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妊婦が出べそになる理由とは。お腹の膨らみによる出べそと病気の違い

妊婦が出べそになる理由とは。お腹の膨らみによる出べそと病気の違い

お腹が大きくなるにつれて「出べそになった」と驚く妊婦は少なくありません。出べそになるのは妊娠をしたことによる変化の一つですが、まれに病気が潜んでいることもあるようです。今回は妊婦が出べそになる理由についてまとめてみました。自分でできる対処法もご紹介するので、参考にしてくださいね。

妊娠するとなりやすい出べそについて

腹圧が高くなるので出べそになりやすい

妊娠して胎児が成長するに従って、子宮はだんだん大きくなります。子宮が大きくなると腹圧が高くなりお腹の皮膚は内側から押されていきます。

おへそが後ろから押さることにより、通常はくぼんでいるおへそが出てきてしまうのです。

出べそは赤ちゃんが大きくなる妊娠後期によく見られます。おへそが出るだけでなく、穴が無くなって平らになる人もいるようです。

普通より出べそが目立ちやすいのが、子宮がかなり大きくなる双子や三つ子の妊婦です。またお腹周りの脂肪が少ない細身の妊婦もおへそが出やすい傾向があります。

出べそは妊娠にともなう体の変化の一つで、異常なことではありません。とくに痛みなど不快なことがなければあまり心配しなくて大丈夫です。

一般的な妊婦の出べそは産後自然に戻る

出べそが妊娠中の体の変化の一つだとわかっていても、実際に出べそになって喜ぶママはいませんね。反対に「出べそが治らなかったらどうしよう」と不安になるママが多いと思います。

ただ、この不安はほとんどの場合取り越し苦労で、一般的に妊娠中に発生した出べそは出産後元の状態に戻ります。個人差はありますが、産後に子宮が収縮してしばらくすると自然に気にならなくなりますよ。

気にならなくなる時期は、だいたい産後半年ごろのようです。そのころまでは様子を見てくださいね。

出産後半年以上経っても「出べそが戻らない」というママや「出べそに痛みがともなう」というママは「腹直筋離開」など別の理由が考えられるようです。(あとで詳しく説明します)

元から皮膚が突き出しているのは臍突出症

出べその妊婦の中には、もともと妊娠前から出べそだった人もいますね。とくに痛みがなく病気が潜んでいない一般的な出べそは「臍突出症(さいとっしゅつしょう)」であることがほとんどのようです。

おへその内側の皮膚の中には「瘢痕組織(はんこんそしき)」があり、瘢痕組織はおへそのくぼみの内側に存在します。臍突出症は瘢痕組織がおへそのくぼみを外側に押すように存在するため、おへそ部分の皮膚が突き出した状態になるのです。

臍突出症は皮膚だけが単純に突き出した出べそであるため、ほかの病気を招くような危険性はありません。出べそを治したいなら手術できれいなおへそにすることができます。ただし手術は美容形成の範囲となり、残念ながら保険適用にはならないので注意してください。

妊婦が腹圧の高まり以外でなる出べそとは

腹直筋が伸ばされる腹直筋離開

妊娠中に出べそになり痛みがともなう場合は「腹直筋離開(ふくちょくきんりかい)」の可能性があります。これはお腹にある腹直筋が割れることによって起きる症状です。

腹直筋は腹筋として知られる筋肉のことで、通常はおへそを中心にして左右に縦に並んでいます。妊娠して子宮が大きくなると腹直筋も一緒に伸びていきます。

ところが筋肉量が少ない人は、子宮が大きくなるスピードに腹直筋の伸びがついていけず、中央から左右に割れてしまうことがあるのです。左右に割れて開いた状態が「腹直筋離開」になります。

腹直筋離開になると出べそになりやすくなります。症状が軽ければ出産後半年ほどで自然に治りますが、産後1年くらいしても戻らない場合や痛みが続くようなら、医師に相談してください。

腸がおへそから出てしまう臍ヘルニア

出べその原因の一つに「臍(さい)ヘルニア」があります。臍ヘルニアはおへその奥から腸がはみ出した状態です。

通常おへその奥には「臍輪(さいりん)」があって、腸がおへそから出ないように押さえています。ところが「臍輪」が弱いと押さえきれず、腸がはみ出してしまうことがあるのです。これが臍ヘルニアです。

臍ヘルニアは赤ちゃんに多い症状ですが、成人でも妊娠や肥満などが原因でお腹に圧力がかかって発症することがあります。子どもの臍ヘルニアに比べて大人の臍ヘルニアは悪化しやすいといわれているため注意が必要です。

腸がおへそから飛び出ると痛みをともない、腸を押し戻すことで痛みは軽くなります。しかししばらくするとまた飛び出て、痛みを感じるようになります。

出べそ以外でもおへそに痛みを感じることも

出べそ以外でも妊娠中におへそに痛みを感じることがあります。いくつかご紹介します。

お腹が大きくなるにつれておへその周囲に圧迫するような痛みを感じ、さらに子宮がボールのように固くなった場合は「張り」の可能性があります。早めに医師に相談してください。

おへそ周辺がズキズキ痛み、さらに便通が悪い日が続いていれば、原因は便秘かもしれません。腸に溜まった便が大きくなった子宮に圧迫されて下腹部に痛みを感じることがあります。

骨盤と子宮を固定している「円靭帯」が、子宮が大きくなるにつれて引っ張られると、おへそ周辺にキリキリした痛みを感じる可能性があります。

お腹が大きくなるとおへそが引っ張られ、おへそに負担がかかって起こる痛みもあるようです。

妊娠中にできる妊婦の出べそ対策

サポーターなどで下腹部を支える

妊娠中にできる出べそには様々な原因があるため、すべての出べそに効果的な対策をすることは困難です。ただ腹圧が原因で出べそに見える場合は、出産を待てば解決することがほとんどです。

腹直筋離開が原因の出べそにはサポーターが有効です。サポーターで下腹部を支えるなどの対策をしましょう。

サポーターを使うときはお腹が広がりすぎないように真ん中に寄せながら下腹を支えます。腹直筋が広がらないよう対策をすることで、おなかの赤ちゃんのおさまりもよくなる傾向がありますよ。

サポーターを使うときに注意したいのが、締めつけないことです。お腹を締めると骨盤や内臓の位置、血流に影響を与えてしまいます。力加減に注意して、優しくふんわりと寄せてください。
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teniteo WEB編集部

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