赤ちゃんの沐浴は産後だけのお楽しみ。1人で行うときの手順と注意点
赤ちゃんの沐浴をするときの注意点とは
毎日同じ時間に沐浴をしよう
パパが帰宅後に沐浴をする場合は、遅くても夜9時ごろまでには赤ちゃんの沐浴をすませましょう。また、寝つきにくい赤ちゃんは、沐浴のあとに寝かしつけをするとスムーズな場合があるそうです。
注意点としては、授乳の直前直後は避けるようにしましょう。授乳直前は、お腹が空いて赤ちゃんの機嫌が悪いことがあります。反対に授乳直後は、体が温まることで吐き戻しやすかったり、消化吸収が悪くなる可能性があるので気をつけましょう。
沐浴は授乳してから1時間程度たってからが安心ですよ。
なるべく短い時間で終わろう
赤ちゃんは、体が小さく繊細なので大人よりも早くのぼせてしまいます。ママも始めは慣れないので、5分ですませるには大変かもしれませんが、なるべく手早く洗うようにしましょう。
また、赤ちゃんは体温調節をする機能が未発達です。ですから、お湯から上がったらすぐにバスタオルでくるんで湯冷めしないようにしましょう。室温は、冬場は暖房をつけて寒くならないようにし、夏場は冷房で部屋が冷え過ぎていないか調整してくださいね。
夏場に、直接風が当たるところで着替えをするとすぐに冷えてしまうので、必要であれば一度冷房や扇風機を消して服を着るとよいですよ。
お湯の温度は38~39度を目安にしよう
お湯の温度は肘や温度計で測る方法があります。肘は内側の皮膚が柔らかく敏感なので、温度を測るのに適しているといわれます。肘をお湯に入れて大体の温度を測ることができますよ。
肘だと不安な場合は温度計で測りましょう。先端をお湯に浸けて温度を測るタイプや、お湯に浮かべて温度を測るタイプがあります。
常に温度を把握していたい場合は、お湯に浮かべるタイプが便利です。デジタル表示の温度計を選べば見やすく表示されていたり、温度が高くなりすぎるとアラームが鳴る機能がついていたりするので便利ですよ。
沐浴で赤ちゃんとスキンシップを取ろう
ママは焦らず優しい気持ちで
沐浴中の赤ちゃんが泣く理由は様々です。眠かったりお腹が空いたりしているのかもしれません。お湯の温度や室温などを確認するのもよいでしょう。
赤ちゃんはママの気持ちを敏感に感じ取るともいわれています。ですので、ママが赤ちゃんの沐浴中に焦ってしまうと、その気持ちが伝わってしまいますよ。
赤ちゃんの沐浴期間はあっという間に過ぎてしまいます。ママは、焦らずに優しい気持ちで赤ちゃんとのスキンシップを楽しみましょう。
赤ちゃんへの声掛けも忘れずに
赤ちゃんへの声掛けは、「体を洗ってきれいにしようね」「お風呂ちゃぷちゃぷ気持ちがよいね」など、どんな言葉でもかまいません。優しくゆったりとした口調で声掛けをすると、赤ちゃんの不安も解消されるでしょう。
また、沐浴の次の工程を赤ちゃんに話し掛けながら行うことで、落ち着いて沐浴できるようになったというママの声もあります。ママと赤ちゃんで一緒に沐浴を楽しんでいると感じたり、お互いにリラックスできたりするメリットもありますよ。
パパにも赤ちゃんの沐浴を担当してもらおう
ママより大きいパパの手は、赤ちゃんをしっかり支えることができるので安定感があります。最初は、慣れない沐浴で赤ちゃんが動くたびにドキドキするパパも多いものです。
しかし、回数を重ねるごとにコツをつかんで、赤ちゃんが気持ちよさそうにしている姿を見るとパパも嬉しくなるでしょう。中には、率先して赤ちゃんの沐浴を担当するパパもいるそうですよ。
なかなか、沐浴に慣れないパパはママがサポートすることも大切です。ママが初めての沐浴で不安を感じていたように、パパも最初からスムーズに行うことは難しいですよね。夫婦で協力して、赤ちゃんの沐浴を楽しみましょう。
まとめ
頭の中でシミュレーションしても、実際の赤ちゃんの小ささや柔らかさを感じると、なかなか思うようにいかないものです。慣れるまでは事前の準備をしっかり行い、焦らずにチャレンジしてみましょう。
また、産後のママにとっては沐浴も重労働です。パパや家族にお願いできるときは甘えて、少しでも体を休めることも心掛けましょう。