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出産にかかるお金ともらえるお金!分娩費用や助成制度についてご紹介

出産にかかるお金ともらえるお金!分娩費用や助成制度についてご紹介

一定額以上になると一部が戻ってくるお金

帝王切開などで利用することも!高額療養費

前にもお伝えしたように帝王切開での出産は、手術費用がかかったり入院日数が増えたりするため、通常より出産費用が高くなってしまいます。

そのため1カ月間の医療費の支払い額が多く、「負担上限額」を超えてしまっている場合は、「高額医養費」の支払い対象となる可能性がでてきます。加入している公的な医療保険に申請すれば、助成金が支給されることもあります。

高額医養費の申請は出産後に行うことが一般的のようです。申請しても助成金の支払いは約3カ月後になってしまうので、お金がないときは困ってしまいますよね。

立て替えのお金がない場合は、「高額医療費貸付制度」が利用できるかもしれません。加入中の公的医療保険に相談してみましょう。

出産後はママの体の回復や赤ちゃんのお世話などで、手続きの時間が取れないこともあるでしょう。ママの体調や赤ちゃんの状態で、帝王切開があらかじめ決まっている場合もあると思います。

事前に申請できれば出産後に手続きする手間が省けるので、可能かどうか申請先に問い合わせてみるとよいですね。

確定申告により戻ってくる医療費控除

帝王切開で出産したときや、入院が長引いてしまった場合、予想以上に多額の出産費用がかかったというママも多いと思います。妊娠や出産の費用は「医療費控除」の対象になりますので、確定申告をして還付金をもらうようにしましょう。

ただし、出産育児一時金の対象であれば、子ども1人につき420,000円が支給されるので、かなり高額な医療費を支払っていなければ、医療費控除を受けることは難しいかもしれません。

しかし家族全員が1年間に支払った医療費の合計が100,000円以上になる場合は、支払いすぎた税金が戻ってくるという制度なので、支払った医療費を足してみましょう。

確定申告のときは、医療費を支払ったという証明が必要になるので領収書は必ず残しておきましょう。領収書をもらい忘れていてレシートしかない場合は、レシートでも大丈夫なので大切に保管しておいてくださいね。

共働きの場合は、どちらの勤務先でも税金の還付を受ける還付申告ができるようです。手続きの方法や詳しい内容は、勤務先の担当者やお住いの税務署に問い合わせてみるとよいでしょう。

出産後の生活でもらえるお金や助成制度

毎月もらえる児童手当

出産後の生活には何かとお金がかかるものです。紙おむつを買いだめしていても、毎日取り換えていると、あっという間になくなってしまうでしょう。

児童手当は子どもがいる家庭を、経済面でサポートしてくれる制度です。自治体に申請し条件を満たしていれば、翌月分からの児童手当を支給してもらえることになっています。

毎月もらえる児童手当は3歳未満の子ども1人につき、月額15,000円が支給されます。通常3歳以降は月額10,000円に減ってしまいますが、3人目以降は小学校卒業まで月額15,000円がもらえるので家計が助かりますね。

児童手当は年3回、2月・6月・10月に、前月分までが指定の口座に振り込まれることになっています。

医療機関で使える乳幼児医療費助成制度

乳幼児医療費助成制度は、自治体が乳幼児の医療費を負担してくれる制度のことです。子どもが小さいうちは熱を出したりケガをしたり、ハラハラすることが多いものです。

医療費の全額や一部を負担してもらえると、病院に連れて行ったほうがよいかどうか迷うときでも受診しやすいので助かりますね。「あのとき、病院に行っておけばよかった…」と後悔することも少なくなると思います。

乳幼児医療費助成制度の対象となる条件や、医療費の負担額は自治体によって異なっています。病院で提示する乳児医療証を発行してくれる場合や、支払った医療費を後で返金してくれるなど助成の方法も様々です。

自治体によって制度の内容が異なってきますので、HPなどで確認してみてくださいね。

1人親を支援する児童扶養手当

1人で子どもを育てているパパやママのために、1人親を支援する児童扶養手当があります。赤ちゃんが生まれて申請すれば所得の制限はありますが、最高で子ども1人に月額42,330円支給されることになっています。

児童扶養手当は、前年の所得に応じて支給される「全額支給」と一部を支給する「一部支給」があります。2018年8月から「全額支給」の所得限度額が引き上げられ、対象者も増えているようです。

児童扶養手当は、現在は4カ月分を年3回に分けて支給されています。しかし、2019年11月からは支給月が増え、2カ月分を年6回に分けて支給されるようです。受け取りの回数が増えると、収入が少ない場合や、急な出費があるときも安心ですね。

出産を前にお金がどうしても足りないときは

家の不用品を売ってお金に換える

出産のための補助金の申請をしても、受け取りまで時間がかかる場合もあるでしょう。出産前にお金がどうしても足りないときは困ってしまいますね。

お金を増やしたいときは、家の不用品を売って現金に換えるのも一つの方法です。古い本や流行遅れの服でも、高い値段が付く場合がよくあります。

しかし妊婦中に多くの不用品を、リサイクルショップなどに運ぶのは危ないですね。安全のために自宅への集荷サービスが利用できる、「メルカリ」などのフリマアプリを活用しましょう。

メルカリは不用品の値段を自分で決めることができます。希望の金額で販売できれば、出産費用も補えるかもしれませんね。

売ったお金でメルカリ内のベビー用品などを購入することもできますよ。

出産一時貸付制度を利用する

出産するときのお金に困ったら、全国健康保険協会の出産費貸付制度を利用してみてはいかがでしょうか?出産費貸付制度は、出産育児一時金を受け取るまでの間、無利子でお金を借りることができる制度です。

受け取り予定の出産育児一時金支給額の8割が上限になり、10,000円単位で借りることができるようになっています。ベビー服やチャイルドシートなど妊娠中に購入しておきたいものがあれば、その分の数万円だけでも借りられるので助かりますね。

申込の方法は申込用紙に必要事項を記入し、必要な書類を添えて全国健康保険協会の各支部まで提出するようになっています。返済は出産育児一時金の給付金が充てられ、残金は指定の口座に振り込んでくれるので返すのも簡単です。
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