出産後の飛行機移動のメリットとは?役に立つ子連れ搭乗の基礎知識
里帰り出産からの帰宅や帰省、旅行など、子連れで長距離を移動する場合に飛行機を利用しようと思っていても、子連れでの搭乗に不安を抱えるママもいるのではないでしょうか。ここでは、飛行機移動のメリットと子連れ搭乗のときに知っておきたい基礎知識について、紹介します。
赤ちゃんの搭乗についての予備知識
おおむね生後8日ごろから乗れる
LCCなどでは、医師の診断書があれば生後8日以内であっても搭乗可能としている航空会社もあります。また、赤ちゃんが飛行機に乗るときは大人などと同乗が必須とされています。同乗者は必ずしも親である必要はなく、12歳以上としている航空会社が多いですよ。
なお生後8日から国際線にも搭乗可能ですが、パスポートが必要になります。産後すぐに国際線に乗る予定がある場合は、手続きについて事前に確認をしておきましょう。
乳児や幼児の料金設定の目安
3歳以下で無料になるのは、あくまでも大人の膝の上に座り座席を必要としない場合に限ります。フライト時間が長い場合や大人の膝の上で大人しく座っているのが難しい場合は、3歳以下であっても小児運賃を支払って座席を確保してもよいでしょう。
2歳未満の子どもに座席を用意する場合は、チャイルドシートが必要です。航空会社によってはレンタルも可能なので、事前に確認をしておきましょう。
赤ちゃんが飛行機に乗るときのリスク
機内は気圧が低く、酸素濃度も地上と比べると低くなります。小さく生まれた赤ちゃんや心肺機能に問題のある赤ちゃんの場合は、事前に医師に相談し指示を仰ぐと安心です。
離着陸時には、気圧の変化により大人でも耳が痛くなることがありますよね。耳抜きのできない赤ちゃんの場合、離着陸に合わせて授乳をするとよいでしょう。
ほかにも、乾燥した機内に不特定多数の人と一緒になることで、ウイルス感染のリスクなどもあります。これらを踏まえ、生後8日ごろから飛行機に乗ることはできますが、やむを得ない理由がある場合を除き、生後1カ月以降に飛行機に乗る方が好ましいでしょう。
出産後に子連れで飛行機移動するメリット
客室乗務員のサポートがうれしい
その一つが、客室乗務員によるサポートです。電車や新幹線には乗務員がほとんどいませんが、飛行機にはホスピタリティ溢れる客室乗務員がいます。子どもを抱っこしながらだと難しい手荷物の収納を助けてくれたり、各社のロゴの入ったおもちゃを貰えたりと子連れのママには嬉しいサポートがたくさんあります。
ママがトイレに行きたいときには子どもを見ていてくれるなど、困ったときには声をかければ可能な限りサポートをしてくれます。赤ちゃんの扱いにも慣れた客室乗務員の方も多く、搭乗中のママの味方になってくれますよ。
長距離移動ほど所要時間に陸路との差が!
空港までの所要時間の長さや離着陸までの時間にもよりますが、出発してしまえば新幹線や電車よりも早く目的地に着くことができます。うまくいけば、子どもが寝ている間に目的地に着いていた、ということも可能になります。
例えば東京から札幌に向かうとすると、新幹線だと最速でも8時間近くかかる一方、飛行機を使うと3時間ちょっとで着くことができます。
移動距離が長いほど、所要時間を考えた場合については飛行機を使うメリットが大きいですね。
ベビーカーや荷物を預けられるから身軽
飛行機での移動の場合、基本的にはベビーカーは機内に持ち込むことができません。空港に着いたら大きな荷物やベビーカーを預け、搭乗までの間や機内では最小限の手荷物だけを持って移動することになります。
ベビーカーは、規定のサイズ内であれば無料で預けることができます。無料で預けることのできるベビーカーのサイズは航空会社や機体の大きさによって違いがあるので、事前に調べておくと安心です。
ベビーカーを預けた後は、貸出用のベビーカーがあるので搭乗直前までベビーカーを使って移動ができるので安心してくださいね。
子どもと飛行機に乗るときのコツとは
子どもの年齢や性格に応じた座席選びを
授乳が必要な赤ちゃんを連れて飛行機に乗る場合は、通路側やトイレ付近を選ぶと人通りがあり、授乳中に人の目が気になることもあるので窓側を選ぶとよいですよ。窓側を選ぶと外の景色を見ることができるので、子どもの気分転換にもなりますね。
長時間のフライトで立ってあやしたり、おむつ替えなどで何度か離席したりすることが予想される場合は、通路側の方が安心です。歩き回る子どもがいる場合で長時間のフライトの場合も、大人しく座っていることが難しく、機内を歩き回る可能性があるので通路側がおすすめです。