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双子出産に関する基礎知識!不安を解消して安心して出産にのぞもう

双子出産に関する基礎知識!不安を解消して安心して出産にのぞもう

一度に2人の命を授かったママは喜びも不安も2倍ではないでしょうか?双子の妊娠は妊娠中から出産、産後にいたるまで、単胎児妊娠とはいろいろな面で違いがあります。様々な心配を解消できるように、この記事で双子の妊娠出産に関する基礎知識を取り入れてくださいね!

双子の出産までの過ごし方!妊娠中の注意点

切迫流産や早産の危険性

多胎妊娠は単胎妊娠よりも切迫流産や早産になる確率が高いとされます。単胎妊娠と比べると8割以上が早産になるという説もあります。

お腹に赤ちゃんが2人いるのでその分、お腹も大きくなります。そのため、子宮頚管が短くなり産道が開いてしまうということに。お腹の中で十分に育たずに早産になってしまうと、合併症や後遺症などのリスクが高まります。これを防ぐために、管理入院を余儀なくされるケースもあります。

切迫流産については、単胎児妊娠でも同じですが原因がはっきりしないことが多いです。しかも双子を妊娠した場合は、単胎児妊娠よりもその可能性が高くなるといわれています。

双子の妊娠はリスクが高まるので、少しでも異変を感じたらすぐに病院へ行くことをおすすめします。

絨毛膜や羊膜の数でのリスクの違い

赤ちゃんはお腹の中で2つの膜に包まれています。子宮の内側に絨毛膜、その内側に羊膜という膜があり、赤ちゃんを包む膜の数によって双子の種類が分けられ、リスクも違ってきます。

・二絨毛膜二羊膜(にじゅうもうまくにようまく)
赤ちゃんの部屋が完全に分かれているので、へその緒のからまり、栄養の偏りなどの心配がありません。

・一絨毛膜二羊膜(いちじゅうもうまくにようまく)
外側の膜がひとつで、中で羊膜が二つに分かれているので胎盤を共有する状態。血流バランスの乱れなどのリスクが起こりやすいです。

・一絨毛膜一羊膜(いちじゅうもうまくいちようまく)
赤ちゃん同士に隔たりがないのでへその緒の絡まりや血流バランスの乱れなど、もっともハイリスク。

管理入院して出産に備えることが多い

先ほども述べていますが、単胎妊娠よりもリスクが高まる傾向にある多胎妊娠は、出産まで管理入院になることも珍しくありません。

お腹の中で2人の赤ちゃんが同時に育つので、早い時期からママのお腹が大きくなります。単胎妊娠では、赤ちゃんが時間をかけて大きくなり、出産予定日の近くになると下の方へ下がっていき出産につながる陣痛を引き起こします。ですが、多胎妊娠ではそれぞれがお腹の中で成長しながら下へ下へと下がってしまうので、出産の時期でなくても陣痛がはじまってしまうのです。

早産になると体の機能が未熟なまま生まれてしまう場合もあるので、生命の危機的リスクがなくなる時期までお腹でしっかり育てるために管理入院が必要なのです。

双子の出産に向けて準備しておくもの

長期入院や出産にかかる費用

双子の妊娠は単胎妊娠よりも妊娠中の経過診察の回数も多くなり、その分の費用がかさみます。しかし、母子手帳が交付されるとほとんどの自治体で補助券がもらえます。

補助券の額は自治体によって異なりますが、最低でも50,000円程はもらえるようです。双子の場合は母子手帳も2冊なので、補助券も2倍になります。

双子の出産費用は、産院や妊娠の経過、分娩方法によって違いますが、目安は60〜80万円程度。出産までの管理入院、帝王切開の手術代、出産後の入院費を含んだ金額なのでこの範囲であれば出産育児一時金でまかなえます。

出産育児一時金は、健康保険に加入していれば受け取れるお金で、赤ちゃん1人につき42万円(産科医療補償含む)が支給され、双子なら84万円の支給です。入院費が84万円以下であれば、退院時に窓口で料金を支払う必要はありません。

入院中に個室を利用したり、赤ちゃんたちがNICUに入院したりするなど状況によって金額は変わりますが、自治体の制度によって乳児は医療費が免除されるケースもあるので驚くような金額を自己負担する心配はあまりないでしょう。

すぐに使う日用品や便利グッズ

双子の場合は、基本的になんでも2倍必要かというとそうではありません。育児をしていく中で必要になれば買い足す、くらいのスタンスでOKです。

出産後、すぐに必要となるのは赤ちゃんの服です。生まれる時期に合わせた物を用意する必要がありますが、新生児期はミルクの吐き戻しなどですぐに汚れてしまいがちです。多めに用意すると安心です。ミルク用品も、ママのおっぱいの出方によってはほとんど使わない可能性もあります。それでも、白湯を飲ませるときなどにあると便利なので産後に様子をみながら買い足しましょう。

赤ちゃんの紙おむつはまずは1パックで十分です。メーカーによって赤ちゃんの肌に合う・合わないがありますし、おむつのサイズアップも予想以上に早かったりするので、その都度買い足すくらいで間に合います。ただし、ニオイ防止のためにもおむつ用ごみ箱は早めに用意しておきたいですね。

ベビー用爪切りや体温計も出番が多いので出産前に用意しておきましょう。意外と忘れがちですが、退院時に自家用車を使うならチャイルドシートは二つ必要になりますのでご注意ください。

自然分娩での双子出産の場合

自然分娩できる病院選び

双子の出産は帝王切開しか選択肢がないと思い込んでいませんか?たしかに単胎出産よりも多胎出産の方がさまざまなリスクがあるので、妊娠の経過が良好でも出産は必ず帝王切開にする方針である病院も多いことは事実です。

しかし、双子でも自然分娩は可能なのです。実は、双子を出産したママの3~4割は自然分娩で出産しているというデータもあります。実際、自然分娩なら産後の母体の回復が帝王切開よりも早くなったり、パパの立ち合いが可能だったりというメリットもあります。

もし自然分娩を考えるのであれば、はじめから双子の自然分娩を受け入れている病院を選ぶ必要があるので、まずは出産を考えている病院に問い合わせてみましょう。

自然分娩が可能になる条件

双子の出産は単胎出産よりもさまざまなリスクがあるので、母子の安全を優先することが大切ですが、条件次第で双子の自然分娩を受け入れてくれる病院があります。

【双子の自然分娩の条件】
1.双子がともに、または双子の第一子が頭位である
2.母子ともに経過が順調である
3.低置胎盤や前置胎盤ではない
4.妊娠34週以降であり、双子の推定体重がそれぞれ1800g前後である
5.前回の出産が帝王切開ではない(経産婦さんの場合)

ここにあげた条件は基本的に双子だけでなく、単胎出産の場合でもほとんど同じです。母子ともに妊娠経過がよく、逆子になっておらず、赤ちゃんがお腹の中で順調に育っていれば自然分娩が可能になります。

帝王切開よりリスクをともなう

自然分娩で双子を出産する場合、1人目が生まれた後にスペースができることで2人目の位置が変わりやすくなります。そのため、2人目の首に自分のへその緒が絡まったり、胎盤が剥がれて2人目の赤ちゃんに十分な酸素がいかなくなったりするなど、分娩途中にさまざまなトラブルが起こってしまう可能性があるのです。

分娩途中で2人目が難産になると、自然分娩から緊急帝王切開に切り替わることもよくあります。また、2人分の大きさに成長した子宮は弛緩出血を起こしやすくなり大量出血が心配されます。

自然分娩は母体にメスを入れる帝王切開に比べると産後の母体への負担は軽くなります。ですが、リスクもともなうということは頭に入れておかなくてはなりません。

帝王切開での双子出産の場合

自然分娩よりリスクが少ない

事前に出産予定日を決めた上で行う帝王切開の場合、万全の体制をととのえて出産にのぞめます。自然分娩で起こりうる緊急事態をあらかじめ回避することが可能となるので、分娩中に胎児に危険がおよぶ心配が少なくなります。

一般的に自然分娩の場合は、いつはじまるのかわからない陣痛をひたすら待つしかありませんが、予定帝王切開であれば「陣痛がいつはじまるのか」「陣痛の痛みに耐えられるだろうか」といった陣痛に対する恐怖を味わうこともありません。

帝王切開の手術は一般的に2時間程度で終わりますので、麻酔が覚めれば待望の赤ちゃんたちにすぐ会えますよ。出産の日がわかっているので、パパが仕事の調整をしやすいといったメリットもあります。

出産後の母体のダメージは大きくなる

帝王切開はお腹を切ることになるので、母体に傷がつきます。自然分娩でも会陰切開をする場合はありますが、傷口の大きさが違いますので当然母体へのダメージは大きくなります。そして、一度帝王切開をすると、子宮の縫合部分が薄くなるため、もし次に妊娠をした場合の出産も帝王切開になる可能性が高いです。

また、赤ちゃんが2人いるので単胎出産の帝王切開よりも手術時間が長くなります。そうなると、必然的に麻酔の量も多く使用しなければなりません。このことも体に負担がかかる要因です。

ただし、帝王切開は赤ちゃんへの負担が少なくなりますし、出産のタイミングを計算できるので、自然分娩のように陣痛で体力を消耗してしまうということはありません。

健康保険の適応や医療保険の給付対象

自然分娩の出産費用は基本的に健康保険の適用外ですが、帝王切開の出産費用は健康保険が適用されます。 帝王切開の手術、それに関わる投薬や検査、処置などの費用は健康保険の対象で自己負担は3割となります。ただし入院中の差額ベッド代や食事代は健康保険の対象外なので全額自己負担です。

帝王切開による入院や手術は医療保険の給付金の支払い対象にもなります。これは妊娠する前に医療保険に入っていた場合で、給付される金額は契約した医療保険の内容によって違いますので確認しておきましょう。

一般的に妊娠がわかってからの保険加入は不可能、もしくは条件付きの契約となります。帝王切開になった場合に備えたいなら、妊娠の前から加入しておく必要があります。

双子の出産に向けて不安や心配を解決しよう

双子の出産の体験談や動画を見て参考にする

妊娠や出産は個人によってその経過が違うので、自分の場合はどうだろうかと心配になりますよね。はじめての妊娠出産をするママならなおのこと、不安でいっぱいかもしれません。

さらに双子の出産となると「全然イメージがわかない!」となってしまうママも少なくないようです。そこで、実際に双子を妊娠・出産した先輩ママさんのブログなどの体験談を読んだり、双子の出産の動画を見たりしましょう。

実際に体験した人にしかわからない状況や気持ちを知ることは、何よりも参考になりますし、心構えをするうえで役立ちます。双子の出産・育児に関する書籍などで勉強しておくのもよいかもしれません。

妊娠中はホルモンバランスの関係から精神的に不安定になりやすく、マタニティーブルーにおちいってしまうママも少なくありません。特に、双子の出産はリスクも高いし、経済的にも大変などという話を耳にすると不安でいっぱいになってしまいます。

けれど、そうした不安な気持ちというのは赤ちゃんにも影響してしまうので、できるだけ早いうちに不安や心配ごとはなくしておきたいですね。

NICUがある病院選びで万が一に備える

NICUとは新生児集中治療室の略称です。ここでは低体重で生まれた未熟児の赤ちゃんや、何かしらの先天性疾患がある赤ちゃんのケアを行います。

双子の妊娠の場合は、母体のお腹のスペースに限りがあるため早産になりやすく、赤ちゃんがお腹の中で十分な大きさまで育たずに小さく生まれるケースが多いので、産後すぐからNICUに入る可能性も考えなくてはなりません。双子の妊娠が判明した時点で、NICUの設備がある病院への転院をすすめられた方も多いのではないでしょうか?

NICUはどこの病院にもあるものではなく、比較的大きな総合病院などに設備があります。病床数も病院によって違いがあり、出産直後にNICUが満床の場合には、赤ちゃんがNICUのあるほかの病院に搬送される可能性も。こうした場合は、「新生児救急車」というNICUに置かれる保育器と同様の設備がある救急車で搬送される場合が多いので心配ありません。

通常は管理入院からの出産になれば、事前に双子の分のベッドを確保してくれるはずなので万が一のときも安心です。

まとめ

双子の妊娠出産は一般的に単胎児の妊娠出産よりもリスクが高く、準備がいろいろと大変なケースがあるのは事実ですが、必要以上に不安になることはありません。大切なのはリスクや注意点について正しく理解し、しっかりと対処することです。

たしかに双子は大変さも2倍かもしれませんが喜びも2倍、もしかしたらそれ以上かもしれませんよ。日本には「案ずるより産むが易し」なんていうことわざもあるくらいですから、考えすぎることなく限られた妊婦生活を楽しんでくださいね。

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