女の子の赤ちゃんの体重の変化。成長曲線と体重の増減の原因
赤ちゃんの体重が増えないとどうして増えないのか心配になったり、体重が増えすぎるとこのままで大丈夫か心配になったり…。赤ちゃんの体重の変化は気になりますね。男女で成長曲線は違いますが、今回は女の子の成長曲線を確認しながら、赤ちゃんの体重が増える原因や増えない原因をまとめました。
女の子の成長曲線グラフを確認しよう!
赤ちゃんの成長曲線とは?
このグラフは、同じ月齢の赤ちゃんの中で小さい方から順番に並べたときに、どのくらいの位置にいるかが分かるように作られています。成長曲線のグラフには、2本の折れ線グラフが書いてあり、その2本の枠内であれば、平均的な数値ということになります。
赤ちゃんの成長がどの程度なのかをみるにはよいグラフですね。この数値はあくまでも目安になりますので、この数値から外れていても心配しすぎないでくださいね。
女の子の成長曲線グラフ
例えば、赤ちゃんの生まれたときの平均体重は男の子が2.98kg、女の子が2.91kg、平均身長は男の子が48.7cm、女の子が48.3cmになります。具体的な数値をみても、女の子の方が体重も身長も小さいですよね。
また、前回の10年前の調査に比べて体重の平均値は女の子で0.05kg、身長は0.1cm減少していることがわかっています。男の子も10年前より減少していて、全体的に10年前より赤ちゃんが小さくなっているようです。
男の子と女の子のグラフが少し違っていますので、子どもの成長曲線を見るときは注意が必要ですね。
成長曲線をチェックしながら見守ろう
緩やかでいいので、少しでも成長しているということが大切なのですね。もし、大きくグラフから外れていることや、急激に数値が減少していることがみられた場合は、医療機関に相談してみましょう。
成長曲線はあくまでも目安の数字です。その数値を気にするあまり、赤ちゃんに本当に必要な育児ができなくなっては大変です。
成長曲線を参考に赤ちゃんの体重の変化の経過をみながら、赤ちゃんの成長を温かく見守りましょう。
成長曲線より体重が下回る原因は?
【原因1】母乳やミルクの量が少ない
おしっこが1日に5~6回より少なく、濃い黄色のおしっこの場合は、母乳やミルクが足りないかもしれません。母乳をある程度飲んでいるのに体重が増えていない場合は、母乳があまり出ていなかったり、母乳のカロリーが不足していることも考えられます。
こうしたときは、母乳を飲ませる回数を増やしてみたり、ミルクの量を増やして対応する必要がありますね。月齢に合わせた適量のミルク量はありますが、赤ちゃんは個人差がありますから、個人に合わせた対応が必要ですね。
【原因2】運動量が多い
よく動く赤ちゃんの場合、カロリーを沢山消費します。例えしっかりと母乳やミルクを飲んだとしても、消費するエネルギーが多いわけですから、体重が増えないのです。
体重が増えなくても、元気に動き回っていたら健康ですから安心して大丈夫です。体重が増えることに意識がいって、赤ちゃんを動かないようにするのは、赤ちゃんの発達を邪魔することになりますから、気を付けましょう。
【原因3】身長が伸びている時期
赤ちゃんが体重が増えて丸くなってきたと思ったら、少しほっそりとして身長が伸びるというわけです。ですから、体重が増えないと気にしているときは身長が伸びている時期かもしれません。
しばらくしたら、体重が増えていくかもしれませんので、気長に見守ってあげましょう。体重増加に神経質になりすぎると、ほかに必要な発達を見逃してしまうかもしれませんし。
体重の増え方も、身長の伸び方もそれぞれの子どものスピードがありますので、自分の子どものスピードを見守ってあげてくださいね。
成長曲線より体重が上回る原因は?
【原因1】ミルク量が多い
体重増加の原因としては、まずはミルクの量が多いことが考えられます。母乳は自然に栄養摂取をコントロールして飲む量を調整してくれますので太りにくいといわれています。
しかし、ミルクはそうはいきません。ミルクは高たんぱく低脂肪で消化吸収に時間がかかり、満腹になったと思いにくく、飲みすぎてしまいやすいのです。
そのため、母乳よりもミルクを飲んでいる子の方が体重が増えやすいといわれています。ミルクの特徴を念頭において、ミルクをあげすぎないように気を付ける必要がありますね。