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子どもの落書きには理由がある!子ども心に沿った関わり方と対処法

子どもの落書きには理由がある!子ども心に沿った関わり方と対処法

もし子どもが壁や床に落書きをしていたら、ママはなんと声をかけますか?多くの場合「なんでそんなことするの!ダメでしょ」と怒ってしまいがちですが、子ども自身は悪気がなかったり、落書き行為の裏に無意識の想いを抱えていることも。今回は落書きに秘められた子どもの心理と親の関わり方、対処法についてお伝えします。

落書きに秘められた子どもの気持ち

そもそもなぜ落書きしたくなっちゃうの?

大人になっても落書きをした経験はありませんか?例えば、電話中や授業中などに意味もなく落書きした事ってあると思います。実は、その落書きで脳の緊張を和らげ集中力を高めているそうです。落書きにはストレス発散と脳のリラックス効果などがあるんですね。

同様に子どもの落書きも、ストレスを発散させ集中力や想像力を高める効果があります。また、手を動かす事により記憶力も高める事ができるので、子どもにとって良い事づくしですよね。

子どもは普段好き勝手やっているように見えても、思うように自分の意思が伝わらなかったり、やってみたい事が出来なかったりなど、ストレスはあります。そのストレス発散法の1つとして落書きをしてしまうという理由があるようです。

落書きにはこんな想いが隠されている

子どもの落書きをしっかり見てみた事ってありますか?ただぐちゃぐちゃ書いてあるだけの落書きにも、その子の感情や心情が表れているそうです。

では使っている色に注目してみて下さい。子どもがよく使う色は何色でしょうか?例えば、赤ならエネルギーに満ちていて元気な表れですし、黒ですと何か不満を表していると言われています。他にも、幸せを感じている時はピンク、甘えたくなっている時は黄色、疲れて休みたい時は緑など無意識に使っている色にもそれぞれ意味があるようです。
普段イライラしてしまう落書きでもこういった見方をしてみると面白いですよね。つい叱ってしまいがちな落書きですが、一度その時の子どもの感情や心情を見てみるのもよいかもしれませんね。

気持ちを理解し声掛けを

子どもが落書きをしてしまった時に、反射的につい叱ってしまいますよね。親は子どもが書いた絵よりも、まず消す事を考えてしまうと思います。でも、子どもからしてみると上手に書けた絵を見てほしいという気持ちがあります。それを叱られて消されてしまうと子どもも納得ができません。

この気持ちを理解すると、子どもにかける言葉も変わってくると思いませんか?理解する前は「消すの大変なんだからやめて」など、親の都合で叱ってしまいがちですが、子どもの気持ちを理解すると「今度は紙にお絵かきして上手に書けた絵をみんなに見せよう」など子どもが納得する声掛けができると思います。まずは、叱りたくなる気持ちを抑えて、子どもの気持ちを理解してあげましょう。

壁や家具を守る!子どもの落書き予防法

自由な落書きスペースを設置する

子どもの絵って大きく書く事が多いですよね。自由にのびのび書くのが楽しくて落書きをしてしまう子どもも多いと思います。それなら、自由に大きく落書きが出来るスペースを作ってあげると子どもも楽しめて、親も安心できますよね。

最近では、壁に貼るタイプの黒板やホワイトボードなども手頃な価格で販売されています。このタイプはウォールステッカーなので簡単に貼ってはがす事ができます。これなら、賃貸のお家でも安心して使う事ができるので便利ですよね。また、友人ママはカレンダーなどの裏紙を何枚か繋ぎ合わせ、テーブルいっぱいに敷きつめて大きな落書きスペースを作っていました。身近にある物で簡単に大きな落書きスペースを作りたい方にはおすすめです。

不要な筆記具は片付けよう

子どもの落書きの予防法で1番簡単なのは、筆記具を子どもの届く所に置かない事です。でも、子どもってしまったはずのペンをいつの間にか持っていたりしませんか?そのペンが油性ペンだったら消すのも大変ですし、鉛筆なんかでも子どもが強く押し付けて書けば落書きだけではなく、傷だってつきかねませんよね。こうならない為には、日頃の整理整頓が重要です。

親や上の子が使った後は要注意です。うっかり出しっぱなしにしてしまいがちですが、使い終わったら必ず片づけるよう気をつけましょう。また、子どもが届かない高い所にしまっていても、子どもが見つけてしまえば、踏み台を使って取れてしまう可能性があります。高い所よりも見えない場所に置いた方が安全かもしれませんね。

お絵かきの時間をたっぷりとる

子どもにとってお絵かきは良い事づくしなので、子どものために思いっきり好きなだけ書かせてあげたいですよね。しかし、家の中が汚されてしまうリスクを考えると、なかなか思いっきり書かせてあげられない気持ちもわかります。家の中が難しいのであれば、外でお絵かきをさせてみてはいかがでしょうか?

子どもは外が大好きなので、外でお絵かきをするだけで楽しさが違ってくると思います。外なら普段抵抗がある絵の具でだって思いっきり書かせてあげられますよね。近くの公園でお絵かきしてもよいですし、時間がある日には家族で動物園や水族館などで写生会をしてみてもよいでしょう。

いつもと見ている風景が変わるので、今まで見た事のない子どもの絵が見られるかもしれませんね。
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