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しつけに悩む子どものおもちゃ欲!上手な与え方や片付けの促し方とは

しつけに悩む子どものおもちゃ欲!上手な与え方や片付けの促し方とは

デパートやスーパーなどにお出かけしたときに、子どもがおもちゃが欲しいと駄々をこねてその場から動こうとしないと困ってしまいますよね。そこで、おもちゃを欲しがる子どもの気持ちを解説するとともに、おもちゃの上手な与え方や楽しく片付けができる方法についてご紹介します。

おもちゃを欲しがる子どもの行動と心理

おねだりや駄々をこねるのは自我の芽生え

子どもと一緒にお買い物に出かけたとき、おもちゃ売り場で駄々をこねられて困った経験をしたことはありませんか。しかし、このような行動は子どもが成長をしている証拠であると考えられます。

最初のうちはママやパパが用意したおもちゃで遊んでいた子どもも、2~3歳ごろになると自分が遊びたいおもちゃを選ぶようになっていくものです。自我が芽生えた子どもが自分の好きなおもちゃを欲しがるのは自然な感情で、おねだりや駄々をこねて自分のその思いを伝えようとします。

もう少し成長すれば我慢することを覚えていきますが、この時期にわがままだと抑えつけてばかりいると、自分の考えを伝えることが苦手な子どもに育ってしまうかもしれません。

買ったおもちゃに飽きると次が欲しくなる

我が子にせがまれて買ったおもちゃも、何回か遊んだだけで飽きてしまって見向きもしなくなることがよくあります。今あるおもちゃに飽きてしまうと、新しいおもちゃを欲しがるでしょう。

一般的には、スイッチを押すだけで遊べるようなおもちゃはすぐに飽きてしまうようです。また、子どもの年齢と合っていないおもちゃも同様です。

しかし、多くのおもちゃを用意しすぎることは、子どもの成長によい影響をおよぼすとはいえません。子どもが欲しがるからといってすぐに買い与えると、我慢することを経験せずに成長していきます。欲しいものがいつでも手に入れることができる環境で育った子どもは、努力することの大切さを学ぶ機会を失ってしまうでしょう。

欲しがってみせて愛情確認していることも

おもちゃが欲しいと駄々をこねているときは、ママやパパの愛情を確認していることも考えられます。慣れない保育園での生活や妹や弟の誕生などの環境の変化がストレスになって、不安な気持ちを「駄々をこねる」という形で表現しているのかもしれません。

子どもはママやパパの愛情に不安を抱くと、おもちゃなどの「物」で寂しさを埋めようとすることがあります。おもちゃを買ってもらうことで、ママやパパの愛情を感じて安心するようです。

もしおもちゃのおねだりが続くようであれば、子どもとのコミュニケーションをより一層意識して接するとよいでしょう。子どもの不安な気持ちを理解した上で、安心するような言葉をかけると少しずつ改善されていくようです。

おもちゃを欲しがる子どもへのしつけ

前もって子どもに買い物の目的を話しておく

自分の感情をコントロールすることが苦手な子どもにとって、おもちゃを欲しがる気持ちを我慢することは簡単ではありません。しつけとして、買い物に出かける前に子どもと約束しておくという方法を取り入れている先輩ママがいます。

約束するときのポイントは、前もって子どもに買い物の目的を話しておくことです。ママやパパの考えを一方的に伝えるのではなく、おもちゃを買ってもよい日と買わない日を子どもが納得するように話し合った方がよいでしょう。

おもちゃを買わないと約束した日にもかかわらず欲しがっておねだりや駄々をこねたときには、毅然とした態度を示すことが大事です。泣きながらでも我慢できたときには、たくさん褒めてくださいね。

駄々をこねたらおもちゃから離れて話そう

一度駄々をこねたら、ママやパパが何を言ってもおもちゃが欲しいと泣き続ける子どももいるでしょう。このようなときには、優しく抱きかかえてその場から離れるとよいようです。

子どもの目の前に欲しいおもちゃがあると気持ちを切り替えることが難しいので、できればおもちゃが目に入らず、静かで人通りの少ない場所に移動してから話をするとよいでしょう。

小さな子どもは、おもちゃが目に入らなければ欲しかったことすら忘れてしまうかもしれません。落ち着いた場所でママやパパとお話しすれば、子どもの気持ちも落ち着いてくるものです。親にとっては根気のいることですが、子どもの気持ちを聞きながら話し合うことで解決するかもしれませんよ。

特別な日に買うなどのルールを家族で決める

子どもがおもちゃを欲しがったときのために、家族でルールを決めておくという方法もあります。たとえば、高価なおもちゃはお誕生日やクリスマスなどの特別な日に買うことをママとパパで決めて、子どもに伝えるとよいでしょう。

特別な日でなくても祖父母からおもちゃをプレゼントされた場合には「子どものお誕生日プレゼントとして渡しますね」と、祖父母に理解を求めているという先輩ママもいますよ。

家族でルールを決めたら子どもがいくら欲しがってもおもちゃを買わないことが原則ですが、状況によってはおもちゃを買うことがあってもよいかもしれません。このようなときには「痛い注射が我慢できたから、おもちゃを一つだけ買って帰ろう!」などと理由を伝えることが大切です。

おもちゃを片付けるしつけも楽しくしよう

おもちゃの定位置を子どもと一緒に決める

我が子の成長と共に増え続けるおもちゃの片付けに苦労しているママやパパは多いようです。遊んだおもちゃを散らかしたままにしておく子どもは決して珍しくはありませんが、ママやパパの工夫で小さな子どもでも楽しくおもちゃを片付ける習慣を身につけることができます。

整理整頓の習慣化のためには、おもちゃの定位置を子どもと一緒に決めるとよいでしょう。小さな子どもであれば、収納スペースごとにおもちゃの写真やイラストを貼っておくと片付けやすいですよね。兄弟ごとに色を分けて収納場所を決めておくという方法もあります。

「遊んだままにしておくとおもちゃが家に帰れなくて悲しむよ!」という声かけで、片付けができるようになった子どももいるようです。
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