卵を使った離乳食は冷凍保存が便利!冷凍や解凍の方法をご紹介
離乳食において、卵はアレルギーを起こしやすいといわれる食材です。そんな卵は、ごく少量から始める必要があるため、卵が余ってしまうと悩んでいませんか?ですが、卵を使った離乳食も冷凍保存が可能なのですよ。ここでは、便利な冷凍保存の方法や、上手な使い方についてお話していきます。
離乳食に卵を使って調理するときの注意点
離乳食に使う卵は新鮮なものを
卵の賞味期限は、生で食べることのできる期限を示すものなので、加熱して食べる場合は少し過ぎてしまっても問題がないこともあります。しかし、十分に加熱せずに与えてしまう可能性もあるので、購入からなるべく時間の経っていない、新鮮な卵を使うようにすると安心です。
なかには、パッケージに産卵日が記載されているものもあります。賞味期限は一番短い夏の場合でも、産卵日から2週間程度です。そのため離乳食用に卵を買うときは、賞味期限まで2週間程度あるものを選ぶと安心ですよ。
しっかりと火を通して調理すること
加熱の目安としては、沸騰してからさらに20分程度加熱するとよいでしょう。黄身まで完全に火の通った固ゆでのゆで卵を作ります。さらに、卵白は卵黄よりもアレルギーを起こしやすいため、まだ卵白を与えていない場合は、加熱後なるべく早めに卵黄と卵白を分けておく必要があります。これは時間が経つにつれて、卵白の成分が卵黄にうつってしまうのを避けるためです。
固ゆでだとパサパサしてしまうと思うかもしれませんが、白湯で滑らかに伸ばすので、少し茹ですぎと思うくらいで問題ありませんよ。
調理法を変えるときは体調に気をつける
初めて卵を使うときは、体調のよい日を選びましょう。そのほかにも、量を増やすときや調理法を変えて新しい食べ方をするときについても、体調のよい日を選ぶようにしてくださいね。ゆで卵は食べたことがあっても炒り卵は初めてというような場合も、まずは少量から始めるようにしましょう。
卵はアレルギーが出やすいこともあり、ほかの食材に比べて注意する点が多いです。最初は、アレルギーが出た場合のためにも、病院がやっている平日に卵を使うようにするとよいですね。
時短で便利!多めに作って冷凍保存
ゆで卵は卵黄のみを冷凍しよう
ゆで卵は、そのまま冷凍することはできません。卵白の水分が抜け、ゴムのように固くなってしまうからです。そのためゆで卵を冷凍する場合は、卵黄のみにしましょう。
固ゆでしたゆで卵を作ったら、早めに殻をむいて卵黄と卵白に分けます。そして卵黄部分を小分けにしたうえでラップなどに包み、軽くつぶして冷凍します。小分けする量については、離乳食の進み具合に応じて一回に食べられる程度の量にしてくださいね。
薄焼き卵は1枚ずつラップに包んで
フライパンに油をひいて熱し、一度に使う程度の卵で薄焼き卵を作ります。出来上がった薄焼き卵は、まずは十分に冷まします。そして、ラップに乗せてくるくると巻いて冷凍庫に保存します。くるくると巻くことによって、破れにくくなる効果があります。または、薄焼き卵を細切りにして錦糸卵にしたうえで、冷凍する方法もおすすめですよ。
薄焼き卵を作っておくと、オムライスなどに活用できますし、錦糸卵は必要な分だけ解凍して使ってもよいですね。薄焼き卵を冷凍保存しておくことで、離乳食のメニューのレパートリーが広がりますね。
いり卵は冷ましてフリーザーバッグで保存
ゆで卵と違い、全卵が利用できますし、薄焼き卵よりも手間がかからずに冷凍ができるのが炒り卵の魅力です。使うときも、必要な分だけを解凍して離乳食作りに使いましょう。解凍した炒り卵は、野菜やお肉などの具材とご飯と一緒に炒めてチャーハンを作ったり、サラダの具材として使ったりしてもよいですね。
炒り卵や錦糸卵を冷凍保存しておけば、メインの一品として使うだけでなく、ちょっと彩りを加えたいなという場合にも活用できるので便利ですね。