幼児期の自然体験が子どもを強くする!おすすめの自然体験や場所
子どものころは自然に触れさせたほうがよいといわれています。しかし、自然と触れさせるといっても、どうやればよいかわからないママも多いのではないでしょうか。今回は自然体験が子どもに必要な理由や、子どもに与える影響、手軽に自然と触れ合う方法を紹介します。
家の近くにある自然の多い公園
幼児期の子どもに自然体験が必要な理由
自然と触れ合うことは成長につながる
しかし、インターネットやテレビで得られる知識は、あくまでも文字や画像です。例えば、猫の種類や育て方を知ることはできても、猫の体の温もりや匂い、抱きしめたときに湧き上がる感情を知ることはできませんね。
自然と触れ合うことは、体験をとおして「感覚」や「感情」を知り、心の土台を作ることです。しっかりとした土台があって初めて、知識や情報を活かすことができるのではないでしょうか。
心と体が大きく成長する幼児期に自然と触れ合うと、しっかりとした心の土台を作ることができますよ。
自然体験が子どもの力を伸ばす
子どもは、木の枝や木の葉を使って屋根を作ればいいと考えるかもしれませんね。では、どうすれば快適な空間を作ることができるのでしょうか。
また、川に足をつける場合は川が安全かを確かめなくてはいけませんね。子どもは川の安全を確かめるために、住んでいる魚を観察したり、石を投げてみたりするかもしれませんね。
自然の中では、想像力や観察力を働かせなくては快適な環境を得ることができません。自然体験は子どもたちの生きる力も伸ばしてくれますよ。
親子で一緒に同じ体験ができる
パパやママは子どもが知らない星座や虫の名前、自然の道具を使った遊びをたくさん知っているので、子どもだけで自然遊びをするよりも深い体験をすることができますよ。
また、子どもの想像力や危険予知能力は不十分なため、子どもは「安全」だと考えていても実際は危険なこともあります。パパやママが見守ることで、子どもを思わぬ事故やケガから守ることができますね。
子どもが小さいうちはパパやママがリードして、子どもが成長したら少し離れた距離から見守るとよいでしょう。いろいろな感動や体験を親子で共有して、家族の絆を深めることができたらよいですね。
幼児期の子どもにおすすめの自然体験は?
虫取りなど生き物との触れ合い
虫を捕まえて飼育するときは虫について調べなくてはいけませんので、子どもは自分で興味を持ったことを学ぶ力を身に着けることができます。また、虫の寿命は人間に比べるとずっと短いため、虫によっては生まれてから死ぬまでを見ることになり、命について考える機会を得ることができますよ。
ただし、虫が苦手、虫が怖いという場合は、無理に虫取りや虫の飼育にチャレンジする必要はありません。
動物園や牧場で羊やヤギなど、さまざまな動物に触れ合うこともおすすめです。温かい動物たちと触れ合うことは、優しい心を育てる効果が期待できますよ。
食べものを知る農業や味覚狩り
農業は土に苗を植えて水をやればよいというわけではなく、植物の成長を見て間引きや肥料をまいたりしなくてはなりません。植物は動物のように鳴くことも動くこともないため、じっくり観察する力を育てることができますよ。
また、収穫した後は調理体験もできるほか、野菜嫌いな子が野菜を食べられるようになるなど、食育の効果も得ることができます。
貸農園や自宅の花壇で本格的な農業体験をすることもできますが、近くに貸農園がない、マンションなどに住んでいる場合などは、プランター菜園や野菜栽培キットがおすすめです。
自然を感じる山登り体験
山登りは、子どもの体の成長を助けるだけではなく、パパやママのストレス解消に役立ちます。頂上からの景色を楽しんだり、お弁当を一緒に食べたり、親子で喜びを共有することができますね。
ただし、山には蜂やクマなどの危険な生物がいるので注意しなくてはいけません。また、子どもの体力に合わせた山やコースを選ぶ必要があります。
子どもと一緒に登るなら標高300m程度の低い山が最適です。地域のお年寄りが散歩コースにしている山や、近所の幼稚園が遠足で登る山を調べてみるとよいでしょう。
幼児期の子どもでも自然体験ができる場所
例えば、住宅街にある公園でも、桜やイチョウなどの木が植えられていることが多く、春になるとタンポポ畑になる芝生や、季節ごとの花が咲く花壇もあります。大人には物足りないかもしれませんが、幼児期の子どもにとっては、自然と触れ合うことができる場所です。
また、都市部でも神社やお寺などの周囲は自然が残っていることが多いほか、各自治体が管理する「自然公園」などもあります。
公園によっては園内でお弁当を食べることもできますので、ピクニック気分で自然体験を楽しむのもよいかもしれませんね。