子どもへの算数の教え方。数字が苦手な親でも算数を教えられる方法
子どもが算数が苦手で、どのように教えたらよいか分からない!というママのために、算数を苦手だと思う子どもの気持ちや算数嫌いを助長させている!?親の教え方、子どもを算数好きにするための親のサポートなどを解説します。子どもと日常生活から算数を楽しんで、算数嫌いを克服しましょう。
算数を苦手と思う子どもの気持ち
計算ミスで自信をなくしているのかも?
実際、小学校入学してすぐの段階で、算数では差が出ていることがあるそうです。差が出てしまう原因のほとんどは、計算ミスです。
算数は国語の記述のように要点が合っていれば丸がもらえるというものではなく、正確な答えを出さないと丸がもらえません。でも、人間はコンピューターと違って、いつも正確な答えが出せるわけではありませんよね。
子どもが計算ミスをして自信がなくし、算数が苦手だと思い込む前に、時間があるときは計算の見直しをするように勧めましょう。幼稚園や小学校低学年くらいならば、見直しで発見できるミスは多いはずですよ。
算数の問題の意味を分かっているかな?
国語で「本を読みましょう」と言われる場面が多いですね。算数でも、読解力は必要です。いろいろな問題に触れて、この問題はこのことを聞いている、と分かるようになるとよいですね。
そのためには、問題用紙を持って帰ってきたら、できなかった原因を探ってみましょう。問題がどんなことを聞いているのか、分かっているのかを確認して下さい。
問題の意味が分かっていないようならば、絵を書いたり、図を書いたりして、子どもが考えるように促しましょう。
練習不足のせいかもしれない?
子どものうちは、毎日1ページくらいの計算を行うことがとても重要です。10分程度で終了する宿題でも継続的にやるかやらないかということで、その後の算数、数学的な感性に大きな差が生まれてしまいます。
歯を磨いたり、顔を洗ったりするように、毎日、継続してやることで、子どもの自信にも繋がりますし、できた!という成功体験を何度も積むことができます。毎日練習することこそが、算数の苦手克服のカギですよ。
算数嫌いを助長させる!?親の教え方
間違いを指摘、怒っていませんか?
正解した答えは、どの子どもも同じ解き方をしていることが多いです。間違った問題の解答には子どもの個性や癖が出ています。
その個性や癖を叱っても、子どもは困り苦手意識が更に募るだけです。それよりも、なぜ間違ったかを一緒に突き止めてあげることが大切ですね。
間違った問題の横に間違った理由を書いてみる、例えば「3+2をまちがえた、せいかいは5」などと書いてみましょう。見直したときにどんな所を間違えていたかよく分かるようになります。
分かったら、次は気をつけるように促して下さい。次第に気をつけるポイントが分かってきてミスが減るでしょう。
早期教育を行っていませんか?
早期教育のメリットは、他の子どもが学習していない分野を先取りで学習することで、子どもの自信に繋がります。でも、これは早期教育が子どもの発達段階に合ったときに限ります。
発達段階に合わなかったときは、不得意科目になってしまうことがあるので要注意です。つまり、デメリットは早期教育が不得意科目を作ってしまう可能性があることです。
中学校で習うような問題を、読解力がついていない小学低学年で解くのはリスクが大きく、結果として答えの丸暗記になりかねません。子どものうちは試行錯誤して色々な問題を解く楽しさを知ってほしいですね。
図形描くときどうしていますか?
小学低学年ぐらいまでは、定規なしで図形を書くのは難しいかもしれませんが、定規を使うと、書く途中で、図形の一部が定規に隠れてしまい、図形全体を把握しながら書くことができなくなってしまいます。
図形問題が得意になるためには、頭の中に形をきちんと思い浮かべられることが大切です。そして頭の中に図形をたくさんストックすることで、図形のセンスが身につきます。
頭の中の図形を使って、フリーハンドで書けるようになれば、図形のセンスがついた証拠です。
子どもを算数好きにするための親のサポート
自分で考える力を身につけさせる
子どもが話したことが間違っていても、否定することはよくありません。子どもの心の中には表現したい何かがあります。それを「そうだね」と言って受け止めてあげることが必要です。
パパママの都合で無視したり、違うと拒否したりせずに、大きな心で受け止めてあげましょうね。子ども自身の理解や判断に自信を持たせてあげることが、自分で考える力を身につけことになります。
自分できちんと考えられる力をつけることは、算数好きにするためだけでなく、将来自立して生活していく上でも重要です。子どもが考えることが楽しくなるような関わり方ができるとよいですね。