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つわりで悩むママにパパができること!妊娠への理解と対応のポイント

つわりで悩むママにパパができること!妊娠への理解と対応のポイント

妊娠が分かると、ママもパパも新しい命の誕生が楽しみになりますよね。ですが、妊娠初期はママがつわりに悩むことが増えます。妊娠しているわけではないパパには、ママのつわりの悩みは分かりにくいですよね。ママのつわりについてパパが感じていることを客観的に見つめなおした上で、ママの気持ちを理解しましょう。

つわりで苦しむママにパパが感じること

食欲がない、または偏食が多いので心配

つわりの悩みで多いものの一つに、食べ物に関する悩みがあります。今まで好きでよく食べていたものが食べられなくなったり、食べ物の匂いを嗅いだだけで吐き戻してしまったりするママもいますよね。さらに、偏食がひどくなり中には「カップラーメンだけ」というように食べられるものが限られるママや、空腹時につわり症状が起こるため常に何かを食べているママもいるでしょう。

このようなつわりの症状に、パパはママの体やお腹の赤ちゃんの心配もしますよね。これから赤ちゃんが大きくなっていき、ママは出産に向けて体力をつけていかなければなりません。それなのに食事が取れなかったり、バランスが崩れた食生活を送ったりするママの姿に、パパは心配になりますよね。

つわりは気の持ちようではないかと思う

つわりは8割のママが経験するといわれていますが、その症状は様々です。パパもママが妊娠したことを知り、同僚や友だちにつわりの症状について聞く機会もあるでしょう。そのときにたまたま症状が軽かったママの話を聞いたり、年配の方から「つわりは気の持ちよう」や「甘え」といった話を聞いたりすると、やはりママのつわりは「気の持ちよう」で改善すると思ってしまうでしょう。

パパはつわりを経験することがないため、ママのつわりの悩みを本当の意味で理解することは難しいといえます。理解できないことを前にしたとき、ほかの人から聞いた話を信じてしまうこともありますよね。ただ気持ちの切り替えでつわりの症状が改善するママはいますが、そうではないママは多いのです。

情緒不安定でマイナスな発言が多くなった

妊娠するとママの体の中では色々な変化が起こります。表面上はまだお腹が大きくなっておらず変化が感じられないだけに、パパとしては「いつものママ」と思いがちですね。ですが、妊娠によりママは情緒不安定になりやすく、いつもはポジティブなママでも、ネガティブでマイナスな発言が多くなることがあります。

ちょっとしたことでイライラしたり、パパに怒りをぶつけたりするママもいます。すぐに泣いてしまう、すぐに突っかかってきて文句を投げつけるなど、パパからすればママの精神状態がおかしくなってしまったのではないかと心配になることもあるのです。

ママの体を思って優しくしようと思っても、突然怒りをぶつけられてパパもイライラが募ることもあるでしょう。

パパがおさえておきたいつわりの基礎知識

まずはつわりの種類や症状について知ろう

ドラマなどでは吐き気を感じ「妊娠かも?」と思うシーンが多く、つわりの症状は吐き気が起こるものと思うパパは多いかもしれませんね。ですが、実際には吐き気が起こるつわり以外にも色々な症状があるのです。

まるで二日酔いの状態がずっと続くように、ムカムカが止まらないのが「吐きつわり」です。妊娠中のママが経験するつわりでは多いといわれていますよ。吐きつわりとは対極にあるのが「食べつわり」です。空腹を感じると吐き気がするため、常に何かを口にしたくなります。

匂いに敏感になるのが「匂いつわり」です。今まで好きな香りでも吐き戻してしまうこともあるのです。さらに異常な眠気におそわれる「眠りつわり」や驚くほど唾液がでる「よだれつわり」もありますよ。

つわりが起こることの考えられる理由

つわりが起こる理由については、現在でもはっきりとしたものは分かっていません。ただ、いくつかの説がありますよ。

有名な説では、ホルモンバランスの変化が理由というものです。妊娠するとママの体は妊娠を継続するために黄体ホルモンが増え、黄体ホルモンを減らさないようにヒト絨毛性ゴナドトロピンが作られるため、ホルモンバランスが乱れ自律神経も乱れるためつわりが起こるといわれています。

お腹の赤ちゃんがママの体にとっては「異物」であり、赤ちゃんに対してアレルギー反応が起こっているという説もあります。

ほかにも出産に対する不安や、ママになることへのプレッシャーなどの精神的なストレスもつわりが起こる理由となっているのかもしれません。

つわりが始まる時期やピークについて

妊娠初期から始まるといわれているつわりですが、始まる時期やピークはママごとに違いがあります。早いママなら妊娠成立直後となる妊娠5~6週目ころから始まります。

つわりのピークは妊娠7~12週ごろが一般的です。少しずつお腹が膨らみを感じ始め、健診のときの超音波検査で赤ちゃんの性別が分かりはじめるのがこのころですね。赤ちゃんが人間らしい姿になるころに、ママのつわりのピークがやってくるのです。

ここから徐々につわりの症状が落ち着くことが多くなりますが、中には妊娠後期になってもつわり症状があるママはいますよ。さらに、つわりの症状がひどくなり「妊娠悪阻(にんしんおそ)」で入院や治療が必要になることもあるのです。

つわりがあるときのママの心理状態とは

疲れやすく気持ちが落ち込みやすい

普段元気いっぱいのママでも、妊娠中にはちょっとしたことで疲れやすくなります。今までなら駅はエスカレーターではなく階段を使っても体力的に問題がなかったママでも、階段を避けることが増え、階段を使った場合は以前より疲れるようになります。がくんと体力が落ちたように感じるでしょう。

また、ホルモンバランスの乱れも一つの原因となり、気持ちも落ち込みやすくなりますよ。マタニティブルーと呼ばれ、ネガティブな思考に陥りやすくなる傾向があります。

つわりが落ち着いてくるといわれる「安定期」に入っても、継続的に少しけだるい状態が続きます。家事や外出にも気が回らず、なんとなくぼーっとしているように見えるかもしれませんね。
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