妊婦はぜひ活用してほしい腹巻き!腹帯との違いや選び方のコツを紹介
妊婦になると巻く腹帯ですが、寒いときに着用する腹巻きとの違いはあるのでしょうか。あるとしたらその使い分けはどのようにしたらよいのか気になりますね。妊婦になったら活用したい腹巻きの上手な使い方や選び方、腹帯との違いや使い分け方法についてご紹介します。
妊婦が腹帯を巻く理由と腹巻きとの違い
日本には古くから腹帯の風習がある
腹帯を巻く風習が始まったのは平安時代、皇室が起源といわれています。当時の腹帯は絹と木綿の2枚用意され、腹帯として使われた後は絹帯は赤ちゃん用の祝着、木綿の帯は布おむつにしていました。
腹帯は妊婦の実家が用意し、かつて安産だった人や子宝に恵まれている人などに頼んで巻いてもらうこともあったそうですよ。妊婦が腹帯を巻くのは世界でも珍しく、日本独特の文化であるようです。
腹帯はきつく巻いてしまうと逆効果
ただし、現代ではきつく締めつけるように巻くのはNGとされていて、医師の中でも腹帯の使用は意見の分かれるところのようです。せっかくの日本独特の出産文化ですから、大事にしたいと思う一方、赤ちゃんや妊婦に負担になるような使い方は避けたいですね。
きつすぎる腹帯は妊婦の血行不良が起き、それによって子宮の赤ちゃんにも影響が出るともいわれています。腹帯を巻くときには、きつく締めずにゆとりを持って巻くようにしましょう。
腹巻きで優しくお腹をサポートしよう
伸縮性があり、柔らかく温かい素材で作られた腹巻きであれば、腹帯よりも使い勝手がよいのではないでしょうか。腹帯は大きくなってきた妊婦のお腹を支える役目も持っていますが、医学的にはそうした支えは必要ないと考えられています。もしも妊婦自身が「お腹が重くてサポートがあった方がよい」と感じるならば、腹帯かサポート力のある腹帯タイプの妊婦用腹巻きを選んでもよいかもしれませんね。
逆に温かさ重視、つけ心地重視であれば腹巻きをおすすめします。
腹巻きを上手に使って快適な妊婦ライフを
妊婦にとって冷えは大敵
体に冷えがある状態は血行不良が考えられ、手先や足先が冷たいと感じることが多くなります。しかし、お腹を触って冷たいと感じる人は内臓も冷えているので、腹巻きを使ったり温かい飲み物を飲んだりして体を温めるのが有効です。
血行不良は、多くの血液を必要とする胎児に悪影響を与える可能性があり、冷えは子宮収縮、お腹の張りが出やすくなってしまいます。腹巻きは妊娠初期から使うことができますので、妊娠したらお気に入りの腹巻きで冷え対策をして赤ちゃんを守りたいですね。
腹巻きは寝るときにも着用できる
ただ、保温という意味では腹帯をつけることによって維持されますので、寒い時期にはつけてもよいかもしれませんね。ただ、腹帯は重たいお腹をサポートする役割が強いため、就寝時にはきつく感じる場合も多いようです。
腹帯をつけたままだと寝苦しいと感じるときは、腹巻きにチェンジして温かさをキープしましょう。腹巻きであれば、柔らかく伸縮性もよいので、睡眠の邪魔になりません。少しサポートが欲しいというときには、腹帯タイプの妊婦用腹巻きがありますので、昼夜兼用できるタイプのものを選びましょう。
冷えだけではなく腰痛や妊娠線予防にも
それに一役買ってくれるのが腹巻きだとしたら使わない手はありませんね。腰痛に関しては、温める効果とお腹をサポートする効果の両方が腰の負担を和らげてくれると考えられます。
妊娠線は、お腹の皮膚が伸ばされることと乾燥で引き起こされます。腹巻きでほどよくお腹を支え、皮膚が引っ張られることを防ぎます。さらに妊娠線予防などのクリームを塗った後に腹巻きで皮膚が覆われることで、保湿効果が高まり妊娠線が予防できるのだそうです。
妊婦用の腹巻きの種類と選び方とは
腹巻きタイプは柄や模様の種類が豊富
中には外出時に見えても恥ずかしくない、腹巻きとは気づかれないような色やデザインを売りにしている商品もあります。丈の足りないトップスに合わせたり、マタニティボトムのリブを隠したりとあえて見せる使い方にも挑戦してみたいですね。
花柄やボーダー、キャラクターが織り込まれた妊婦用腹巻きもありますので、気分や場所に合わせて選んでみましょう。