1人で出産することになるかも。準備するものや体験談を紹介!
出産は、ママにとって一世一代の大仕事。中にはさまざまな事情により、1人で出産に臨まなければいけない場合もあるかもしれません。「1人で大丈夫かな?」とだれもが不安になることでしょう。今回は、1人での出産の心配が少しでも和らぐよう、準備するものや先輩ママの体験談などを紹介します。
準備しておいたほうがよいものは?
わかりやすい所に連絡先を!
まずは、パパ・両親・産院・タクシー会社などの連絡先を、一目でわかりやすいところに貼っておきましょう。見ながらすぐ電話がかけられるよう、電話機の近くがよいですよ。パパや両親は、どこにいても連絡が取れるように、携帯番号・自宅・勤務先なども書いてください。タクシー会社は、事前に「陣痛タクシー」に登録しておくと便利です。しかし、「すぐ来る」と約束されているものではありません。もしもに備えて、タクシー会社も数社連絡先を調べておきましょう。
また緊急事態が起きたとき、近所の人や近くの友人にも助けが求められるようにしておくと、より安心ですよ。
常に持ち歩いておいたほうがよいもの
・母子手帳
・診察券
・保険証
・携帯(必要な連絡先をあらかじめ登録しておくこと)
・生理用ナプキン(多く破水したときを考えて、夜用も持っているとより安心)
これ以外にも汚れものを入れたり、破水してタクシーに乗るときに座席にひいたりすることができる「ビニール袋」もあるとよいですよ。同じく破水を考えて、ハンカチがわりに「大きめのハンドタオル」を持っているとより安心です。また理想の出産ができるよう、「バースプラン」を記載したものがあれば、一緒に入れておきましょう。
入院セットはしっかり準備
準備する際は、「出産時」「入院生活時」「退院時」と分けて必要なものを考えると、用意しやすいです。産院からも「持ちものリスト」が渡されると思いますので、照らしあわせて準備していきます。
入院中など、後からパパや家族が荷物を届けることができる場合は、入院時の荷物と、退院時の荷物を分けて荷造りしておくとよいですよ。ママは入院時に必要な荷物だけ持っていけばよいので、だいぶ負担が減ることでしょう。
いつ病院に連絡する?お産の始まり
陣痛が定期的に起こるようになったら
お産につながる「陣痛」とは、一定時間痛みが続き、その後ぴたっと痛みが引き、そしてまた痛みが来る、というような規則的に起こる子宮の収縮をいいます。本陣痛では徐々に痛みも増し、痛みの時間も長くなります。一般的に病院に連絡するタイミングは、「初産では陣痛が10分間隔になったら」「経産婦なら15分間隔になったら」といわれています。
しかしこれらはあくまでも一般的なことなので、ちょっとでも不安に思ったら産院に連絡をして状況を説明してみましょう。このときに痛み以外の症状もあれば、それも必ず伝えてくださいね。
陣痛の間隔を時計やアプリを使って計測
また最近では、陣痛専用のアプリもあります。陣痛がきたらボタンを押すだけで、陣痛間隔が計測できます。履歴の表示も簡単に行え、事前に産院や家族の連絡先も登録でき、連絡が取れるところも便利です。
さらに、家族間でアプリを共有できるものもあります。ママが登録した記録が見れるので、離れていても状況がわかり、お産を一緒に迎える気持ちになりますね。
破水からお産が始まることも
破水をしたら、すぐ産院に電話をしましょう。破水したからといってすぐに赤ちゃんが産まれるわけではありませんが、羊水が少なくなることで、赤ちゃんが細菌感染する可能性が高まります。破水した場合は、シャワーやビデなどで洗い流さず、清潔なナプキンなどを当てて産院へ向かいましょう。
振動でさらに羊水が流れ出てしまう可能性がありますので、向かう際は徒歩ではなくタクシーなどを利用しましょうね。
1人で出産を経験した人の体験談
パパはいてもいなくても変わらなかった
たとえば、
「陣痛で苦しんでいるとき、パパは爆睡」
「痛がるママにオロオロするだけで、なにをするわけでもない」
「なかなか産まれず、待ちくたびれた顔をして腹が立った」
男性にとっては、お腹に赤ちゃんがいることも、陣痛もまったく未知の世界。ましてや出産するなんて、自分の体では想像がつかないもの。そのため、ママのしてほしいことを想像して行動することが難しいのかもしれませんね。