子どもの理解力を高める子育てと教育。親子でできる3つのこと
「うちの子は理解力がないのかも…」と心配しているパパママに、子どもの理解力を高めるために日常の生活でできることを紹介します。理解力とはどんな力か、理解力を高める方法、理解力の低い子どもへの対応など、親子で楽しんで子どもの理解力をアップしましょう!
目次
- 理解力がないと将来困る?理解力ってなに?
- 「子どもの理解力」ってどんな力を指すの?
- 理解力があるか見分けるには?
- 理解力のない子どもの特徴は?
- 理解力を高めるためにできること3つ
- 1)言葉や文章をイメージとして捉える練習
- 2)素話(すばなし)で話を聞く練習
- 3)聞いた話を人に説明してもらう
- 子どもの理解力が低いかも。でも焦らずに!
- 子どもはそれぞれ成長速度が違う!
- できる部分を見つけ、伸ばしてあげよう!
- 親も楽しみながら、一緒に成長しよう!
- 習い事で理解力を伸ばす練習をしてみよう
- あそびで身につく「幼児ポピー」
- アイデアを形に「LITALICOワンダー」
- 聴いてアウトプットする力がつく七田式英語
- まとめ
理解力がないと将来困る?理解力ってなに?
「子どもの理解力」ってどんな力を指すの?
習った問題をすぐに解く力のことを指していうパパママもいるでしょうし、先生やパパママが話したことがよく分かる力などを指す場合もありますよね。一般的に、勉強をするときの理解力とは、ある勉強で、どの部分が重要かを分かる力といえます。
先生やパパママから与えられた情報の中で、何が重要なのか、ポイントはどこなのかをすぐに分かる子どもは理解力が高いといえます。そして理解力が高い子は、重要な部分について、具体的なイメージをすぐ、上手に思い浮かべることができるので、記憶にしっかり残ります。
理解力があるか見分けるには?
では、子どもが理解しているかどうか、理解力がついてきたかどうかなどを見分けるにはどうしたらよいでしょうか?
「緑のタオル1枚とビニール袋3枚持ってきて」などと頼みごとをしてみましょう。「わかったよー」と返事をすることが多いでしょうが、そこで「ママはなんていったかな?」と、たずねてみましょう。
ここでママがお願いしたことが正しく言えれば、子どもの頭の中でイメージがきちんとできている証拠ですね。よく理解できているということになります。
理解力のない子どもの特徴は?
理解力がない子どもの最大の特徴は、理解しようとしないことです。先生やパパママの話を聞いて理解するよりも、自分の思ったことを話す方を優先してしまいます。
そして、子どもが書いたものをみると理解力がわかります。絵でも文章でもポイントを書いている子どもは理解力があるということです。
また、集中力が続かない子どもは理解力が低い傾向があります。集中力が続かないとお絵描きも勉強も続かないので、理解しようとしても途切れてしまいますね。
ほかに理解力のない子どもの特徴は、思い込みが激しい、視野が狭い、たとえ話が苦手などです。
理解力を高めるためにできること3つ
1)言葉や文章をイメージとして捉える練習
最初は子どもがわかりやすい、身の回りのことから始めていきましょう。「公園」などがよいでしょう。
まず、絵から言葉です。絵を見て子どもに簡単な話を作ってもらいましょう。晴れた日、ブランコと滑り台がある、砂場には〇人、などポイントを説明できるように、ときには問いかけてみてください。
次に、言葉から絵です。パパママが天気や遊具など、子どもがわかりやすいものを説明します。それを子どもが絵にします。
理解しているかどうかの確認も含めて、子どもと会話をしながら楽しんで下さい。
2)素話(すばなし)で話を聞く練習
素話といって、絵を見せずに耳だけで話を読み聞かせる方法があります。この方法のメリットは絵がなくても話が聞けるようになることで、言語能力や登場人物の心情などを想像する力、コミュニケーション能力が高まります。
就学前に素話で聞く練習をしておくと、成績はもちろん、先生や友達が何をどんな気持ちで話しているかもわかるようになるので、社会性もアップしますよ。
素話が聞けるようになったら児童書にステップアップしましょう。絵がなくても話が分かるようになった子どもは、どんどん読み進めることができます。
3)聞いた話を人に説明してもらう
「パパに伝えて」がよい練習になります。ママが子どもに話したことをパパに伝えてもらいましょう。うまく子どもの言葉で伝わっているか、パパにこっそり確認してみましょう。
最初はうまく伝えられなくても大丈夫です。何度もチャレンジすることで少しずつ伝えられるようになりますよ。
伝える練習をすることで、頭の回転も速くなり、理解力がアップします。
いつの間にか、ママが伝えていなくても、ママの気持ちが代弁できるようになっていたりして、驚くこともあるでしょう。