子育ての教育にパズルが効果的?その理由やポイント、年齢別の人気パズル
楽しく遊びながらも、知育につながるといわれているパズル。子育てのなかで、ぜひ積極的に取り入れていきたいですよね。そこで、パズルにどんな効果があり、どのように取り入れていけばよいのか、またおすすめのパズルなどを、年齢別にみていきたいと思います。
パズルを取り入れることで養われる能力は?
論理的思考力が養われる
パズルで養われる能力のひとつに「倫理的思考力」というものがあります。「倫理的思考力」と聞くと、少し難しく感じるかもしれませんが、客観的にものごとを見て、難しいことをいかに分かりやすく伝えることができるか、という能力のことです。
「パズルとどんな関係があるの?」と思われるかもしれませんね。けれどパズルをするなかで、色分けをすることや、どこから作れば効率よく完成させられるのかなど失敗しながら何度も考えていくことが、倫理的思考力を身に着ける第一歩になっているのです。
創造力や集中力を高める
そうして自分なりの作り方を見つけていくなかで、創造力を高めていくことができるのです。また想像力や瞬間的な記憶力も養っていけます。
また、パズルをしているときの子どもは夢中です。じっくりとパズルと向き合い、集中して考えています。
いつもは走り回って元気いっぱいの子どもも、パズルをするときはじっとしていたりしますよね。そうした、楽しみながら集中できる機会を作ってあげることで、集中力を高めていけるのです。
細かい動きで手先が器用になる
また手先をたくさん使うということは、脳にとってもよい刺激となり活性化されるのです。そして嬉しいことに、パズルは右脳も左脳もどちらもバランスよく刺激してくれるそうです。
特に3歳前後の子どもの脳は、大人の80%ができあがるといわれている時期なので、ぜひ普段の遊びに積極的にパズルを取り入れ、脳を活性化させてあげたいですね。
ここまでパズルの素晴らしさをお伝えしましたが、子ども自身が楽しめなくては意味がありません。そこで次は、効果的にパズルを取り入れるポイントを一緒に考えていきましょう。
パズルを効果的に取り入れるポイントは?
子どもから聞いてくるまでは口出ししない
子どもがパズルをするのを見ていると、もどかしくてつい「ほらあっち、その向きじゃなくて」などと口を出してしまうというようなことはないでしょうか。大人には簡単に見えても、子どもには難しい世界であり頭をフル回転させて考えている最中なのです。
大人は口出しせずに、子どもが自分のペースで考えられるよう見守りましょう。そして子どもから助けを求められたときに初めて、ヒントを出したり、手伝ったりするようにしましょう。
子どもはじっくり自分で考えながら成長し、自分で完成させたことに喜びを感じます。あまり口出しはせず、楽しく成長できる時間にしてあげましょうね。
ピースの数を少しずつ増やしていく
まずは1ピースずつはめ込むタイプの「型はめパズル」や、2ピースからなど少ないジクソーパズルから初めてみましょう。それを楽しめていれば少しずつピースを増やしていきます。
また、完成の一歩手前までできたジグソーパズルの、最後の1ピースをはめ込むという練習から始めてもよいでしょう。次は2ピース、3ピースと、少しずつ増やしていくのです。
そうして楽しく進めていくうちに、4歳5歳と大きくなれば、どんどん難しいパズルもできるようになってきます。
親子でパズルを通じて会話をする
また褒めてもらったり共感してもらえたりすると、子どもは嬉しくて「もっとやってみよう!」と思えます。口を出さずに見守ったほうがよい、とは書きましたが、パズルをしながら親子で色々な会話をすることは、子どもの自信ややる気を高めてくれるのです。
そして何より、親子で楽しい時間を過ごすことは、子どもの心を豊かにしてくれます。パズルを通じて、そんな親子のコミュニケーションの時間にできればよいですね。
手作りもできる?年齢別人気パズル
1歳~3歳児におすすめのパズルは?
また小さな子向けのパズルといえば、丸、三角、四角などのものを型にはめると、ポトンと落ちるタイプの「型はめパズル」もおすすめです。向きを変えたり回転させたりしながら型をはめていくことで、脳に刺激を与えてくれます。
3歳くらいになれば、10ピース以上のパズルもできるようになります。その子のペースに合わせながら、選んでみましょう。
また3歳以上なら、形の違う積み木を組み合わせて色々な形を作っていく「タングラム」というパズルもおすすめです。