妊娠中に休みを取るには?取得方法と職場との上手な付き合い方まで
妊娠中の休みで「傷病手当金」がもらえる!
傷病手当金は、勤め先の健康保険の被保険者が病気やケガによって会社を休んだときに受けられる手当です。傷病手当の支給には、休んでいる間に収入がない・連続4日以上の休み・勤め先の健康保険に加入している・療養のため働くことができないという条件が必要になります。そのため有給を利用するなど療養中も給料が出る場合は対象外になります。
妊娠は病気ではありませんが、切迫早産などの妊娠中の症状による入院や、医師の指示による自宅療養で仕事ができない場合も、診断書があれば支給対象になります。
傷病手当は4日目以降の休んだ日数分の支給となり、支給期間は最長で1年半です。
妊娠中は休みがちに。感謝の言葉を忘れずに
お腹の赤ちゃんのためにも無理をしないことが大前提ですが、自分が休むことによって誰かが仕事をカバーしてくれていることは確実です。休むことになってしまった場合や、休みをとりたい場合は周囲のメンバーに感謝の言葉を忘れずに伝えましょう。
妊娠によって仕事を休むことを申し訳ないと感じると、謝罪の言葉を伝えることが多くなると思いますが、感謝の言葉を添えて伝えた方が、相手にとっても気持ちがよいのではないでしょうか。
同僚や上司に迷惑をかけないための心がけ
休みまでにゆとりがあれば引継ぎ準備を
現在どこまで仕事が進んでいるのか、取引先の会社がある場合はいつまでにどんな連絡をしなければならないのかなど、誰が読んでもわかりやすいようにマニュアルを作っておきましょう。
手書きもよいですが、パソコン内にファイルとして残しておくのもよいですね。パソコンやファイルを開くのにユーザー名とパスワードが必要な場合はメモしておきましょう。
引継ぎ準備がしっかりできていれば、産休に入るときも周りの人が安心してくれるはずです。
急に休む場合はメール対応も
この場合、安静にしながらもスマホやパソコンで最低限のメール対応をする必要もあります。「休みだから」といって仕事を丸投げするのではなく、「必要であればメールしてください」と同僚や上司に伝えておくのも大切ですよ。
ママが急に休んでもきちんと連絡が取れることがわかれば、同僚や上司も安心します。体調面で仕方ないから休んでいるけれど、きちんと仕事に対して責任を感じているというアピールにもなります。
急に休む場合でも、誠意が感じられる対応を心がけたいですね。
仕事内容について相談してみる
また、重度悪阻のために1週間入院で点滴、退院して仕事というサイクルを繰り返すママもいます。今までこなしていた仕事に集中できない、もしくは中断ばかりしてやり遂げられないと感じたら、仕事内容について上司に相談する必要がありますよ。
ママとしてはキャリアダウンが気になるかもしれませんが、組織の一員として仕事をするのであれば周りの人に迷惑をかけないよう配慮することも社会人として大切です。
ママが無理なく勤められるよう、上司に相談してみましょう。
まとめ
妊娠期間は限られています。体力面で無理をしないように注意して、お休みをとる場合にはしっかり心身を休めることを重視してください。そして妊娠期間に赤ちゃんの成長をしっかりと感じながら、有意義に過ごしていきましょう。