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子どもの乾燥は肌トラブルのもと!環境の見直しと保湿ケアで肌を守る

子どもの乾燥は肌トラブルのもと!環境の見直しと保湿ケアで肌を守る

子どもの肌はちょっとした刺激でもトラブルが起こりやすく、季節に関係なく肌が乾燥しやすいですよね。そんな子どもの乾燥肌をどうにかしてあげたいとお悩み中のママパパ必見!子どもの乾燥肌の原因から対策、保湿剤の効果的な使い方までをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

子どもの乾燥肌の原因と肌トラブル

なぜ子どもは乾燥肌になりやすいのか?

子どもの肌は、大人の肌に比べて皮膚が薄いのが特徴です。表皮の最も上層にある「角質層」という部分が、肌の水分を保持する機能と、バリア機能を担っているのですが、この角質層が子どもは大人よりも薄いので、子どもの肌は外からの刺激に弱いのです。

なんと、新生児から生後12カ月の赤ちゃんの表皮の厚さは、大人の10分の1程度しかないそうです。子どもが乾燥肌になりやすいのも頷けます。

また、子どもの肌は、乾燥や刺激から皮膚を守る働きを持つ皮脂を分泌する「皮脂腺」が未熟です。そのため、ちょっとした刺激でも肌にトラブルが起きやすくなります。

1歳〜6歳の幼児期は、生涯で最も皮脂分泌量が少ない時期と言われるほど、子どもの肌は乾燥しやすいのです。

乾燥した肌に起こりやすいトラブルとは?

子どもの肌が乾燥すると、肌のバリア機能が低下し、様々な肌トラブルが現れやすくなります。乾燥が関連している代表的なトラブルは、「皮脂欠乏症性湿疹」と「アトピー性皮膚炎」があげられます。

【皮脂欠乏症性湿疹】
乾燥した肌に様々な細菌やウィルスが付着し、かゆみを生じます。最初はカサカサとした肌ですが、かゆみが増して掻きむしることにより、掻き傷がさらなる湿疹の原因に。乾燥を防ぐことにより予防できます。

【アトピー性皮膚炎】
もともとアレルギー体質の人や、皮膚のバリア機能が弱い子どもに多く見られます。かゆみのある湿疹があり、良くなったり悪くなったりを繰り返し、なかなか治らないことが特徴です。

肌が乾燥するとどうしてかゆくなるの?

かゆくなる原因で最も多いのが、肌の乾燥です。肌が乾燥した状態では、「かゆみの知覚神経」が皮膚の表面近くまで伸びてくるので、少しの刺激にも肌が敏感に反応し、かゆみを強く感じるようになります。

かゆいからといって肌を掻くと表皮が荒れるので、ちょっとした刺激にも過敏に反応するようになり、悪循環に。

肌を掻くことで、かゆみの原因となるヒスタミンを誘発する物質(神経ペプチド)が出て、かゆみをさらに強くするという研究結果もあるようです。

肌を掻くたびにより一層かゆくなってしまうので、子どもが肌を掻いていたら注意したり、保湿剤やかゆみ止めの薬を使うなどして、肌を刺激しないように対応してあげることが大切ですよ。

環境から見直すべき子どもの乾燥肌対策

長風呂や洗いすぎは乾燥肌のもと

子どもの肌は大人よりもデリケートなので、傷めないように、やさしく丁寧に扱うことが大切です。

毎日何気なく入っているお風呂ですが、長風呂をしたり、体を洗いすぎたりしていませんか?実はこれらの行為が肌を傷めているかもしれません。

熱いお湯に長く浸かっていると、肌から皮脂が奪われ、乾燥しやすくなります。お風呂の温度は夏場は38℃前後、冬は40℃までにし、入浴時間は5分程度が理想です。

また、肌を洗う時にナイロンタオルなどでゴシゴシ洗ったり、液体石鹸を直接肌につけてしまうと、石鹸の成分が皮脂を奪うだけでなく、こすることで肌に負担がかかります。泡立てネットを使って石鹸を泡立て、手で泡を取り、肌を包むようにこすらずに洗ってあげてください。

部屋の湿度が低いと乾燥しやすい

入浴方法だけでなく、部屋の湿度も気にしましょう。湿度が低くなるほど室内は乾燥してしまうため、子どもの肌は外からの刺激を受けやすくなります。

湿度は50~60%が理想的。湿度を測ることができる温度計を利用して部屋の湿度を調整するのもオススメです。

暖房をつける場合は湿度が低下しやすいので、加湿器を付けて湿度を上げます。加湿器がない時は水に濡らしたタオルを部屋に干しておくだけでも湿度を上げることができますよ。

湿度が低下するのは冬だけではありません。夏も冷房や扇風機などで室内の温度を調整すると湿度は下がってしまいますので、乾燥肌対策は冬だけでなく、夏もしっかりとケアしてあげることが大切です。

肌への刺激が少ない素材の肌着を選ぶ

乾燥肌対策として、子どもの肌質に合った肌着を選ぶのもポイント。乾燥肌はアクリルやポリエステルなどの化学繊維が使われている衣類とは非常に相性が悪いです。衣類の素材が刺激となり、強いかゆみを生じます。

乾燥肌やバリア機能が未熟な子どもの肌には化学繊維が使われている衣類はあまりオススメできません。化学繊維が使われていない、肌にやさしいコットン100%やシルクなどのものを選ぶといいですよ。

コットンは化学薬品などを使っていないので、化学繊維のものと比べると肌への刺激はほとんどなく、その上、静電気を防止する働きがあるので、静電気による肌トラブルも防いでくれます。

乾燥している肌は刺激に敏感なので身につけるものにも気を配れるといいですね。

毎日の保湿ケアで子どもの肌を守る

入浴後は素早く保湿!こまめな保湿ケアを

子どもの肌を乾燥から守るには、毎日の保湿ケアが重要!入浴後の肌が柔らかいうちに、しっかりとスキンケアを行いましょう。

入浴後は皮膚のうるおい成分が外へ流れ出てしまっている状態なので、肌は乾燥しています。湯船で余分な角質が取れて肌が柔らかくなっているお風呂上がりすぐに、保湿ケアをしてあげることで、保湿剤が浸透しやすく、肌が潤います。

入浴後のスキンケアは素早く行うこと!肌を保湿しないまま脱衣所に出てしまうと、乾燥した空気に肌がさらされてしまいます。

できれば保湿剤をつけるのは脱衣所ではなく、蒸気がある浴室内で保湿剤をつけると、乾燥から肌を最低限守れます。保湿剤を浴室に置いておくと便利です。

タイプで違う保湿剤の種類と効果的な使い方

ここでは、タイプの異なる保湿剤、ワセリン・クリーム・ローションの効果的な使い方をご紹介します。

・ワセリン
固くベタベタとしています。そのまま塗ると肌がベタつくので、ワセリンを塗る時はまず手の平で温めて柔らかくしてから、肌全体に薄く伸ばして、ベタつきを抑えながら塗ります。

・クリーム
手の平に適量を取り、手全体に薄く伸ばしてから、体全体に塗ります。肌にクリームを押し込むように軽く押さえ、乾燥が気になる部分には重ね付けしましょう。

・ローション
使い方はクリームと同じですが、ローションは量が多いとベタベタとします。量が少ないと保湿効果が充分には発揮されませんので、子どもの肌がベタベタしない程度に少しずつ塗っていきます。

肌の状態にあった保湿剤を選ぶ

保湿剤は大きくわけて2種類。日常の乾燥予防には1のタイプ、乾燥がひどい肌には2のタイプがオススメです。

1.乾燥を防いで敏感肌にも使える
薬が皮膚を覆って水分の蒸発を抑えることで皮膚を乾燥から防ぐ保湿剤。代表的なものに「プロペト」「白色ワセリン」「サンホワイト」があります。皮膚に水分を与えるものではなく、皮膚の水分を逃がさないようにするものです。

2.カサカサの肌に潤いを与える
皮膚に潤いを与えながら水分の蒸発を防ぎます。保湿剤そのものに水分が多く含まれており、塗った直後から保湿されます。代表的なものに「ヒルドイド」「HPクリーム」があります。ワセリンなどで十分に保湿できないほどの乾燥肌は、肌に潤いを与えるこのタイプが最適です。

まとめ

いかがでしたか?子どもの肌は大人と比べてとてもデリケートで、バリア機能などが発達しきっていないために肌が乾燥しやすいのです。

そのためにも、日常の生活を見直し、入浴の仕方や、部屋の湿度にも気を使ってあげたいですね。肌トラブルがひどい場合は、きちんと皮膚科を受診して、その子に合った適切な保湿剤をもらうのがいいでしょう。

乾燥肌を防ぐには毎日の保湿ケアが大切です。こまめにスキンケアをしてあげるのは大変かもしれませんが、子どもの肌を守るために、潤いのある肌に導いてあげてください。

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ライター紹介

野々山 恭江

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