乳児のおならは体調のバロメータ!おならの健康基準や臭い対策
生まれたばかりの乳児でも大人と同じようにおならをします。けれど、回数が多い気がしたり臭いが強かったりすると心配に思うママもいるでしょう。そこで今回は、赤ちゃんのおならについての基礎知識や臭いの対策法をご紹介していきます。おならから赤ちゃんの健康状態をチェックしてみましょう。
赤ちゃんのおならで健康のチェック
健康な状態でのおならのにおいや回数
また、ミルクを飲んでいる赤ちゃんよりも、母乳を飲んでいる赤ちゃんのほうがおならの回数は多くなります。理由はおっぱい吸うときに、空気を多く吸い込むからです。これが、胃腸が成長してくると1日のうんちの回数が減り、腸の中で母乳が発酵する時間が長くなるので生後2、3カ月頃からは、おならが臭くなってくることがあります。
離乳食がはじまるともっと消化に時間がかかりますのでおならのにおいは臭くなりますし、イモなどを食べるとにおいが強くなることもありますよ。
おならの多い少ないの基準は?
それでも、赤ちゃんのおならの回数が多いのではないかと 心配になってしまいますね。これは、ゲップの出し方がまだ分かっていなくて、お腹に空気がたまりやすくおならで空気を出すからです。ママの手助けなしでゲップを出せるようになると、おならの回数もおのずと 少なくなっていくでしょう。
ママ友の赤ちゃんは母乳をたくさん飲んでいたので、ゲップもおならもたびたびしていました。食欲のある赤ちゃんは、母乳やミルクを飲むたびお腹に空気がたまり、おならの回数が多くなります。
臭いときや一緒にうんちが出るときは大丈夫?
また、おならをする回数が過剰になった場合も、おならとうんちをうまく出せていない証拠なので、便秘の可能性が考えられます。
おならと同時にうんちが出て大丈夫かなと思うこともありますよね。 それは、うんちがおなかにたまった空気に押された空気(おなら)と一緒に出るからなのです。おならをするたびにうんちをしているのでなければ問題ありません。
お腹をこわしているときにも、おならといっしょにうんちが出ることがありますので、いつもよりうんちの回数が多くないかもあわせてみていきましょう。
おならが臭くなってしまう原因は?
便秘と下痢によるお腹の張り
便秘だとうんちと一緒におならを出すこともできないので、お腹の張りがおさまりません。便秘が解消できればうんちと一緒におならが出るようになるので、だんだんとおならのにおいが臭くなくなるでしょう。
うんちが出にくいときは、ミルクや母乳を多く飲ませたり、離乳食をはじめている場合はいつもよりやわらかく作ったりして消化しやすいようにしてみるのもいいですよ。
下痢のときはうんちと一緒におならもほとんど出ていきますので、お腹が張っていても徐々におさまり、おならの臭さも解消されるでしょう。
ママの食事も原因の一つ
ママの食べたものは血液を通して母乳に影響するといわれていますので、ママの食事が高カロリーなものや消化の悪いものを食べすぎて、バランスがわるくなれば母乳の質がわるくなることもあります。
腸にたまった母乳はガスを発生し、たまっている時間が長くなるにつれて臭いにおいになりますし、善玉菌でいっぱいだった赤ちゃんの腸に悪玉菌が増えてしまってにおいが臭くなってしまうのです。
母乳の質で赤ちゃんの消化がわるくなり便秘になると、うんちと一緒に排出されていたガスが出るタイミングが減りさらに臭くなる原因になります。
胃捻転という病気の可能性
ゲップがうまく出せない場合は、お腹の中に空気やガスがとどまり、おならが臭くなる原因になります。赤ちゃんは胃が不安定ですので、ねじれていると余計にゲップを出すことがむずかしくなります。
母乳やミルクを飲んだあとは赤ちゃんを抱っこして背中をさすったり、うつぶせぎみにしたりしてゲップを出しやすいようにするとよいでしょう。