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2歳児とのコミュニケーションの取り方は?ママは会話を促す声掛けを

2歳児とのコミュニケーションの取り方は?ママは会話を促す声掛けを

2歳といえばスムーズに話す子と、なかなか言葉の出てこない子と個人差がある時期です。2歳児とコミュニケーションを取りやすくするために、ママはどのような声掛けをしたらよいのでしょうか。2歳児のコミュニケーションの取り方の特徴と、会話を促す声掛けはどのようにしたらよいのかをまとめてご紹介します。

2歳児の言葉の発達の特徴を知ろう

二つの言葉の繋がりを理解してくる時期

2歳児といえば、お話を上手にできる子もいれば、言葉があまり出てこない子もいて個人差が大きい時期になります。それでも言葉の発達の目安はありますので紹介しますね。

2歳児は覚えている言葉の繋がりを理解してくる時期です。例えば「ブーブー、きた」「まんま、たべる」などの二つの単語を繋げて話ができるようになります。

これは今までたくさん覚えてきた単語をママやパパの話を聞いて意味を理解して、真似をするようになるためです。発達が早ければ3~4語を繋げて話ができる子もいます。

なかなか言葉が出てこない子もいますが、ママやパパが言っていることを理解している様子であれば心配することはありませんよ。時期がくれば話をするようになるでしょう。

男の子と女の子では発達に差が出ることも

「女の子の方が話すのが早い」と聞いたことはありませんか?男の子と女の子では言葉の発達に違いがあるといわれています。

男の子と女の子では脳に違いがあります。脳には右脳と左脳を繋げる脳梁という部分がありますが、女の子の方が男の子より約2割大きいのです。

言葉を理解したり話したりするときは左脳を使いますが、女の子は左脳だけでなく右脳も使っています。脳梁が大きい分、左右の橋渡しがしやすいのでしょう。男の子は右脳と左脳を使い分けていますから、話をするために使う脳の部分も男女で違うのです。

脳の成長の仕方も男の子と女の子では違い、女の子の方が言語機能を司る脳が早く発達すると考えられています。それで発達に差が出ることがあるのですね。

個人差があるのでママは焦らず見守って

周りのお友だちよりわが子が話すことが少ないと心配しますよね。個人差があるとわかってはいてもわが子のことになると気になるものです。

言葉は初めに理解をしてから話をするようになります。発達には個人差がありますから、発達のペースがゆっくりな子どもの場合、2歳では言葉を理解して頭の中にためている時期なのかもしれません。

2歳半を過ぎたころからためていた言葉を出し始めるように、一気に話し始めることもあるでしょう。話すことが遅くても、周りが話していることが理解できているようであれば心配ありません。

ママも意識して話し掛けることを増やしたり、絵本を読んだりして、言葉に触れる機会を増やしながら、子どもの話すペースを見守りましょう。

2歳児のコミュニケーション能力を伸ばそう

ママは子どもの言葉に応えるようにする

子どもの言葉の発達が気になるようであれば、ママも意識して子どもとコミュニケーションを取るようにしましょう。そうすれば、子どものコミュニケーション能力を伸ばすことができるかもしれませんよ。

まず、子どもが話をしたらママも同じ言葉を繰り返して言ってみましょう。子どもが話したことをオウム返しをするのです。「ワンワン」と言ったら、「ワンワンね。ワンワン、きたね」とさらに二語文にして返すと真似しやすくなりますよね。

また、子どもが話したことはまずはきちんと聞いて反応を返しましょう。ママが相手にしてくれる安心感が得られたら、コミュニケーションが楽しいことと感じてくれるでしょう。楽しければ自分からコミュニケーションを図ろうとしてくれますよ。

絵本やテレビを通じて会話を楽しむ

子どもに絵本を読んで聞かせていますか?絵本の読み聞かせをすることで情緒が豊かになり、想像力が養われるなどのメリットがありますが、同時に語彙力を増やす効果もあるのです。

普段の生活ではあまり聞くことのない言葉も絵本の中には出てきますから、覚える言葉も広がりますね。そうして覚えた言葉を使ってさらに会話を楽しむことができるでしょう。

絵本だけでなくテレビからも多くの言葉を聞くことができます。テレビを見せているだけではよくありませんが、Eテレの幼児向け番組など参加型の内容のテレビを一緒に見ればよいですね。

ママと一緒にテレビを見て、内容について会話を楽しみましょう。テレビで聞いた多くの言葉を覚えることで、コミュニケーション能力も養われていくでしょう。

言葉がうまく出ないときはママが代弁を

言葉をたくさん覚えているのに、話をするのは苦手な子もいます。子どもの言葉がうまく出ないときはママが代弁をしてあげましょう。

子どもがどう言ったらよいかわからないときに、ママが代わりに言ってくれたらどう言えばよいのかがわかりますよね。しばらくしたら自分でスムーズに言えるようになるでしょう。

子どもとご飯を食べているときに「まんま、おいしいね」と言ったり、転んで泣いているときに「転んで痛いね」などと言うのもよいですね。こうした経験を通じて子どもはどう言ったらよいかを学んでいきます。

そのうちにママの真似をして言葉がうまく出るようになるでしょう。ママが自分の気持ちを理解してくれているということも一緒に伝わりそうです。

2歳児との会話でママが気をつけたいこと

子どもの伝えたいことを先回りして言わない

2歳児になれば自分の意思を伝えようとして話をするようになってきます。子どもが話す前にママが先回りして言ってしまうと、自分で伝えなくても大丈夫だと思い、なかなか話をしないこともあります。

ママは一度自分のかかわり方を振り返ってみましょう。子どもが何かしようとする前にママが推測して動いていませんか?子どもが意思表示をするまでは待つことが大切ですよ。

また、子どもに話し掛けるときは単語のみで話し掛けるのはやめましょう。子どもはママの話し方を真似することが多いですから、子どもが真似をしやすい言葉で話し掛けるとよいですよ。

そうかといって長文では真似しづらいので、2歳児に話し掛けるときは二語文を意識するのがポイントです。
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