離乳食の食べ過ぎはどう防ぐ?食べ過ぎの原因やお悩み別の対処法
赤ちゃんが離乳食をたくさん食べてくれるのはうれしいことですが、欲しがるだけあげてもよいものなのか、もしかしてうちの子は食べ過ぎなのではないかなど、さまざまな悩みも出てきますよね。そこで今回は、離乳食の分量の目安やすぐに実践できる食べ過ぎを防ぐ工夫、お悩み別の対処法などをご紹介します。
食べ過ぎってどれくらい?離乳食の目安
どれくらい与えればいい?離乳食の目安
離乳食は生後5、6カ月の頃に開始するのがよいとされています。離乳食を始めるときは、まだ栄養のほとんどを母乳やミルクから摂取しています。ですから、1日に1回1さじから始めて少しずつ増やしていきましょう。
離乳食を開始してから1カ月後の分量の目安は、約70g前後です。メニューはつぶし粥と野菜のペースト、豆腐などの柔らかい物をあげましょう。
生後8カ月頃に離乳食を2回食に増やします。分量は約150g前後です。生後10カ月頃には離乳食を3回食に増やし、分量も約170g前後になります。離乳食の硬さは子どもの成長を見ながら徐々に硬くしましょう。
体重で確認!食べすぎの目安
赤ちゃんが離乳食を食べすぎているのかが簡単に分かるのが、体重を計ることです。「うちの子は食べすぎではないか?」と心配な方は、毎日赤ちゃんの体重を計ってみるとよいかもしれませんね。
母子手帳には赤ちゃんの月齢別に、平均体重と身長のグラフが載っています。そのようなグラフを参考にすると、平均よりも太っているのかが分かりやすいのでよいですね。
食べすぎの原因や注意点
また、ご飯の時間ではないのに、赤ちゃんが泣いていると泣き止ませたい一心で、赤ちゃん用のおやつやジュースを与えるのも、食べすぎの原因になります。泣いているときにおやつをあげてしまうと、赤ちゃんは「泣いたらおやつをもらえるんだ」と思うので、おやつがもらえるまで泣き続けることもあります。パパやママは注意が必要ですね。
知りたい!食べ過ぎを防ぐポイント
汁物や野菜を増やしてかさまししてみる
また、離乳食を与えるときの順番も大切です。汁物から先に食べさせると、満腹感が得られることが多いです。汁物の後に野菜を食べさせて、その後にご飯とお肉やお魚の順番にすると、食べる量が減ったりカロリーを抑えられたりできますね。
汁物や野菜の料理も味付けが濃いとカロリーが高いので、薄味にすることをおすすめします。野菜は、さつまいもなどの味がある物は味付けをしなくてもよいですね。薄味にすると、赤ちゃんがたくさん食べても安心ですよ。
離乳食の硬さや大きさを変えてみる
また、離乳食の一口の大きさを少し小さくすると、離乳食を食べ終えるために何口も食べないといけないので満腹になりやすく、よいかもしれないですね。しかし、あまり小さすぎると噛まずに飲み込む可能性があるので、注意が必要です。
友人Aさんの話では、子どもが8カ月の頃にやわらかい食事ばかり与えていたそうです。しかし、食べ終わっても欲しがるので、少し硬めにすると量が減ったそうですよ。
ゆっくり食べさせてみる
友人Bさんの話では、ご飯の時間になると子どもが離乳食を手掴みで食べてすぐに食べ終わってしまい、お腹いっぱいにならないので、いつも泣いていたそうです。そこで、ママがお皿を持ってスプーンで少しずつあげるようにして、ゆっくり食べさせるよう工夫したそうです。
食べるスピードがゆっくりになると離乳食をよく噛むようになり、もっと欲しがって泣くこともなくなったと話してくれました。