1歳児にお菓子を与えても大丈夫?お菓子デビューの時期や注意点
1歳というと離乳食も完了期になります。もうそろそろお菓子をあげてもよいのだろうか?それともまだやめておいた方がよい?塩分・糖分や虫歯も気になるし…と迷うママもいるかもしれませんね。お菓子といっても手作りのものから市販のものまでさまざまです。そこで、どんなお菓子があるかみてみましょう。
お菓子を与えるタイミングや量が知りたい!
そもそもお菓子を毎日あげても大丈夫なの?
おやつとお菓子は意味が違います。おやつには、食事では足りない栄養やエネルギーの補給の意味合いがあるので、甘いものである必要はありません。お菓子は、甘いものなので無理にあげるのではなく、慎重になった方がよいのではないでしょうか。
もし、どうしても毎日あげたいなら、手作りにすることや市販のものにするなら月齢が低いもの、余分なものが入っていない自然素材のものを選ぶなどして対応してみてはいかがでしょうか?くれぐれも大人のお菓子はあげないようにしましょう。
欲しがるお菓子、いつからあげればいいの?
赤ちゃんがお菓子を食べるメリットは、つかんで食べるという練習になることです。離乳食をスプーンで食べているのとは違い、手先を使うことで五感が刺激されます。ただ、量や味の濃さなどをきちんと考えないと薄味の離乳食を食べてくれなくなることもあります。お菓子は、ママが味を確認して大丈夫と感じるものだけにしましょう。
おやつは、栄養補給に必要な場合もありますが、お菓子に関しては味や量をきちんとコントロールしてください。
1歳児には どのくらいの量をあげたらいい?
1歳ころの1日のおやつ摂取量の目安は、100kcalです。厚生労働省が出している1歳児の必要カロリーは、男の子950kal、女の子900kcalです。カロリーだけを気にするのではなく、栄養のバランスが大切ですから、摂れていない栄養素を含むお菓子をあげるのが一番でしょう。
野菜が足りないなら野菜をメインにしたもの、ビタミンが足りないならフルーツ系のもの、カルシウムが足りないなら小魚などが原料になっているものなど、色々ありますし、ないなら手作りしてみるのもよさそうですね。
1歳児にお菓子を与えるときの注意点
アレルギーの原因になる材料が使われている
果物や野菜で多いのは、キウイ、次にりんご・桃・メロン・ブドウ・バナナと続きます。ほかにも、トマト・さくらんぼ・すもも・西洋梨・すいかなどにもアレルギー反応が出ることがあります。果物や野菜は、完熟に近いほどアレルギー反応が強く出ます。
お菓子には、意外とアレルゲンになるものが多く含まれています。ナッツ類やそばは、アレルギー反応が強く生命に関わります。また、ナッツ類や甲殻アレルギーは、大人になっても続きますので、子どもが勝手に手を出さないように教えましょう。
1歳児が喉に詰まらせる危険性のあるもの
ほかには、ビスケットやクッキー、せんべいなども危険です。このようなお菓子は、口の中の水分を吸ってしまうため、少しずつよく噛んでから飲み込ませましょう。赤ちゃん用のビスケットなどはよく売られていますが、食べさせるときは、きちんと食べられているか最後まで見守ってください。
また、ぶどう、りんご、ミニトマトも吸い込みやすく、のどに詰まらせた事例が多いようです。
詰まらせたときの対処法は、2つあります。意識がない場合は、異物を取り除くことよりも心肺蘇生を優先し、救急隊の到着を待ってください。意識があるときは、背部叩打法かハイムリック法で異物を取り除きましょう。
1歳児には砂糖塩分油脂の多いものは避ける
子どもが好きなチョコレートですが、甘いのは多量の砂糖が入っているからです。試しに、砂糖があまり入っていないものを食べてみると、苦くて食べられない人も多いかもしれません。
スナック菓子はカロリーも高く、塩分やトランス脂肪酸が含まれていますので、できるだけ食べさせないようにしましょう。マーガリンにもトランス脂肪酸が含まれているのは有名ですね。
野菜が苦手な子にマヨネーズをかけることも多いかもしれませんが、材料に油が含まれますので気をつけましょう。