子育てでリーダーシップを教育しよう!必要とされる理由や教育方法
誰もが一度は耳にしたことがあるリーダーシップという言葉。実は、このリーダーシップというのは子どもの頃からの教育が大きく関わっているのです。そこで今回は、日常生活においてどのように子どものリーダーシップを教育することができるのか、その方法についてお話ししていきますね。
これからの日本に必要とされるリーダー
日本企業のトップが外国人の理由
日本の企業であるにもかかわらず、リーダー格となるトップがなぜ外国人なのか、疑問に思ったママもきっと多いはずです。実は、これには日本人の弱点である問題解決能力がカギとなっているのです。
忍耐強くて優しいという印象をもたれがちな日本人ですが、こうした日本人ならではの強みがリーダーシップ能力を育てあげる面においては、マイナスになると考えられています。
日本人は忍耐強いので、いじめられると耐えることはできますが、そのいじめをどのように解決するかという解決策を考えるのが苦手な傾向にあるのです。それゆえに、企業のトップに立ちにくいといわれています。
リーダーシップは子どもの教育で育てる
たとえば子どもが高い所にあるものを取ろうとしているとき、ママが代わりに手を伸ばして取ってあげることがありますよね。しかしこれでは、子どもはいつまでたっても自力で高い所にあるものを取ることができません。
安易に手を出すのではなく「手を伸ばしても届かないよね。どうしたらそこまで手がとどくようになるのか考えてみよう」というように、子どもが自分で解決策を見つけるように誘導してみましょう。このように、教育の中でリーダーシップを育てていくことが大切です。
グローバル社会ではリーダーシップは必須
グローバル社会においては、国境に関係なくビジネスが展開していくことがほとんどなので、その中で活躍しようとなると、コミュニケーションツールとしての語学はもちろん、国籍の違う人を束ねていくリーダーシップ能力も必須となってきます。
違った価値観や文化を持った人々と仕事をしていくわけですから、ときには想像もしていなかったような壁にぶつかることもあります。そんなとき、リーダーシップがあれば、自分で解決方法を考え、実践していくことが可能なのです。
子どものリーダーシップを育てる重要性
遊びや学校生活でも充実感を感じられる
就学して学校生活が始まると、いじめ問題が気になるママも少なくないと思いますが、リーダーシップを身につけた子はいじめられる可能性も少なくなることでしょう。
まず、リーダーシップを育てることで、上手に自己表現ができるようになります。先生や友だちに対して自分の意見をはっきりと言うことができ、友だちからの信頼を得ることができるようになるのです。
たとえば掃除の時間など、先生から「これをしなさい」「ここはこういうようにして」と言われる前に「ここが汚いからこういう風に掃除をしてみよう」と、自発的に行動できるようになります。
自分の人生を主体的に生きられるようになる
リーダーシップにより自己表現ができるようになると、自分なりの考えや思想を持つようになります。子どもの中で判断基準となる軸がしっかりとしてくるので、物事の善悪を自分で判断できるようになります。
他人の意見にまどわされることが少なくなってくるので、意志が揺らぐことなくしっかりと目標に向かって突き進んでいくことができるようになります。また、チャンスが訪れるのを待つばかりでなく、自分からそのチャンス作ることができるようになりますよ。
誰かからなにかしてもらうのを待つのではなく、主体的に行動できるようになるので、より充実した人生を送ることができるようになります。
どんな環境でも生きられる強さが得られる
たとえばパパの転勤で知らない土地に引っ越した場合、最初は新しい環境に慣れるのに子どもも一生懸命になることでしょう。そこで新しい学校になかなか馴染めず、学校生活が楽しく感じられないというケースは、決して珍しくありません。
しかしリーダーシップが身についている子どもなら、最初は慣れなくても自分で新しいクラスメイトに声をかけ、少しずつ馴染もうと努力することができます。学校生活が楽しくなるよう、自分で楽しみを見つけることができるのです。
子育ての中でリーダーシップを教育する方法
子どもの意志を尊重する
まず大切なのは、できるだけ子どもの意志を尊重するということです。たとえばスーパーでお菓子を選んでいるときに、子どもが「これがいい」と言ったとき、「それよりもこっちの方がいいんじゃない?」と言って、子どもが選んだものよりも、ママの選んだものを子どもにすすめるということもあるでしょう。
ママにとっては小さなことでも、子どもにとっては「私が選んでもいつもママは違うものをすすめてくるから、自分では選ばない。私の選ぶものはよくないから」と自信をなくしてしまいます。可能な限り、子どもの意志を尊重したいですね。