【宮城】こけしの製作実演と絵付けが体験できる「丑蔵庵」
遠刈田温泉近くの新地こけしの里にある「丑蔵庵」を紹介します。温泉街も近く、家族での旅行や観光客が集う店舗では、子どもも楽しめるこけしの絵付け体験や東北のこけしが多数展示されています。また、おみやげ品も充実しており、遠刈田に遊びに行ったときには、寄ってみたいお店です。
歴史ある遠刈田こけしを体験しよう
絵付けの体験をしてみよう
こけし発祥の地と言われる遠刈田温泉新地は、伝統こけしの系統の一つ「遠刈田こけし」や温泉地「遠刈田温泉」が有名で、昔は湯治場として栄えた場所です。その温泉地周辺には、こけし工房が軒を連ねる「新地こけしの里」があります。
その集落の中に、こけしの絵付け体験や東北11系統のこけしが展示している「丑蔵庵(うしぞうあん)」があります。
木の温もりを感じる丑蔵庵には、観光客を中心に県内外問わずお客さんが訪れ、絵付け体験や買い物を楽しむ方が多くいます。
子どもでも気軽に楽しめるこけしの絵付け体験は、1〜50名まで受け入れ可能で、家族連れや友達同士の旅行で記念にオリジナルこけしを製作していきます。体験は予約制となっており、希望日の3日前までに予約をしましょう。
絵付けの場所は、東北のこけしが並ぶ展示コーナーで行います。椅子に子どもが座って絵付けをするのにちょうどいい高さになっています。店内はベビーカーでの入店も可能なため机の横に置くことができ、赤ちゃんがいてもそばで見守ることができます。
また、大人数での体験の場合は、店舗2階の和室を使って行うこともあるようです。
自由に大胆にこけしに筆入れ
絵付けを行うこけしのサイズは、約18cmの六寸タイプ(1本1,000円)です。また、六寸よりも大きな八寸サイズ(約25cm)を希望の場合は、事前に伝えておくと用意をしてもらえます。
工人さんが使うものと同じ黒、赤、緑の染料を使って、真っ白なこけしに自由に絵を描いていきます。染料は、服に付いてしまうと落とすのが難しいため子どもが絵付けを行う際には、気をつけましょう。
上手に絵付けを行うには、どんなこけしにしようかイメージをしてから描くとスムーズに進めます。なかなかイメージが湧かない、という方は絵付けを行う場所が様々なこけしが並ぶ展示スペースなので、お気に入りのこけしを見つけて真似をしてみるのもいいかもしれません。
絵付けを行うときは顔、頭、胴体の順に描いていきます。顔を描くのはちょっと勇気がいると思いますが、はじめに顔を描くことで全体をバランスよくできあがります。
とは言っても、子どもの場合は自由に描き始めてしまうことも。そんなときは、どんなこけしができるかワクワクしながら楽しみにしておきましょう。
中には、ママのスマホで子どもが好きなキャラクターを表示させて親子で絵付けを行う人もいます。自由にオリジナルのこけしを作って旅の思い出にしましょう。
絵付け自体の所要時間は40分が目安です。子どもなど、大胆に絵を描く場合は15分くらいで完成する子もいます。早く終わってしまったときは、コマやけん玉など木地玩具が置いてあるので昔の遊びをすることができます。
完成したこけしは、その日に持ち帰りが可能です。
こけし作りの製作過程も見学可能!
作業台の真横で見られる工人の技術