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妊婦が出べそになる理由とは。お腹の膨らみによる出べそと病気の違い

妊婦が出べそになる理由とは。お腹の膨らみによる出べそと病気の違い

妊娠中にできる妊婦の出べそ対策

サポーターなどで下腹部を支える

妊娠中にできる出べそには様々な原因があるため、すべての出べそに効果的な対策をすることは困難です。ただ腹圧が原因で出べそに見える場合は、出産を待てば解決することがほとんどです。

腹直筋離開が原因の出べそにはサポーターが有効です。サポーターで下腹部を支えるなどの対策をしましょう。

サポーターを使うときはお腹が広がりすぎないように真ん中に寄せながら下腹を支えます。腹直筋が広がらないよう対策をすることで、おなかの赤ちゃんのおさまりもよくなる傾向がありますよ。

サポーターを使うときに注意したいのが、締めつけないことです。お腹を締めると骨盤や内臓の位置、血流に影響を与えてしまいます。力加減に注意して、優しくふんわりと寄せてください。

無理のないお腹周りの体操やマッサージ

出べその原因の一つ、腹直筋離開の予防に効果的なのが腹直筋を鍛えることです。しかし、妊娠中に筋トレをするわけにはいきませんね。

妊娠中に有効な手段が腹直筋を柔らかくすることです。子宮が大きくなるにつれて腹直筋も伸びるので、体操やストレッチ、マッサージなどで筋肉や皮膚を柔らかくしておきましょう。

体操やストレッチは軽く身体をひねるだけでも効果的です。例えば四つん這いの形になってゆっくりと背中を丸めたり反らしたりします。ただし、下腹部に違和感があったらすぐに中止してください。

マッサージは手のぬくもりをお腹に伝えるだけでも血流がよくなります。皮膚や筋肉に栄養が行き届きやすくなり、腹直筋離開に対して効果が期待できますよ。

臍ヘルニアで痛みがあるときは早めに受診

妊娠中にお腹が大きくなることで起きる臍ヘルニアは、産後に自然と治ることが多いようです。しかし妊娠中におへそ周りにジリジリとした痛みが続くようであれば、対応が必要になります。

多くの場合、おへそから突出した部分を押し込めばお腹の痛みは治まります。そのため妊娠中はおへそを圧迫固定しておくことが有効です。

圧迫固定の簡単な方法は、ガーゼなどを丸めておへそに置き、テープで強めに止めておきます。こうすることでおへそから腸が出てこないように予防することができます。

圧迫固定でも対処できず、また頻繁に痛むようであれば、外科的処置が必要になることもあるようです。いずれにしてもおへそ周りに違和感を感じたら早めに医師に診てもらうようにしましょう。

まとめ

一般的に妊娠中は出べそになりやすいといわれています。お腹が大きくなるにつれて腹圧が高くなり、後ろから押し出されるように出てくるのです。

そのためほとんどの出べそは、出産後に少しずつ戻っていきます。産後半年ごろまでは様子を見るようにしてください。

一方、出べそには腹直筋離開や臍ヘルニアなど、病気の可能性も考えられます。おへそ周りに痛みが出たり少しでも「おかしいな」と感じたりしたら、早めに医師に相談しましょう。

出べそが気になる場合は無理のない範囲で、妊娠中にできる対策に取り組んでくださいね。
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