妊娠中は食べつわりの症状が辛い!ママにできる対策や気をつけること
妊娠中は色々な症状のつわりに悩まされることもあります。中でも食べつわりの症状が辛く感じることもあるでしょう。そこで今回は、食べつわりの原因と食べつわりを乗り切るための対策、食べつわりのママが気をつけたいこと、などについてお話しします。ぜひ参考にしてみてくださいね。
妊娠して起こる食べつわりの原因は?
妊娠中のホルモンの影響で吐き気がする
お腹に赤ちゃんが宿ると、ヒト絨毛性ゴナドトロピンというホルモンが上昇し、妊娠を継続するために必要な黄体ホルモンが分泌されます。そしてそのせいでつわりの症状があらわれるといわれ、吐き気がしたり、食べないと気持ち悪くなったりとそのあらわれかたも個人差があります。
つわりの症状には個人差があるだけでなく、妊娠のたびに症状の重さが変わることもあるので、第一子のときはきつかったけれど、第二子のときは軽かったという人もいますよ。
自律神経の乱れが消化機能に影響している
妊娠すると、妙に甘いものばかり食べたくなるという人がいるのは、このせいかもしれませんね。
消化機能を促進したり抑制したりする自律神経の働きが、ホルモンバランスの影響で乱れることにより、食べつわりや吐きつわりの症状があらわれます。
辛いつわりの症状、何とかしたいと考えるママも多いようですが、いまのところ妊娠による自律神経の乱れを整える画期的な方法はなく、気持ち悪くなりすぎないよう、対策を考えるしか乗り越える方法はないようです。
低血糖で吐き気がして食べずにはいられない
しかし妊娠をすると、ママの胎内で胎盤が形成されたり、子宮が大きくなったりするなど、妊娠していないときとは違ったことでエネルギーを消耗しています。そしてお腹が空くと、血糖値が下がり低血糖の症状を示すことがあります。
妊娠中に低血糖になると、眠気や疲労感、空腹感や食欲不振、甘いものが食べたくなるなどといった、様々な症状があらわれます。
妊娠中の低血糖による症状は辛いものばかりですが、上手につき合ってこの時期を過ごすようにしたいですね。
食べつわり対策をして辛い時期を乗り切ろう
1回の食事量を減らし食事の回数は増やす
つわりの症状に悩まされるあまり、ずっと食べ続けているとママとお腹の赤ちゃんに悪影響をおよぼしかねません。元気な赤ちゃんを生むためにも、食べつわりとうまくつき合っていくことが大切です。
まずは1回の食事量を減らし、その分食事の回数を増やすようにしましょう。食べつわりがあるときは、普通に朝、昼、晩と3食食べるだけではその間にお腹が空いて気持ち悪くなることもあります。できるだけお腹が空く時間を減らすためにも、食事の回数を増やすようにしましょう。
3食以外に2~3回ぐらいの補食をすると空腹を我慢する時間が減るので、気持ち悪くなりにくくなりますよ。
飲み物やガムで空腹感を紛らわす工夫を
飲み物の場合、ジュースだと糖分が多くカロリーが気になるので、できるだけ炭酸水やハーブティー、スープなどを取り入れるようにしましょう。ハーブティーの中には、妊娠中には勧められない成分が含まれているものもあるので、注意して選んでくださいね。ハーブの優しい香りに、心身が癒されることでしょう。
また、スープもおすすめですよ。スープだとお腹も満たされるので、過食対策にもぴったりですよ。
外出中の空腹対策にはガムも便利です。普段はあまりガムを食べないというママもいるかもしれませんが、食べつわり対策には有効なので試してみてくださいね。
寝る前は枕元に食べるものを置いておく
朝食をとるまで我慢できればよいので、しっかりと食べる必要はなく、ほんの少量で十分です。個装のクッキーやビスケット、密閉された袋に入ったものであれば湿気る心配もないので便利ですよ。寝起きにすぐに食べることができるよう、枕元に置いてから眠るようにしましょう。
目覚めた後にほんの少し食べ物を口にするだけでも、食べつわりの気持ち悪さを改善することができますよ。ぜひ試してみてくださいね。
食べつわりのママが気をつけたいことは?
体重が増えすぎないようにする
妊娠中の体重増加にともない、高血圧や妊娠糖尿病などの病気になることがあるので、注意したいですね。特に妊娠糖尿病になると食制限をしながら妊娠生活を送らなければならなくなるので、辛く感じるママもいますよ。
ほかにも、肥満により帝王切開時の麻酔が効きにくくなったり、赤ちゃんが大きく成長しすぎて難産になったりなど、様々な弊害をおよぼすことがあります。
ママと赤ちゃんの健康のためにも、体重が増えすぎないよう上手にコントロールするようにしましょう。