします。ほかにも「1カ月前より上手に服を畳めるようになったね」などもよいでしょう。
大切なのは兄弟姉妹やお友だちと比べず、子どものよかったところを具体的に褒めることです。
結果だけではなく努力してきた過程も褒める
もしママが結果だけを重視して、それまでの努力を評価してくれないと感じたら、それで子どものやる気が失せることもあります。体操教室の跳び箱を頑張って練習しているけれど、進級するために必要な段数を跳べない、または本番だけ失敗することもあるでしょう。
そのときに、結果だけを見て叱られたり失望されたりすると、子どもはがっかりしてしまいます。そこでママがしなければならないのは、それまで真面目に取り組んできたことや苦手なことにも挑戦し続けた姿勢を認めて褒めることですよ。
感謝や感動の気持ちを素直に伝える
ママが喜んでくれるポイントが分かると、子どもは次も頑張ろうと考え始めるでしょう。明日も靴箱にしまっておこうと思ったり、違うお手伝いをしようと考えたりするかもしれません。また、息継ぎを褒めたときに「この息継ぎなら◯◯mくらいすぐに泳げそうだね」とつけ加えておくと、次は挑戦してみようと思うのではないでしょうか。
5歳児の対応に手を焼いたら褒める対処を
思いどおりにいかないと泣き叫ぶ
5歳といえば、幼稚園などでは誕生日を迎えた年中~年長の年齢ですから、泣けばよいという考えを小学校入学に向けて改めてほしいと思うママは多いでしょう。
子どもが泣き落としをする原因は、泣けば自分の要求がとおると思っているからです。最初は泣き続ける態度をママも叱りますが、長引いたり、外出先だったりすると周りに迷惑が掛かることになります。その結果、ママが先に折れて要求に応じることになり、味を占めた子どもが繰り返すという悪循環に陥るのです。
このような状態に困っているママも多いかもしれませんね。