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アジアの幼児教育が凄い!移住したくなる国や日本との違いは?

アジアの幼児教育が凄い!移住したくなる国や日本との違いは?

日本以外のアジアの国々では、どんな幼児教育を行っているのか気になっているママもいると思います。特にマレーシアやシンガポールなどは各国からの移民も多く、インターナショナルなイメージもありますよね。そこで今回は、アジアの幼児教育や日本との違いについてお話しします。

幼児教育に力を入れている「マレーシア」

英語と中国語が学びやすい環境

マレーシアには、マレー系、中国系、インド系などの移民が多く住んでおり、民族ごとに話す言語が違うため、異民族間のコミュニケーション手段として英語が根付いています。英語を幼児教育に取り入れている教育施設も多いので、子どもは早くから英語を学ぶことができます。

マレーシアの公的第一外国語は中国語です。中国語を学校でも習うので、英語と中国語の両方を話す人もたくさんいます。なかには中国語と英語をひとつのフレーズに混ぜて話す人もいるようですよ。

わが子に中国語と英語を同時に学ばせたかったら、マレーシアに家族で移住するのもひとつの手かもしれませんね。中国語と英語が話せれば、将来子どもの活躍の場も広がりそうです。

有名ヨーロッパ大学の分校が多い

マレーシアは国をあげて、アジアの中でも有数の教育国家を目指そうと努力しています。イギリスやオーストラリアなどから有名大学を誘致し、分校を開いています。

例えば、キャサリン妃も卒業したイギリスの有名校、マルボロカレッジが2012年にマレーシアに分校を設立しました。教育内容や先生の質などはイギリス本校と同じレベル、しかし学費はマレーシアの物価に合わせて本校より低めの設定となっているので、費用を抑えて海外有名校の学位を取得することができますよ。

また、マレーシアの大学は海外からの編入やアメリカなどの大学への転学ができるプログラムを取り入れているので、日本よりも簡単に海外の大学へ転学することができます。

多民族国家なので国際感覚が自然と養える

すでにお話ししたように、マレーシアは移民の多い国ですが、各民族が互いに融合することなく独自の文化や宗教を維持しながら生活しています。各民族はお互いに干渉することなく、違いを尊重しながら暮らしているので、マレーシアにいると自然と色々な文化に触れることができます。

日常生活の中で、マレー語や中国語、ヒンズー語を耳にし、母語の違う人たちとは英語でコミュニケーションを取る。そんな環境で暮らせば、子どもの国際感覚も自然と育まれるのではないでしょうか。

日本で外国人や外国文化と接点を持つには、インターナショナルスクールにいれるなどしなければなりません。マレーシアなら、日常生活の中で様々な国の文化を目にし、互いに尊重する姿勢を身に着けることができますよ。

幼児教育先進国のシンガポールの教育法は?

小学生でエリートに認定されるシステム

東京の23区ほどの面積しかないシンガポールでは、資源が少ないため、国の財産となる優秀な人材を育てることに力を入れています。まず小学校最後の年に、人生最初の大きな難関であるPSLEと呼ばれる小学校卒業認定試験が行われます。

この試験は、小学校の卒業認定をするだけでなく、その成績によってどこの中学校に通えるかが決まる大切な試験です。成績がよいとエクスプレスコースに進むことができますが、そこに入ったからといって安心はできません。

エクスプレスコースに入ってもさらに中学卒業認定試験でふるいにかけられ、最終的に学力に秀でた生徒だけが大学に進学できるようになっています。まずはエクスプレスコースに入るため、PSLEでよい成績をあげることが大切なのです。

幸福感を与えストレスを与えない教育法

子どもにとって勉強面で厳しい印象を受けるシンガポールですが、どんな幼児教育を行っているのか、気になりますよね。小学校と違い、幼児教育においては早期に詰め込み教育をしすぎないよう、ゆとりのある教育法を取り入れているようですよ。

まず幼児教育の軸として、「子どもに幸福感を与えることを優先し、ストレスを与えない」という教育法を実践しています。幼児心理学、さらに認知神経学や脳言語学などの様々な分野を研究して作られたカリキュラムを幼児教育に生かしており、子どもの自立や探求心をうながすことを目的としています。

このような幼児教育を受けて育った子どもは、小学校に入学してから積極的に勉強に取り組むようになるようです。

幼児期からプレゼン能力をみがく教育

シンガポール人と接してみると、さほど自己主張が強いようには感じないにも関わらず、プレゼンになるとスムーズにこなすシンガポール人が多いようです。これは一般的に小学校の国語の時間に行われる「Sow and Tell」というカリキュラムで練習しているからといえます。

幼稚園にもこのカリキュラムを取り入れているところが多くあるようですよ。「Sow and Tell」では、例えば「お気に入りのおもちゃ」などひとつのテーマについてクラスで発表をします。

いつどこでそのおもちゃを見つけたのか、どうして好きなのか、そのおもちゃで何をして遊ぶのかなどをクラスメイトの前で説明するのです。このようにシンガポール人は小さい頃からプレゼン能力を磨いているようです。

アジアの幼児英語教育の日本との違い

英語の環境を国がつくる中国

近年、中国からの観光客を日本国内で見かけることも多くなりました。特に若い世代の中国人を見ると、意外と英語が上手という印象を受けるかもしれません。

中国では2001年より、都心では小学校1年生から、ほかの地域では小学校3年生より、毎週4時間の英語の授業が義務化されています。さらに小学校3年生より、英語でディスカッションを行うクラスを設け、習得した英語をアウトプットする機会も作っています。

さらに大学では、英語の統一テストを全国的に行い、大学別や地域別に一般公開するので、大学側も学生たちの英語力を高めようとよりよいカリキュラム作りに力を入れています。このように「使える英語」を小学生のときから習得することにより、世界で活躍できる人材が育つのですね。
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