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赤ちゃんの夏に必要なケアとは?よくある夏のトラブルと予防をご紹介

赤ちゃんの夏に必要なケアとは?よくある夏のトラブルと予防をご紹介

生まれてはじめての夏を迎える赤ちゃん。夏の赤ちゃんにはどのようなトラブルが起こりやすいのか、気になるママは多いのではないでしょうか。この記事では、夏を迎える準備をするにあたり、夏にどのようなトラブルが起こりやすいのか、またトラブルへの予防と対処の方法についてご紹介していきたいと思います。

室内でも外出先でも熱中症予防を万全に

熱中症の症状を知っておこう!

体温調節機能が未熟な赤ちゃん。以下のような症状が見られるときには熱中症を疑いましょう。
  • 体が熱い
  • ぐったりしている
  • 不機嫌
  • 顔色がわるい
  • 汗をかいていない
  • おしっこがでていない
本来汗っかきでおしっこをよくする赤ちゃんが、汗をかかずにおしっこもしない場合、かなり脱水症状が進んでいる可能性が考えられます。
  • 涼しい場所に移動する
  • 衣服をゆるめ、足のほうを高くして寝かせる
  • 冷たいタオルで脇や太ももの付け根を冷やす
  • 水分やイオン飲料を少しずつ飲ませる
熱中症が疑われるときには、上記のような方法でケアしましょう。呼吸が浅い、けいれんしている、意識がもうろうとしている、という緊急を要する場合には迷わず救急車を呼びましょう。

部屋の中での過ごし方

夏場、赤ちゃんが過ごす室内は25℃〜28℃の温度かつ40%〜60%の湿度がよいといわれています。エアコンを使って温度を調整するときには空気が乾燥しやすくよどみやすいので、適度に換気をするとよいでしょう。エアコンの風が直接赤ちゃんにあたらないよう工夫することも大切ですね。

新生児期以降の赤ちゃんであれば、日中の衣服については通気性や吸水性のよい肌着や薄手の服1枚でかまいません。赤ちゃんの手足が冷たい場合には服を重ねたり、逆に汗をかいている場合にはエアコンやサーキュレーターを使用しつつ水分補給をし、室内で熱中症にならないよう工夫をしましょう。

就寝時にエアコンを使用するときには「おやすみモード」にし、ガーゼ素材のスリーパーなどで寝冷えを防ぎましょう。

ベビーカーや車中の暑さは危険!

暑いからと一日中家に閉じこもっているわけにもいきませんよね。早朝や夕方の比較的涼しい時間帯を選んでお散歩すると、赤ちゃんの成長によい刺激を与えるだけでなく、ママにとっても適度に気分転換ができるのでおすすめです。

ベビーカーでお出かけするときは、アスファルトからの照りかえしでベビーカー内は高温になるので暑さ対策が欠かせません。冷やしても固くならないジェルタイプの保冷剤を入れるポケット付きのベビーカー用シートがあると便利ですよ。チャイルドシートや抱っこひもにも兼用でき、あらゆる暑さ対策に備えることができます。

赤ちゃんとちょっと近所を散歩するだけでもマグや水筒に飲み物を入れて持ち歩き、こまめに水分補給をし、熱中症にならないよう配慮してあげましょう。

あせもが出来た時のお手入れ方法と予防

あせもが出来る原因とは?

年中汗っかきの赤ちゃん。お昼寝のあとの背中や頭、オムツの中や足のつけ根などはとくに汗をかきやすいところですよね。夏になると気温や湿度が高くなり、より多くの汗をかいてしまうので、あせもができやすくなります。

まだまだ体の機能が未発達な赤ちゃんは、汗をかくことで体温の調節をしています。表面積は小さいのに大人と同じくらいの汗腺があって密集している箇所もあるため、大量にかいた汗が汗腺にたまることで不衛生な状態になりやすいのです。

あせもができてしまわないよう、赤ちゃんが汗をかいたら皮膚の上に残したままにしないことが大切ですね。首、頭、背中、脇の下、おでこ、手足のくびれ、腰やおしりなどはあせもが比較的できやすい場所なので注意が必要です。

あせもになったらお薬を塗っても大丈夫?

赤ちゃんの肌にあせもができてしまっても、焦らず、まずはこまめにスキンケアをすることが大切です。5〜7日ほどしても改善が見られない、悪化してとびひになってしまった、などの場合には皮膚科や小児科を受診するようにしましょう。

処方されるお薬にはステロイド系と非ステロイド系があります。非ステロイド系のお薬は肌への刺激が少ないので、肌の弱い赤ちゃんには処方されやすいです。ステロイド系のお薬の場合、症状の悪化を短時間でおさえる効果がありますが、副作用がないか心配になる方もおられるでしょう。

いずれの場合も、お薬の効能や副作用など、気になるポイントを医師に確認し、ママの希望も伝えたうえで処方してもらうとよいですよ。用量、用法を守って正しく使用しましょう。

こまめなケアと保湿であせもをつくらない!

新陳代謝が活発でたくさんの汗をかく赤ちゃん。汗をかくこと自体は、体温を下げたり汗腺を発達させたりするうえで大事なことです。「汗をかかない」ようにするのではなく、「汗を長時間皮膚に残したままにしてあせもを誘発しない」工夫をしていく必要があります。

あせも対策の基本は「清潔」です。
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